保育園や幼稚園に入園すると、毎日の自転車送迎に欠かせないのが、レインカバーだ。雨風から子どもを守るだけでなく、冬は防寒対策としても活躍する。最近では、チャイルドシートの汚れ防止の観点から、つけっぱなしにする人も増えた。自転車をよりカッコよく見せる豊富なカラーバリエーション。子供が乗らないときは荷かごに変身するレインカバーなど、実用的な商品も目を引く。多くのママの要望を反映し、アップデートを続ける各社のレインカバーの最新情報を紹介する。【2021年3月10日更新】
- 雨も風も寒さもシャットアウト!便利なレインカバー
- LABOCLE(ラボクル)プレミアムチャイルドシートレインカバーver03 マットシリーズ
- リトルキディーズ チャイルドシート レインカバー
- Sorayu(ソラユ)レインカバー
- norokka(ノロッカ)レインカバー
- HUGGABEEASTRO (ハガビーアストロ)自転車チャイルドシートレインカバー
- OGK ハレーロ・キッズ レインカバー
- MARUTO大久保製作所 レインカバー
- LAKIA ラキア チャイルドシートレインカバー
- 川住製作所 リアチャイルドカバー
- ActiveWinner 子供乗せ自転車用 後ろ用レインカバー
- 2WAYチャイルドシートレインカバー(Panasonic純正)
- ライフスタイルに合ったレインカバーを見つけよう
雨も風も寒さもシャットアウト!便利なレインカバー
レインカバーは、一度取り付けたら1年中そのまま…という人も多い。急な雨に備えるという理由もあるが、それだけではない。まだ月齢が低い1歳児などは、息苦しさなどから、特に強い風を嫌がる子は多い。そのため、風除けになることも重要だ。
また、梅雨の肌寒さや、真冬の寒さ対策としても、レインカバーの中にいれば体感温度が全く異なる。我が子が、機嫌良く自転車に乗ってくれるレインカバーはどのタイプだろうか。使用場面をイメージしながら、レインカバーを探して欲しい。
LABOCLE(ラボクル)プレミアムチャイルドシートレインカバーver03 マットシリーズ
厚手で傷つきにくい丈夫な生地
「デザインと機能性を兼ね備えた、より良い自転車アイテムを開発する研究所」をコンセプトに生まれたラボクルの大人気レインカバー。ツイルシリーズはすでに完売しているため、この春はマットシリーズに購入希望者が集中するだろう。改良を重ね、リニューアルしたver3は、さらに厚手で傷つきにくいマットな質感の生地を採用し、見た目もオシャレにパワーアップ。また、子供が乗り降りする度に開閉するファスナーの番手を大きくして、より丈夫に。取り付けも簡単で、子供のスペースも広々とのクチコミも多数届いている。
一番人気のマットネイビーは2021年3月下旬ごろ入荷予定とのことなので、購入希望者は予約を急いだほうが良い。
プレミアムチャイルドシートレインカバーver03
マットシリーズ
リトルキディーズ チャイルドシート レインカバー
リピーター続出の360度透明カバー
ネットで売り出した瞬間に完売するなど、入手困難な時期もあったが、2021年3月現在は全色購入可能。特徴は、視野が広く360度見渡せる透明カバー。見た目もおしゃれで、つけっぱなしにする人が多いため、筆者も街で一番よく見かける。実は、人気があるゆえ、屋外に置くことによる色褪せやカビが生えるデメリットも聞く。しかし、メーカーに関わらず消耗品であるレインカバーの寿命が2・3年と考えると、気にせずにリピートするファンも多い。どうしても気になる人は、カバーの色は黒がおすすめだ。
Sorayu(ソラユ)レインカバー
オシャレな3色の淡色カラー
ユーザーの声を反映し、進化し続けるレインカバー。注目は、新たに登場した淡色カラー3色。スモーキーピンクは、女の子人気NO1。桜をイメージする優しい色は、華やかな楽しい気分にさせてくれる。グレージュは柔らかで上品な光沢で、保育園へ送った後に通勤に自転車を使うママにイチオシ。アイスミントは、送り迎え担当のパパが、もうワンランク爽やかに見えるかも?!いずれの色も、他社製品ではあまり見られない配色。ちょうどカバーを買い換えたいママは、要チェックだ。
そして、最大の特徴は、大容量の収納バッグ。子供が座るときは、ハンドルバー前に折りたたんで収納した状態で、タオルやティッシュなどを入れるポケットに。子供が乗らない時は、後部座席に広げれば、荷かご(縦28cm×横33m×高さ30cm)に簡単変身!「後ろの座席に、荷物を置きたい」「後ろに置いたけど、荷物が下に落ちそうで毎回ドキドキしている」そんな悩みを解決してくれる。
プレミアムリアシート用レインカバー
RE-002 後ろ用子供乗せシート専用カバー
norokka(ノロッカ)レインカバー
30秒で取り付け可能
サラリーマンの父親が妻と子供のために、「こんなレインカバーが欲しい」という想いを凝縮して開発した商品。必要な時にだけ取り付けたいというママには、一番おすすめ。収納もコンパクトにできるため、かばんの中に入れて持ち運びが可能。ポップアップ式で、わずか30秒で取り付け可能という点も、大きな話題になった。
HUGGABEEASTRO (ハガビーアストロ)自転車チャイルドシートレインカバー
背が高いキッズも快適
前作の【ウルトラ】がさらに進化。「もっと広く、もっと快適に」を追求したカバーの新作第4弾。ポップアップテントのようなワンタッチ式のレインカバーで、フロント窓を開けることができる仕様は画期的。ジッパーで左サイドがフルオープン可能なため、子どもの乗り降りも楽々だ。チャイルドシートのヘッドレスト最上部からレインカバー天井までの高さは、約17cm。天井は下がってこないように芯材で補強しているので、ヘッドレストから頭が出てしまう背が高いキッズも、快適に座れる。
自転車 チャイルドシート レインカバー 後ろ
OGK ハレーロ・キッズ レインカバー
人気女性ファッション誌とのコラボカラーあり
頭の上部の空間が広いため、背の高い子どもや圧迫感を嫌う子どもも乗りやすい。女性ファッション誌とコラボ限定カラーがあるなど、デザインのバリエーションも豊富であるため、ママのおしゃれ心も満たしてくれるのでは。
ハレーロ・キッズ レインカバー
RCR-003
MARUTO大久保製作所 レインカバー
3000円台のお手軽カバー
レインカバー市場では安価の約4000円で購入できるため、まずは試してみたいというママにおすすめ。どんなレインカバーでも、屋外でつけっぱなしにすると、経年劣化は避けられないため、費用対効果を考えれば、十分に満足できるという声が多数。ヘッドレストにクルクルと巻いたカバーを収納できる。
レインカバー
D-5RCDX
LAKIA ラキア チャイルドシートレインカバー
前モデルから生地の強度がUP
前面が大きく開閉するため、子どもがまだ自力で座席に座れない時に正面から抱っこして乗せることができる。ファスナーの位置や、開閉がスムーズに行くかどうかもチェックしたいポイントだが、その点は評判が良い商品。
チャイルドシートレインカバー
CYCV-RGR
川住製作所 リアチャイルドカバー
ママのサドルもカバー
密閉型のレインカバーが嫌いという子どもや、背が高くなり、今までのレインカバーでは頭がつっかえてしまうという成長した子どもには、顔が出るタイプのカバーがおすすめ。幼稚園の送迎で雨の日に自転車を離れると、ママの座るサドルはびしょ濡れになってしまうが、子どもが乗る前はサドルまでカバーできるのも嬉しいポイント。
リアチャイルドシート用レインカバー
KW-757BD/BK
ActiveWinner 子供乗せ自転車用 後ろ用レインカバー
メーカー保証1年
注目すべきは、メーカー保証1年がついてくるという点。筆者は、この会社の自転車カバーを使用しているが、カバーに穴が開いた時のメーカー側の対応は迅速で、すぐに新品を送ってきてくれた。2年後に買い替えたとしても、2点で8000円。レインカバーは消耗品なだけに、高値のものより安値で保証がついているレインカバーを選択するのも賢明な判断かもしれない。
子供乗せ自転車 チャイルドシート
▼ヘッドレスト、チャイルドシートのハンドル部分に固定できるベルクロストラップでカバーのズレを防ぐ
▼対応子供乗せ:ヘッドレスト付後ろ用幼児座席 (ヘッドサポートの無いチャイルドシートには使用不可)
2WAYチャイルドシートレインカバー(Panasonic純正)
日傘のようなサンシェード
サンシェードにもなる2WAY仕様のレインカバー。「これ!いいね!」「こんなカバーが欲しかった!」と、筆者の子が通う幼稚園でも、ママたちの注目の的。特に夏の暑い日差しの中で乗るときは、まるで日傘のようにしっかりと子どもの頭をカバーしてくれる点が、高評価のポイント。残念ながら、パナソニックのギュットシリーズのみ対応の純正品。近々、ほかのメーカーでも同タイプのレインカバーが登場することを期待する。
ライフスタイルに合ったレインカバーを見つけよう
1歳過ぎから入学前まで4~5年は必要となる、後ろのチャイルドシート。レインカバーの寿命が2・3年とすると、最低1度は買い替えが必要だと思っていたほうが良い。そのため、子どもが成長して大きくなった後のことを考えるのではなく、今我が家にとって便利なカバーはどれか、という視点で考えたい。
・つけっぱなしor必要な時だけ取り付ける、どちらが良いか
・子どもの乗り降りが簡単か
・帰りが遅くなることが多い場合は、暗いときでも目立つ反射板がついているか
どんな天候でも楽しい外出になるよう、万全の準備をして、入園シーズンに備えよう。
◆小嶋彩葉(フリーライター)
医療系広告代理店の勤務を経て、編集兼ライターとして独立。現在は、子育て・旅行・映画関連記事などを中心に執筆活動を行う。また、2児の母として、育児に奮闘中。