LINE PayやPayPayは、個人間送金に対応している。LINE PayはLINEの「友だち」に、PayPayは相手の電話番号を入力するだけで送金でき、手数料も不要だ。さらにLINE Payにはこの個人間送金を応用した「割り勘専用」機能がある。今回はLINE Payの割り勘機能の使い方を紹介する。
手間いらずで手数料もかからない!?スマホで割り勘って便利?「LINE Pay」で試してみた
自動的に割り勘の金額が請求される
「LINE Pay」や「PayPay」は、店舗での支払いだけでなく、個人間送金にも対応する。これは、あらかじめチャージした残高を、別のユーザーに送るというもの。「LINE Pay」はLINEの「友だち」に、「PayPay」は相手の電話番号を入力するだけで、簡単に送金ができる。もちろん手数料もかからない。
また、「PayPay」は対面での送金も可能。お金を受け取りたい側が金額を指定してQRコードを表示し、送金側がそれを読み取るだけと手続きも簡単。「LINE Pay」のように、「友だち」になっていなくても、目の前にいればその場で送金できる。
さらに、「LINE Pay」には「割り勘専用」の機能も用意されている。あらかじめ割り勘をするユーザーでグループを作っておき、代表者が支払いを済ませたあと、各ユーザーに請求するという流れで、手順に沿うだけで簡単に済ませることが可能だ。
自動的に合計額を参加した人数で割った状態で各人に割り勘の請求ができるため、金額を計算する必要もない。もちろん、この金額は手動で変更することも可能だ。
割り勘機能を使って個人送金をしてみた
今回は、この「LINE Pay」の割り勘機能を使ってみた。
まず、幹事が「LINE Pay」のメニューを開き、「割り勘」をタップ(❶)。すると、何の割り勘かというタイトルを入力する画面が現れる(❷)。ここに飲み会などの目的や、日付を入れておくと、支払う側もわかりやすい。タイトルを入力すると、画面にQRコードが表示される(❸)。
幹事がグループを作りQRコードを表示させる
個人送金を個別に受け取ると、人数が多いときに管理がめんどうだ。これを解決するのが「LINE Pay」の割り勘機能。まずは幹事がグループを作り、画面にQRコードを表示させる。わかりやすいグループ名にしておこう。
割り勘する側は、これをカメラで読み取る(❹)。「LINE Pay」を開くと、「LINE Pay」か現金を選択できるが、今回はキャッシュレスで済ませたいため、相手に「LINE Pay」を選択してもらった(➎)。ユーザーが増えると、幹事の画面にそれが表示される(➏)。
支払う側はQRコードを読んでグループに参加
参加者は、QRコードを読み取って割り勘のグループに加わる必要がある。「LINE Pay」やQRコード読み取りアプリで幹事の画面に表示されたQRコードを読み、支払い方法を選択すればOK。全員が同じことをすれば、準備は完了だ。
割り勘する全員が集まったら、幹事は「支払う」ボタンをタップする。すると、支払い方法の選択肢が表示される(➐)。ここでは、「コード支払い」を選択した。ちなみに「LINE Pay」は、JCBの物理的なプリペイドカードや、「Google Pay」の「QUICPay(クイックペイ)」にも対応している。
幹事が代表して、選択した方法で支払うと(➑)、LINEウォレットからのメッセージが届く。ここでは「割り勘をリクエスト」ボタンを押し、各ユーザーが支払う金額を決めると(➒)、それぞれに割り勘を求めるメッセージが届く。人数が多いときには、通常の送金よりも便利そうだ。
幹事がまとめて支払い参加者に割り勘を請求
割り勘のグループができたら、幹事は支払いの手段を選択する。割り勘機能を使うと、幹事が前払いして、あとから割り勘分を請求する流れになる。割り勘する金額は人数で割られているため、計算の手間が省けて管理も楽だ。
解説/石野純也(ジャーナリスト)