ふだんは問題なくパソコンの操作ができているけど、不具合が出ると、何をどうしていいかわからなくなってしまうという人は少なくないだろう。ここでは、Windowsパソコンの不調や不具合に遭っても、それを乗り越えるための技をお教えしよう。

❶「ファイル履歴」機能で自動バックアップ

▶対応OS:10/8.1

もし、重要な書類データをうっかり削除してしまったとしたら目も当てられない。

そんな手痛いミスを避けるためにも、重要なデータ類は「ファイル履歴」機能で自動バックアップしておこう。

そうすることで、いざというときに、元のファイルを復元することができる。

Windows10で「ファイル履歴」をオンにするには、「設定」の「更新とセキュリティ」を開いて、サイドメニューの「バックアップ」を選択。

続いて「ファイルのバックアップを自動的に実行」をオンにして、「その他のオプション」からバックアップ対象のフォルダーなどを設定すればいい。

「設定」から「バックアップ」を選択

画像: 「設定」から「バックアップ」を選択

「ファイルのバックアップを自動的に実行」をオン

画像: 「ファイルのバックアップを自動的に実行」をオン

バックアップの実行タイミングも最短で10分、最長なら1日ごとにスケジュールできるので、心配な場合は間隔を短めに設定しておこう。

なお、Windows8.1の場合は、「コントロールパネル」の「ファイル履歴」から同様の機能を利用できる。

※7では「以前のバージョン」という名称で同様の機能が用意されている。

❷システムが不安定なときに使える簡単チェック法

Windows対応OS:10/8.1/7

パソコンが不意にフリーズやシャットダウンを繰り返す場合、HDDやメモリーに何らかの問題が生じている可能性がある。

とはいえ、パソコンの本体を開けて、内部の様子を確認する必要はない。

WindowsにはHDDやメモリー用のチェックツールが標準搭載されていて、手軽に不具合の有無を確認できるのだ。

まず、HDDについては、ドライブの「プロパティ」からエラーチェックを実行可能。

万が一、エラーがあったとしても修復を試せるので、HDDの状態が気になるときには気軽に試してみるといいだろう。

●HDDのエラーチェック

「PC」フォルダーでドライブのアイコンを右クリックして「プロパティ」を開いたら、画面上部にある「ツール」タブを選択。

画像1: ●HDDのエラーチェック

あとは「エラーチェック」欄にある「チェック」をクリックするだけだ。

画像2: ●HDDのエラーチェック

ツールが起動して、HDDの状態を調べてくれる。

画像3: ●HDDのエラーチェック

一方、メモリーの状態チェックには、スタートメニューの「Windows管理ツール」にある「Windowsメモリ診断」を利用する。

診断を実行すると、パソコンが再起動したのちにツールが起動し、メモリーの動作テストを実施する。

不具合が見つかった際には、Windowsが起ち上がったあとに、その旨をメッセージで警告してくれる。ちなみに、Windows7では、「コントロールパネル」の「管理ツール」からアクセスできる。

●メモリ診断

❸「信頼性モニター」を使って不具合を特定する

Windows対応OS:10/8.1/7

画面の乱れやサウンドの不調など、ユーザーを悩ます数々のパソコントラブル。そんな不具合の中でも、原因を特定できない現象ほど厄介なものはない。

だが、もはやお手上げとさじを投げる前に、試しに利用してほしいのが「信頼性モニター」と呼ばれる機能だ。

「信頼性モニター」では、アプリのインストール状況や「Windows Update」の更新履歴など、パソコンに加えられた変更を逐一保存。

さらに、システムの安定度も折れ線グラフで示してくれるほか、エラーが発生した日時もしっかり記録されている。

●信頼性モニター

エラーは赤い「×」、アプリのインストールなどは青い「!」アイコンで表示。詳しい情報は、アイコンをクリックすれば参照することができる。

画像: ●信頼性モニター

こうした情報を基にパソコンが不安定になった日時を絞り込み、その直前の記録をチェックすれば不具合の原因を高い確度で推測できるというわけだ。

例えば、システムが不安定になる直前に、特定のアプリをインストールしていたなら、そのアプリが不具合の原因である可能性が高い。

そんなときはアプリをアンインストールして、様子を見てみるといいだろう。

●「信頼性モニター」の起動方法

「コントロールパネル」から「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」(7/8.1では「アクションセンター」)を表示。

画像1: ●「信頼性モニター」の起動方法
画像2: ●「信頼性モニター」の起動方法

続いて、「メンテンス」欄の「信頼性履歴の表示」をクリックすれば、「信頼性モニター」が起動する。

画像3: ●「信頼性モニター」の起動方法

❹アクセスランプがつきっぱなしのHDDを検証する

Windows対応OS:10/8.1/7

特段、作業をしているわけでもないのにHDDのアクセスが止まらないと、やはり不安な気分にさせられるもの。

そうした原因不明のアクセスを探るには、タスクバーの右クリック→「タスクマネージャー」を利用するのが手っ取り早い。

プロセス画面にある「ディスク」の項目を見れば、HDDにアクセス中のアプリを一目で把握可能。

原因がシステムアプリであれば大した問題はないが、もし見覚えのないアプリの場合は要注意。心配なときは、念のためアンインストールしたほうがいいだろう。

●タスクマネージャー

現在、HDDにアクセスしているアプリは、プロセス画面の「ディスク」項目でチェック可能だ。

画像1: ●タスクマネージャー

意図せぬアクセスの原因が不要なアプリだったら、「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」から該当するアプリをアンインストールしておいたほうが無難だ。

画像2: ●タスクマネージャー

❺最終手段の「セーフモード」起動をマスターする

Windows対応OS:10/8.1/7

パソコンの動作が、もはや回復不可能というほど不安定な場合に、最後の望みの綱として利用するのが「セーフモード」起動だ。

「セーフモード」は、Windowsの動作に最低限必要なファイルのみを読み込んで起動する仕組みのため、トラブルが深刻な状態であっても利用できる場合が多い。

まず「セーフモード」で起動して重要なファイルをバックアップしてから、アプリやドライバーのアンインストールなどを試しつつ、問題解決を地道に探っていくことになる。

「セーフモード」起動は、Windows8.1/10なら「設定」の「回復」項目にある「PCの起動をカスタマイズする」から利用可能。

Windows7の場合は、パソコン起動時にキーボードの「F8」キーを押せば、「セーフモード」で起動する。

「設定」メニューの「回復」から「セーフモード」を起動する

画像1: 「設定」メニューの「回復」から「セーフモード」を起動する
画像2: 「設定」メニューの「回復」から「セーフモード」を起動する

また、「回復ドライブ」を作っておけば、Windowsが起動できない状態でもセーフモードを利用できるので、必ず事前に準備しておこう。

「回復ドライブ」の準備

8.1/10の場合は、「コントロールパネル」の「回復」から「回復ドライブ」を作っておこう。

機種によって容量は異なるが、作成時には8G〜16Gバイト程度のUSBメモリーが必要となる。

画像: 「回復ドライブ」の準備

解説/篠原義夫(ガジェットライター)

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