居間に鎮座する立派な家具調ブラウン管テレビ。地デジ時代のいまでは実際には使えないが、昭和生まれなら懐かしく、平成生まれなら新鮮に映るだろう。そんな昭和の家電をコンパクトに、しかし実際に楽しめるガジェットがタカラトミーアーツから「ザ・昭和シリーズ」として発売される。
ミニチュア家電ガジェット「昭和シリーズ」がスタート
昭和の家電が日常的に楽しめる
タカラトミーアーツは昭和時代の家電のデザインや特徴を活かしつつ、現代のコンテンツを実際に楽しめるようアレンジしたミニチュア家電ガジェット「ザ・昭和シリーズ」をスタートさせた。第一弾として「昭和スマアトテレビジョン」、「昭和レコードスピーカー」、「昭和ミニラジカセ」の3製品が2019年2月28日に発売される。
スマホ動画を家具調テレビで楽しめる「昭和スマアトテレビジョン」
懐かしの「黄金ダイヤル」を回すことができる!
「昭和スマアトテレビジョン」(3980円/税別)は、懐かしの家具調テレビを約1/5サイズに縮小した本体内へスマホをセットし、専用アプリ(iOS/Android)に5つまで登録できる動画サイトなどの動画を再生して楽しめるガジェット。チャンネルダイヤルを模した「黄金ダイヤル」を実際にガチャガチャと回すことで、登録動画を切り替えられる。
タカラトミーアーツ
昭和スマアトテレビジョン
3980円(税別)
本体にスマホをセットし、映像の雰囲気までレトロ調に楽しめる!
●パッケージ
動画の再生モードは「白黒」「カラー(古・1960年代風)「カラー(新・1980年代風)」「地デジ」と雰囲気が異なる4種類から選べる。ときどき砂嵐とともに画面が乱れ、天板を軽く叩くことで映像が安定する、という仕掛けも用意されている。
レコードに針を落として音楽を楽しむ「昭和レコードスピーカー」
Bluetooth対応のワイヤレススピーカー
「昭和レコードスピーカー」(4980円/税別)はBluetoothに対応し、スマホやパソコンの音楽を楽しめるワイヤレススピーカー。本体はポータブルレコードプレーヤーを約1/3サイズに縮小しているが、ペアリングした機器側で音楽を再生するだけでは音が出ず、付属のミニチュアレコードをセットしてからアームを動かし、実際に回転し始めた盤面へ針を落とすと始めて音楽が流れる、という仕組みだ。
タカラトミーアーツ
昭和レコードスピーカー
4980円(税別)
最新のワイヤレススピーカーなのに、レコードならではのお作法が必要!
Bluetoothスピーカーなので、コンテンツは選ばず好みのアプリやサービスの音楽を再生できる。さらに本製品専用アプリ(iOS/Android)も用意され、本体の回転数切り替えスイッチで45回転風/33回転風サウンドを切り替えたり、アプリ画面上でスクラッチ操作を行うなど、レコードプレーヤーならではの作法をさらに楽しむことも可能だ。
カセットテープへエアチェックできる!?「昭和ミニラジカセ」
ラジオの視聴や録音ができる
「昭和ミニラジカセ」(5480円/税別)は、AM/FMラジオ放送の受信や録音ができる手のひらサイズのラジカセ。サイズは本物の約1/3に縮小されている。
タカラトミーアーツ昭和ミニラジカセ
5480円(税別)
サイズは小さくとも、実際にミニカセットテープをセットしてA面/B面を切り替えながら録音できる
切り替えスイッチと選局ダイヤルで放送局を選べるだけでなく、付属のミニカセットテープを本体にセットすると録音モードとなり、受信中のラジオ放送や、本体マイクを通した外部録音ができる。ミニカセットテープはA面/B面をひっくり返すことができ、それぞれに最長5分間録音可能。このミニカセットテープはラジオ受信と録音/再生モードを切り替えるためのスイッチであり、実際には本体内に記録されるのだが、可動するスイッチ類と合わせて懐かしの雰囲気が満点だ。
デザインだけでなく、操作や仕掛けまで昭和の作法を思い起こさせるこのシリーズ。第2弾移行はなにが出てくるのか、楽しみだ。
リリース元:株式会社タカラトミーアーツ
◆大坪知樹
オーディオやPCといった記事を多く手がけてきたが、ガジェットはもちろん白物家電、クルマ・バイク、模型や玩具、時計に服・靴など基本的にモノが好きな物欲系フリーランスライター。