ミラーレス一眼が一眼レフより優れている点でまず挙げられるのが、小型・軽量化。さらに、ミラーショックが少なくシャッター音が静かになったところだろう。他にもAF性能の向上や、レンズの高画質化・小型化などいろいろなメリットがある。一方で、一眼レフと比べてまだ劣っている面もある。ここではミラーレス一眼のメリット・デメリットを一眼レフと比較しながら解説する。

一眼レフに比べて優れているところはどこ?

ミラーレス一眼は、ミラー機構を省いたことでボディの小型・軽量化ができたことに加え、シャッターを切ったときのミラーショックもなくなり、動作音も静かになった。電子式シャッターにより無音で撮影できる機種も多く、ピアノの発表会など静かに撮影したいときに活躍してくれる。

ポイント
小型・軽量化以外にもいろいろなメリットがある

  • ミラーショックがなく、シャッター音が静か
  • ボケ具合や色を確認しながら撮れる
  • 顔認識や追尾AFなどの機能が使える
  • 画面全体に対するAFエリアが広い
  • 設計上、レンズの高画質化、小型化が可能
  • 新製品の開発や技術の進化が活発
画像: 顔認識をさらに進化させ、瞳にピントを合わせる機能も流行している。機種によっては左右の瞳を選択することもできる。

顔認識をさらに進化させ、瞳にピントを合わせる機能も流行している。機種によっては左右の瞳を選択することもできる。

AFがカバーできる範囲が一眼レフに比べて広い

AF性能も格段に向上している。一眼レフではピントを合わせる測距点の数が限られ、その配置も中央部が多くなるが、ミラーレス一眼では、画面のほぼ全域で自由にピントを合わせることができる。かつてはピント合わせが遅いという弱点もあったが、現在では「像面位相差AF」という技術が主流になり、一眼レフと遜色のないAF速度を実現している。

ミラーレス一眼

画像: キヤノン・EOS Kiss M


キヤノン・EOS Kiss M

画像: ミラーレス一眼

一眼レフ

画像: キヤノン・EOS Kiss X90

キヤノン・EOS Kiss X90

さらに、顔や瞳、動体などを認識し、自動でピントを合わせる機能も搭載。最近では、動物や飛行機、鉄道といった被写体を認識する機種も登場している。
そのほか、レンズと撮像センサーの距離が近づいたことで、高画質、高性能なレンズ設計の自由度が増した点も見逃せない。

とはいえ、ミラーレス一眼にもまだ弱点はある。最も注意したいのがバッテリー。撮像センサーやモニターに常時通電しているため、電力消費が激しく、バッテリーが小さい小型機では300枚程度で電池切れになることもある。

また、スポーツなど動きの激しい撮影での被写体へのピント追従は、まだ一眼レフには及ばない。
EVFは、解像度の向上により精細感では不満はないが、肉眼で見る光学式と比べるとクリアさに少し違いが感じられ、わずかだが表示に遅延もある。

ポイント
一眼レフに比べてまだ劣っている面もある

  • 動体に対するAFの速度が遅い
  • バッテリーの消耗が早い
  • 交換レンズの選択肢が少ない
  • ファインダー画像にタイムラグがある
  • EVFは光学ファインダーに比べると粗い

解説:岡田清孝(カメラマン)

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