高齢者社会どころか超高齢者社会になり、寿命がどんどん延びつつつつある日本。しかし、自分の足で歩き、介護なしに生活できる「健康寿命」は、実はそれほど長くはないといわれています。

免疫力を上げる

かくいう私も、寝込むのは死ぬ前の数日で、何年も寝たきりなどは嫌だと思っています。
健康寿命を延ばすために運動しなければ、とジムに通っている人もいるでしょうし、死ぬときは死ぬときだ、と酒タバコその他、好きなことをしている、という人もいるでしょう。

そんな中、末期がんと診断されながら、元気で活躍されている薬剤師の人のお話(※)で考えさせられることがありました。数ある健康に対する考え方の一つとして読んで見てください。
※2月16日・東京都江東区で行われた講演会『薬剤師が伝える 僕の人生を変えた20分の習慣』

その人の名は、藤井晶浩さん。
奥さんの多恵子さんと一緒に『DAY BY DAY PHARMACY』を営んでいる薬剤師さんです。彼は32歳の時、大腸がんになっていることがわかりました。ステージ4ですから、末期がん。余命30ヶ月。

手術。そして抗癌剤治療開始。
闘病生活を送りながら彼が自覚したことは、「病気を治す薬の使い方は知っているが、どうしてがんになったのか、がんとは何か全く知らなかった」ということでした。そして、彼は図書館で、がんに関する本はもとより、生活に関する種々の本を読みあさります。

そして、良さそうなことで自分ができそうなこと、「極力お金をかけないこと」「負担なくできること」「続けられること」を条件にしていろいろトライします。
この時、多恵子さんは「私に悲劇は似合わない」と笑顔で共に頑張ります。

その結果、この藤井晶浩さんは今も元気に過ごしていらっしゃるわけですが、何をしたかというと、「人が本来持っている免疫力を上げる」ということでした。

画像: 薬剤師の藤井晶浩さん。奥さんの多恵子さんと一緒に『DAY BY DAY PHARMACY』を営む。

薬剤師の藤井晶浩さん。奥さんの多恵子さんと一緒に『DAY BY DAY PHARMACY』を営む。

体を温めること、しっかり睡眠を取ること、野菜をたっぷり取ること

免疫力というのは、簡単にいうと、人間の病気、外乱に対する対抗システムです。
免疫力が低下するということは、菌、ウイルスなどが体に侵入したとき、それに抵抗する力が弱くなるということです。病気になってしまいます。

抗癌剤というのは、がんの進行を止めるための薬です。
癌細胞は、通常細胞に比較して狂ったように増殖します。この増殖を止めるため、体の活性(=新陳代謝)を落とします。当然、免疫力も低下します。がんの治療時、他の病気をもらいやすくなるのは、そのためです。

抗癌剤を続けながら、彼が最初に行ったことは、体を温めることでした。
癌細胞は、35℃で最も活性が高くなるといわれています。逆にいえば、体温を35℃にしないこと、体を温めて35℃以上を保てば、活性化しにくい。このため、晶浩さんは「湯船にしっかりと20分つかる」ことをしたそうです。そして、朝起きたときに白湯を飲むことを徹底したとおっしゃっていました。これらは、私にもできそうだと思いました。

次は睡眠です。安定した睡眠なくして人は活動できません。早寝早起き。生活リズムにもよりますが、これも、私にもなんとかできそうです。

最後は食の改善。簡単にいうと、野菜をたっぷり取るということ。
これが大変でした。がんを患った人に必要だといわれている野菜や果物の量は、1日1kgを越すそうです(※)。これは健常者でも食べきれません。
ならば、ということで、ジュースにします。スムージーです。このジュースを1日1.5~2L飲むわけですが、スムージーは食物繊維まで全て取ることができるので、極端に腹にたまります。
私も、商品テストなどでスムージーのチェックをしたとき、飲みに飲んだことがありますが、1.5Lで限界。それ以上は体が受け付けませんでした。
※参考『ガンを食事で治す星野式ゲルソン療法』(星野仁彦著)

スムージーを1.5L飲むのは大変ですが、お酒を1.5L飲む人は多くいます。
夏のビールなら私でも飲めます。これは、アルコールが、腸ではなく胃でも摂取されるからです。
で、晶浩さんは、スロージューサーを使い「コールドプレスジュース」にしました。

スロージューサーとは、従来のミキサーよりも低速で食材を搾ることができるミキサーのことで、 コールドプレスジュースとは、熱を加えずに、ゆっくりと搾る「低温低圧圧縮方式」で抽出した野菜や果物のジュースのことを指します。

スムージーは材料を細かく粉砕して飲ませますが、この低速のスロージューサーは、材料から成分を搾り取るので、極めて飲みやすくなります。その上、野菜、果実の甘さが前面にでますので、味も濃厚で、すっきり、美味しいです。メーカー品など比較になりません。これで藤井晶浩さんは、野菜をたっぷり取ることに成功したわけです。

こうして、免疫力を維持しながら、がんと闘った晶浩さんは、今も元気で仕事をされています。

健康維持に役立つ家電のおすすめ

白物家電は本来、生活を便利に、暮らしをサポートすることが目的ですが、ここ十年くらいの間で、「健康維持」へのニーズが急速に高まっています。
そこで、前述した薬剤師の藤井晶浩さんの話を受けて、生活家電のプロとして「健康維持」をテーマとした今注目すべき家電をいくつかご紹介しましょう。

一つ目は、LED照明です。
今、LED照明は変わりつつあります。ただ単に電球色、白色が自在に出せるだけでなく、居住地の太陽に合わせた光を出すようになって行きつつあります。一般用では、今はまだタスクライトでダイソンが商品化しているだけですが、今年以降のトレンド必須と見ています。

画像: Dyson タスクライト

Dyson タスクライト

電球、電球といばっても、たかが200年ほど。人類は「太陽」で進化してきたのです。
例えば、太陽光を浴びると時差ボケが治るといわれますが、これは、太陽光が体内時計をニュートラルに戻す働きがあるからです。
また、太陽光を2時間以上浴びることは、アルツハイマー予防に効果があるという研究もあります。LED照明でも同様の効果があるレポートが出始めています。

二つ目は、空気清浄機です。
特に寝室用がポイントです。
睡眠で本当に体を休ませるためには、免疫システムが動作しない方がいいそうです。そのためには、できる限りきれいな空気の中で寝るのが一番。空気清浄機の出番です。
寝室ですから、小型で、フィルターがしっかりしていて、静かな製品がいいです。カドー、シャープ、ダイキン、パナソニック、ブルーエアなど、いろいろなメーカーが頑張っています。

画像: ブルーエア 空気清浄機 Blue Pure 411G 13畳

ブルーエア 空気清浄機 Blue Pure 411G 13畳

三つ目は、スロージューサーです。
実に野菜が取りやすくなります。味のベースとして、果実ではリンゴ、野菜ではニンジン。それにレモンなどの柑橘系を加えるのが基本レシピ。実に飲みやすい、そして美味しい。お子さんの野菜嫌いへのアプローチとしても使えます。
おすすめは、HUROM(ヒューロム)社の製品です。日本では馴染みの少ないメーカーかも知れませんが、世界のスタンダードといえるスロージューサーを送り出しています。

ただし、血圧関係の薬などは、グレープフルーツとの相性が悪いことがあります。そこは特に注意してください。

画像: HUROMスロージューサー H2Hスーペリア

HUROMスロージューサー H2Hスーペリア

記録は4ヵ月単位で

薬剤師の藤井晶浩さんのお話で、もう一つ参考になったのは、「記録」です。
藤井さんご夫婦は、闘病の間、詳しい記録を付けられていました。特に、白血球の数が心の支えになったようです。
免疫力が低下すると、白血球の数は減ります。一般の白血球の数が3000~9000のところ、1000を切るまで落ちるそうです。晶浩さんは、それを4000~5000で維持し続けたそうです。

ところで、健康維持についての「効果」を考える場合、どれ位の期間を目安にすればいいのでしょうか。目安は4ヵ月だそうです。これは血液成分が、入れ替わるに要する期間です。まずは4ヵ月、記録を取りながら「続けてみる」ことをお勧めします。自分のペースでゆっくりとです。

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オ
フィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があ
り、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京散歩とラーメンの食べ歩き。
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