プリンターの純正インクと互換インクの違いは何ですか?互換インクを使ってもいいのでしょうか?プリンターに悪影響が出ないか、少し心配です。

【読者から質問】

プリンターの純正インクと互換インクの違いは何ですか?互換インクを使ってもいいのでしょうか? 量販店で普通に売られているので大丈夫だとは思いますが、プリンターに悪影響が出ないか、少し心配です。(A・Oさん 大坂府 34歳)

編集部:これは、ガジェットライターの篠原義夫さんに聞きます。

【専門家から回答】

「家庭用プリンターの互換インクは、家電量販店でもよく見かけるようになってきました。今では、多くの人が、『互換インク』という言葉を耳にしたことがあると思います。とはいえ、たいていの場合、純正インクの代わりに使えるという程度の認識で、いったいどんな違いがあるかについてはよくわからないというケースがほとんどでしょう。そこで、まず『互換品』の定義を説明します。

基本的には、純正品を手掛けるメーカーとは別の企業が、代用品として販売している製品を指します。例えば、自動車のディスクブレーキパッドやワイパーブレード、バッテリーなども純正品以外は互換品といえますし、最近は、スマホの充電器やケーブルなどのアクセサリーにも多くの互換品が登場しています。

こうした互換品の最大の特徴は、純正品より安価である点です。そして、その傾向が特に強いのが、ほかならぬ互換インク(インクカートリッジ)なのです。

というのも、プリンター市場では、本体の価格を安く抑えつつ、インク代を高めに設定して利益を得ているという面があり、純正品と互換品の価格に大きな開きがあります。互換品は、場合によっては純正品の半額以下で売られている場合もあります。

法律的にも、互換インクがプリンターメーカーの特許を侵害しない限りは、特に問題になることはありません。むしろ、メーカーが強制的に互換インクを排除すると、独占禁止法違反になるおそれもあるという見方もあるくらいです」

イラスト/はやし・ひろ

編集部:質問では、プリンターに悪影響があるのかどうかという心配もありましたが……。

専門家:「そうですね。互換インクは、いいことばかりというわけではありません。使い勝手こそ純正インクとほぼ変わりませんが、品質は純正品には及ばない場合がほとんどです。また、レアケースですが、発売元によっては粗悪品もあるなど、デメリットも存在します。しかも、互換インクが原因でプリンターが故障した際は、メーカーの保証期間内であっても、無償修理を受けられないというリスクもあります。したがって、プリンターをたまにしか使用しないなら、印刷コストをさほど気にする必要もありませんし、安心感のある純正インクを選ぶのが無難でしょう。

一方、プリンターの利用頻度が高ければ、故障のリスクや品質には目をつぶり、互換インクで出費を抑えるのも一つの手でしょう。互換インクを使用し、インクカートリッジの交換をある程度繰り返せば、安価な新品プリンターを買える程度のコスト削減ができますし、万が一、プリンターが故障しても、元は十分取れているはずです。

もし、踏ん切りがつかないなら、現在使用中のプリンターの保証期間が切れたあとに、ダメ元だと割り切って互換インクを使ってみるのもいいでしょう」

編集部:なるほど。コスト削減を優先するなら、互換インクはありがたい存在というわけですね。ありがとうございました!

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