パソコンやスマホと組み合わせるのに最も身近なのは、Bluetooth接続に対応したワイヤレススピーカーで、最近では首掛けタイプに注目が集まっている。他には、ハイレゾ音源をネットワーク再生できるWi-Fi接続対応のもの、音質重視にピッタリのUSB接続タイプなど様々な製品がある。
パソコンやスマホ用のスピーカーってどんなもの?
パソコンやスマホと組み合わせるのに最も身近といえるのが、ブルートゥース接続に対応したワイヤレススピーカー。とにかく製品が豊富なので、予算、求める音質、サイズやデザインなどの好みに応じて、ピッタリな一台が見つかるはずだ。
ブルートゥーススピーカーは、バッテリー内蔵で携帯性を重視したポータブルタイプや、据え置き用途も想定して音質を強化したタイプが主流だが、最近では首掛けタイプにも注目が集まっている。
そのほか、同じワイヤレスでも、Wi-Fiに対応したスピーカーもあり、これらはハイレゾ音源をネットワーク再生できるほか、各種ネットストリーミングサービスに直接接続できるなど、機能性の高さが特徴となっている。
一方、より音質を重視するならUSBでデジタル接続できる高品位なコンポやスピーカーがおすすめ。USBで受け取ったデジタルデータを、良質なDACやアンプ回路を通して再生するので、製品しだいでは超高音質もねらえる。USBは、サイズや接続の観点からパソコン向けといえるが、スマホでもアプリや接続ケーブルを整えれば利用可能。
そのほか、低コストを重視するなら、音質は劣るが、従来のアナログ接続に対応したパソコン用スピーカーを使うという選択肢もある。パソコンやスマホにヘッドホン用端子があれば、簡単に接続できるので、わかりやすいのもメリットだ。
ポイント
一体型からセパレート型までさまざまなスピーカーが選べる
コンパクトでバッテリーを内蔵した携帯性の高い一体型、据え置き用途を想定したセパレート型、アンプとスピーカー別体のコンポ型、そして最近は首掛けタイプも注目。ほとんどの製品はブルートゥースに対応している。
一体型タイプ
USB DAC内蔵セパレートタイプ
アンプ、スピーカー別体タイプ
首掛けタイプ
ポイント
ブルートゥースやWi-Fi、USB接続が最近のトレンド
●ワイヤレス
今やパソコンとスマホは、ほぼ例外なくブルートゥースに対応。スピーカーと簡単に接続できる手軽さが特徴。
ブルートゥースより接続の難易度は高いが、ハイレゾ音声にも対応できる高音質が特徴。ネットにも接続可能。
●ケーブル接続
パソコンにはいろいろなオーディオ関連端子があるが、最新トレンドはUSB。わかりやすく、簡単、確実で、高品位かつ安定した接続が可能。ハイレゾ音源のデジタル伝送も可能で、対応するアンプやスピーカー製品も豊富だ。
解説/鴻池賢三(AV評論家)