【効果的な脚痩せ方法】お腹からマッサージするのがポイント。老廃物が流れやすくなりむくみも解消!

美容・ヘルスケア

ご紹介する足もみダイエットは、おなかとそけい部から行います。それらの場所には主要なリンパ節があるため、老廃物が流れやすい環境を作ってから足をマッサージすると効果的だからです。【解説】久優子(ボディメンテナンスセラピスト・美脚トレーナー)

解説者のプロフィール

久優子(ひさし・ゆうこ)
ボディメンテナンスセラピスト・美脚トレーナー。1974年生まれ。二児の母。脚のパーツモデルを経て、ホリスティック医学第一人者である帯津良一医師に師事。自身のマイナス15kgのダイエット成功を経て、「足首を柔らかくすることから始める」メンテナンス法を編み出す。2008年、完全紹介制のボディメンテナンスサロン「美・Conscious~カラダ職人~」を開業、心身のバランスを整えるサロンとして評判になる。著書は『1日3分! 足首まわしで下半身がみるみるヤセる』(PHP研究所)、『押したら、ヤセた。』(宝島社)など多数。

太っている人は冷たくて硬い

私は10年以上にわたって、ボディメンテナンスに携わってきました。

これまで、モデルや俳優など美容目的のかたから、手術後のむくみなどの不調を改善させたいかた、姿勢のトラブルを抱えたお子さんまで、延べ2万人に施術を行っています。最近では、海外からお客さまがいらっしゃることも珍しくありません。

手法のポイントは、全身のリンパ(体内の余分な水分や老廃物、毒素などを運び出す体液)の巡りをよくすると同時に、関節をゆるめて、老廃物の排出を促すデトックス効果を高めること。

そのベースになっているのは、実は私自身の経験なのです。

高校生の頃に、私はアメリカに短期留学しました。そこで身長162cmに対して、体重が68kgにまで増えるという、激太りをしてしまったのです。

日本に帰ってきてから、ありとあらゆるダイエット法を試したのですが、やせてはリバウンドするということの繰り返し。

あるとき、つまずいて転んでしまい、思わず足首を触ったところ、「えっ!」と驚くほどに足首が冷たく、硬くなっていることに気づきました。

その日から、足首をぐるぐる回したり、足を押したりしてケアを始めました。すると、2~3日で尿の出がよくなり、1週間で足がスッキリ。そして、半年で体重が15kgも減ったのです。

それから数年がたち、知人の勧めで「リンパドレナージ」を学び始めました。「ドレナージ」は排出という意味で、むくみ(リンパ浮腫)のある部分にたまっている体液を排出させるため、マッサージを行うのです。

解剖生理学なども勉強したところ、足のケアで私がやせられた理由がわかりました。それは、足首を回すことで関節がゆるんで、全身のゆがみが改善、それに伴いリンパの流れがよくなって、デトックスできたということです。

また、先生がたに教えていただくだけでなく、たくさんのお客さまの体に触れる中で「太っている人は冷たくて硬い」ということも実感としてわかりました。

関節が硬いとリンパが滞ってしまう

リンパには細胞から出た老廃物などが含まれていて、リンパ管を通って移動をします。

細いリンパ管が合流する部分には、免疫細胞が集まっているリンパ節があり、異物を取り除くフィルターの役割を果たしています。

老廃物は、最終的に太いリンパ管である胸管を通って、体の外へと排出されます。しかし、関節が硬くなって全身がゆがんでいると、リンパが流れにくくなってしまいます。

その結果、老廃物が排出されずむくみが生じ、見た目も太ってくるのです。また、体にゆがみがあると、心臓から送られる温かい血液も行き渡らなくなるので、体も冷えてしまいます。

リンパの流れはとても遅く、血液が1分で全身を1周するのに対し、リンパは20~30cmしか流れません。

リンパは、筋肉が収縮してリンパ管が圧力を受けることで押し流されます。そのため、関節が硬くなって筋肉が動かせなくなっていると、リンパが滞ってしまうのです。

筋肉量が減り始めるのは30代頃だと言われていますが、私がお客さまを見ていても、30代以降では関節が硬くなって筋肉がうまく動かせず、足がパンパンにむくんでいるかたが珍しくありません。

さらに姿勢も悪くなって、おなかが「く」の字に曲がり、太ももやおなか回りがたるんでしまっています。

翌朝には驚くほど尿が出る!

そこで今回は皆さんのために、オリジナルの「足もみ(足押し)ダイエット」を考案しました。

リンパを意識してマッサージしても、足が細くならないと言うかたがいます。それはリンパ節にリンパを押し流せていないか、リンパ節に詰まりがあって流れていないかです。

ここでご紹介する足もみダイエットは、おなかとそけい部から行います。それらの場所には主要なリンパ節があるため、老廃物が流れやすい環境を作ってから足をマッサージすると効果的だからです。

寝る前に、横になった状態のままできるので、とても簡単です。即効性があり、翌朝にはびっくりするほど尿がたくさん出て、体がスキッと軽く感じられるはずです。

毎日続ければ、私と同じように大きなダイエット効果も得られるでしょう。

美しくやせられるだけでなく、疲れやだるさなどの不調も解消させて、全身を健康にするマッサージです。ぜひ皆さんも効果を実感してください。

“いい加減” がちょうどいい「足もみダイエット」のやり方

足もみ(足押し)ダイエットをおなか、太ももの順番で行うのは、おなかには「腹部リンパ節」、太ももの付け根には「そけいリンパ節」という、主要なリンパ節があるからです。

さらに、太い血管も流れています。老廃物がたまっている場合は、おなかの表面はたるんでいるのに、奥のほうは麺棒が入っているかと思えるほど硬くなっています。

ですから、まずおなかのマッサージを行って、老廃物が流れやすい環境を作りましょう。

加えて足のマッサージで、むくみが取れて細くなるだけでなく、足の疲れやだるさも解消します。

行うのは、お風呂から上がって、寝る前がお勧めです。「布団に入ると足が冷えて眠れない」というかたがたくさんいらっしゃいますが、足のリンパを押し流すと足先まで気持ちよく温まって、寝つきもよくなるでしょう。

やっている途中で眠気が訪れたら、マッサージはやめて眠ってしまってもかまいません。無理はせずいい加減がちょうどいいのです。

足のマッサージを行った翌朝、トイレに行くと「えー、止まらない」と驚くほど大量の尿が出ます。なかには、尿のにおいがきつくなっていたり、油が浮いていたりすることもあるようです。

ご自分の体の変化を楽しみながら、続けてもらえたらうれしいです。

《 足のマッサージで期待できる効果 》
足のむくみが解消する
おなかと太ももがほっそりする
おなかから全身が温まる
ぐっすり眠れる
尿の出がよくなって、老廃物が排出される

ステップ❶「おなかのマッサージ」のやり方

あおむけになる。

右手の親指を、右側の肋骨の下のくぼみに当て、内側に向かってかき出すように3秒かけて押す。

親指を当てる位置を少し下にずらし同様に内側にかき出すように3秒かけて押す。

これを繰り返し、恥骨のあたりまでマッサージする。

左手の親指を使って、左の肋骨の下のくぼみから恥骨のあたりまで、同様にマッサージする。

あおむけで、両手でウエストをつまみ、硬い筋を探す。

硬い筋をほぐすように、右、左、右、左、と交互に5回つまむ。

5回を1セットとして、3セット行う。

呼吸を止めないように注意。

あおむけになって、両ひざを立てる。

両手の人さし指・中指・薬指をそろえて、右の太ももの付け根を3秒かけて長押しする。

同様に、左の太ももの付け根もマッサージする。

指先が奥まで入っていき、じゅわーと温かく柔らかくなってくることを感じ取る。
指先が入りにくければ、足の開き方を変えて、やりやすい体勢を見つけるとよい。

あおむけで、両ひざを立てて両手の人さし指・中指・薬指をそろえて、おなか全体をリズミカルに軽く押す。

ステップ❷「足のマッサージ」のやり方

あおむけになって、両ひざを立てる。

左ひざの上に、右ひざの裏が当たるように、足を組む。

右足を上下に5回動かして、右ひざの裏をマッサージする。

右ひざの上に左ひざを組んで、同様にマッサージする。

あおむけになって、両ひざを立てる。

右ひざを上げて、両手の人さし指・中指・薬指をそろえて右ひざの裏側に入れる。

右ひざを胸のほうに近づけながら、両手の指先で右ひざの裏側を刺激する。

左ひざを上げて、左ひざの裏側も同様にマッサージする。

あおむけになる。

右ひざを持ち上げ、両手の親指を右ひざの上に当てて、手のひらで右の太ももを包み込む。

両手を内側から外側にリズミカルに動かして、太ももの表面の皮膚を軽く押し流すようにマッサージする。

親指を当てる位置を少しずらしながら、太ももの付け根までマッサージする。

左の太ももも同様にマッサージする。

あおむけになる。

両足のつま先を伸ばす、元に戻すという動きを、リズミカルに5回繰り返す。

この記事は『ゆほびか』2019年4月号に掲載されています。

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