レーシック、ICLなどの視力矯正手術は、興味はあるが、情報収集しているうちに不安にかられる人が多いのも事実。そこで、自ら納得して手術を受け、「見えるのがあたりまえ」になったホリエモンの話に耳を傾けてみよう。また、極度の近視と乱視に悩まされている人に朗報のICLについても紹介しよう。

プロフィール

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年生まれ、福岡県出身。実業家、投資家。東京大学文学部在学中に有限会社オン・ザ・エッヂを設立し、後に社名を株式会社ライブドアに変更。ホリエモンの愛称で一躍脚光を浴びる。ブログ・メルマガ・SNS・動画配信などで情報を発信し続け、著書も多数。視力関連では、『「め」は大事』(Kindle版/HIU)、『むだ死にしない技術』(マガジンハウス)など。
■堀江貴文さんのホームページ http://horiemon.com/

寺田有希(てらだ・ゆき)
1989年生まれ、大阪府出身。女優、タレント、歌手。明治大学文学部卒業。『週刊ヤングジャンプ』の「制コレ05」で、グランプリを獲得。大手芸能事務所からの独立後、「ベンチャー女優」として活動し、舞台・映画・テレビドラマなどに出演。2018年3月には、自ら作詞・作曲したストリートラグビー公式応援ソング『さあ いこう』(日本コロムビア)をリリース。ICL手術を受けた前後の心境は、SNSの手記『note』に綴られている(https://note.mu/teradayuki/n/n1bacab74def8ほか、全4回)。

正しい知識を得ておけば余計な不安は生まれない

堀江貴文(以下、堀江) 僕が、視力矯正手術のレーシック(下の囲み参照)を受けたのは、約7年前。寺田さんは……。

寺田有希(以下、寺田) 私は、2年前にICL(下の囲み参照)を受けました。

堀江 世間ではいまだに、視力矯正手術に関する誤解があるでしょ。「誰にでも副作用があるのでは」とか、「失明することがあるんじゃないか」とか。そんなのはまったくの見当違い。フワフワした気持ちで勝手に想像をふくらませるから、そうした誤解や不安が生まれるんだよね。

寺田 レーシックにしても、ICLにしても、事前に術式についての正しい知識を得ておけば、余計な不安や恐怖は持たなくて済むってことですね。だからなんですね、『YouTube』で公開されているレーシック手術の様子(※1)を見ると、堀江さんは終始、落ち着いていましたもんね。

堀江 うん。とはいえ、自分の目に何かをされるというのは、誰でも嫌でしょ。そういう意味での怖さはあったけど、安全性や効果に対しての不安はいっさいなかったよ。

【そもそもレーシックって何?】

日本では2000年に厚生労働省から認可された屈折矯正手術。角膜の一部にレーザーを照射し、角膜のカーブを変えて屈折力を調整することで、近視や乱視などを矯正する。手術時間は、両目でおよそ15分前後。

画像: 角膜の上皮細胞層をめくり、角膜の実質層にレーザーを照射

角膜の上皮細胞層をめくり、角膜の実質層にレーザーを照射

画像: めくった上皮細胞部分をもどす。角膜の形状が平坦化する

めくった上皮細胞部分をもどす。角膜の形状が平坦化する

【レーシックはどんな人に向く? 費用は? どこで受けられる?】

◎角膜の厚さが薄い人や眼病によっては手術を受けられないこともあるが、事前の詳細な検査によって判断可能。
◎手術費のおおよその目安は、15〜40万円(保険適用外)。
◎日本眼科学会のガイドラインでは、同学会が認定する眼科専門医がレーシック手術を行うこととされている。

寺田 レーシックの場合、手術中に焦げたにおいがするんですよね?それでも動じなかった?

堀江 それは角膜にレーザーが当たったときのことだけど、「あぁ、たんぱく質が熱で変性してにおいがしてきてるなぁ」と思ったぐらいだよ。

寺田 さすがです(笑)。

堀江 寺田さんはどうだったの?

寺田 私も、ICLの術式を信頼してたから、変な恐怖心はありませんでした。ただ、私の場合は、事前の検査で「1000人に1人いるかいないか」のやっかいな目と診断されていたので……。

【寺田さんが受けたICLって】

世界的にはレーシックより前から行われていて、日本では2010年に認可された屈折矯正手術。有水晶体眼内レンズというレンズを、虹彩と水晶体の間に固定移植し、近視や乱視などを矯正する。手術時間は、両目で10〜15分前後。

画像: 角膜の端を約3mm切開して、折りたたんだ眼内レンズを入れる

角膜の端を約3mm切開して、折りたたんだ眼内レンズを入れる

画像: 眼内レンズが虹彩と水晶体の間に固定される。角膜を切開した穴は自然にふさがる

眼内レンズが虹彩と水晶体の間に固定される。角膜を切開した穴は自然にふさがる

【ICLはどんな人に向く? 費用は? どこで受けられる?】

◎角膜が薄い人も、すでにレーシック手術を受けた人も、ICL手術を受けることができるが、事前の詳細な検査によって判断される。
◎手術費のおおよその目安は、60〜80万円(保険適用外)。
◎ICLの手術は、専門のICL認定資格を持つ医師のみが行えるため、認定医のいる眼科・クリニックへ行く必要がある。

堀江 そうだったよね。寺田さんのICL手術については、その事前検査の結果から、手術日当日の様子、後日の感想まで、『YouTube』の『ホリエモンチャンネル』で公開したし(※2)。

寺田 そうそう。27歳だった当時、それまでの人生で「裸眼で生活していた期間」がたったの2年しかなかったんです。

しかも、事前検査ではっきりわかったのは、屈折度(ディオプトリー)が右目マイナス4.25に対して、左目がマイナス9.25という強度近視。いわゆる“ガチャ目”で、しかも、近視は左目が強いのに、乱視は右目のほうが強いというアンバランスな目。

さらに、事前検査にはありませんでしたが、両目での深視力(立体感や遠近感を把握する力)も低かったんです。

堀江 だから、角膜の厚さは普通にあったんだけど、レーシックを受けるのは厳しくて、ICLの手術を受けることになった。

寺田 はい。それでも、この自分の目が、たった15分の手術後にはっきり見えるようになるなんて、信じられないというか、「私の目でもだいじょうぶなの?」という思いはありました。

堀江 『ホリエモンチャンネル』の中でも実際に言ったように、寺田さんの場合、目が生き方にネガティブな影響を与えていると思ってたんだよね。それがICLでなくなるなら、人生をよくする意味でもいいんじゃないかと考えていたわけ。

寺田 いやー、ほんとうにありがとうございます(笑)。そのとおりになったと思います。

※1 YouTube「2011/4/12 神戸クリニックレーシックオペ
※2 『ホリエモンチャンネルクリニック』ほか全14回

コンタクトやメガネの煩わしさから解放された

寺田 私の場合は視力で言うと、左目は0.04が1.5に、右目も0.09が1.5になりました。堀江さんは?

堀江 左目が0.15から1.5に、右目は0.1から1.5になった。

寺田 やっぱりすごいですね。ただ、いくら短時間だったとはいえ、やはり手術を受けただけあって、当日は疲れましたね。

堀江 自分では気づかないうちに、いろいろと力が入っているんだろうね。レーシックの手術を受けた日は飲みに行こうと思ってたんだけど、まったく無理だった。まっすぐ家に帰って、すぐに寝ちゃったからね。

寺田 私もです。ごはんを作ることすらできなくて、買ってきたお弁当を家で食べました。

その後はどうでした?「コンタクトレンズやメガネのない自分」にすぐ慣れました?

堀江 ほら、僕と寺田さんでは、術前の近視の状態が違うじゃない。

僕の場合は“普通の近視”で、医師によっては「わざわざクリニックに来なくても、コンタクトやメガネで矯正すればいいよ」と言われちゃうぐらいのもの。だから、はっきりよく見えるようになっても、自分の中で混乱みたいなことはなかったよ。

画像: 1000人に1人いるかいないかのやっかいな目と診断された私が「うわっ、めっちゃ見えるやん!」

1000人に1人いるかいないかのやっかいな目と診断された私が「うわっ、めっちゃ見えるやん!」

寺田 そうなんだ。私は、「裸眼ではっきり見えている自分」っていうのを認識して、そんな自分に慣れるのに、1カ月ぐらいかかったかな。

例えば、以前の私にとって、コンタクトレンズを外して“見えない自分”になることが、睡眠に入るスイッチになってたんです。おかげで、目をつむる直前までよく見えていることに、まず慣れない(笑)。

朝起きた瞬間も、「コンタクトを外し忘れた」と焦ったりもしたし。そんなことを繰り返しながら、1カ月後検診が終わった頃にやっと、「あぁ、私はほんとうに裸眼で見えているんだ」と実感したんです。

堀江 以前と比べて、睡眠の前後で変わったことは僕にもあるね。例えば、泥酔して帰宅したとき。コンタクトレンズを外す煩わしさがなくなったし、なんとか外しても、朝になって枕元にあるカピカピのレンズを捨てる手間もなくなった(笑)。

寺田 それ、実はけっこうありがたいですよね。

堀江 あとは、旅行のときが楽になったよね。昔、ヨーロッパの空港で荷物が紛失して、その荷物の中にあったコンタクトレンズがなくなったことがあって。

その後に僕はニューヨークに行く予定だったから、合流予定の人に頼んで、日本から自分用のコンタクトレンズを持ってきてもらったからね。

250ヤード先のゴルフボールが見える!

寺田 私、スポーツ観戦が大好きなんですけど、これがほんとうに楽しくなりましたね。

サッカーでは、大きなスタジアムの2階席からでも、選手たちの背番号がはっきり見える。F1のレースでも、マシンに付いているカーナンバーがくっきり見えるんですよ。そんなの、以前なら絶対に見えなかったこと。楽しみが倍増しましたね。

堀江 そういうのって、乱視が強いと見えづらいんだよね。寺田さんも僕も、近視といっしょに乱視も手術で治してもらったから、恩恵にあずかってるんじゃない?

僕も、ゴルフのティーショットを打ったとき、ボールがフェアウェイに落ちるところがすごくきれいに見えるようになった。200〜250ヤード先でも、全然見えるし。

画像: コストパフォーマンスは使い捨てタイプのコンタクトレンズを使い続けるよりいいんだよね

コストパフォーマンスは使い捨てタイプのコンタクトレンズを使い続けるよりいいんだよね

「見えるようになっていいじゃん」とすなおに思える人に

寺田 こうなると、できるだけ多くの人たちに、レーシックやICLの手術を勧めたいけど……。

堀江 一生ぶんのコストパフォーマンスで言っても、使い捨てタイプのコンタクトレンズを使い続けるより、視力矯正手術を受けるほうがいいんだよね。

ただ、心配性の人は、よくよく検討したほうがいいと思う。例えば、僕が聞いた話では、ICLの手術後に「目の中がゴロゴロする」とか気にする人がいるらしいんだよね。

寺田 えっ、そんなことは全然ないけど。

堀江 そうなんだよ。本来はありえないことでも、一度気になったことをずっと気にし続ける人っているじゃない。

夜寝るときに、一度聞こえたような気がする物音をずっと気にして、眠れないような人。ほんとうは何もないのに、何かがあるように思っちゃうタイプの人は、やめておくほうがいいかもね。

あえてシンプルに言うと、「見えるようになっていいじゃん」とすなおに思える人が向いてると思うよ。

寺田 「見えるようになってラッキー!」ぐらいにね。

それで実際によく見えるようになって、多くの人たちにもQOL(クオリティー・オブ・ライフ/生活の質)の向上がもたらされればいいですよね。

堀江 ホントにそう思うよ。

画像: この記事は『ゆほびか』2019年1月号に掲載されています。

この記事は『ゆほびか』2019年1月号に掲載されています。

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