【スマホカメラ性能比較】安くて高画質な最強スマホランキング

Android

写真を撮る道具として欠かせない存在となったスマホ。この記事ではスマホの最新モデルから注目機を選び、プロが実写テストを敢行しランキングを付け、“画質王”を決定した。ここではスタンダードタイプのスマホ(LG、シャープ、ファーウェイ)3機種の画質を比較した。

スマホ画質王選手権~スタンダードタイプ~

スマホ編では、「プレミアムタイプ」と「スタンダードタイプ」に分け、それぞれテストを行った。テスト項目として、「オート画質」「高感度画質」のほか、スマホらしい項目として「前面カメラ」の画質も加えている。さらに、「動画」と「使い勝手・操作性」を加えた全5項目でチェックし、合計得点で順位を決めた。テストは、各機種とも条件をそろえて撮影し、スマホ画面で見た画質に加えてパソコン画面でも検証。さらに、一部の写真はプリントまで行い、どのモデルが"画質王"の名にふさわしいかを見つけ出した。

⇒プレミアムタイプの採点はこちら

  • LG
    • Android One X5
  • シャープ
    • AQUOS sense2
  • ファーウェイ
    • nova lite 3

LG Android One X5

実売価格例:4万7196円(実質負担額)

Androidのバージョンアップが2年間は保証される「Android One」シリーズの一台。ワイモバイルから発売されており、LG製の液晶パネルを採用している。カメラは前面・背面ともシングル。

●サイズ/幅72mm×高さ153mm×厚さ7.9mm●重量/158g

オート画質

とてもシャープな描写だが、少々輪郭がきつく、髪の毛などが硬めに再現される。発色は自然でクリア。

高感度画質

感度が高くなる条件でも階調の崩れがあまりないのは好印象。発色も自然でノイズも少なかった。

クラスを超えた美しさ。発色はナチュラルでディテールもシャープ

カメラを起動すると、画面のあちこちでAIによる被写体認識が行われ、「フルーツ」「人物」といった文字が浮かんでは消えていくさまがおもしろい。
画質は、クラスを超えた美しさで完全にプレミアムクラス水準。パソコンの画面で見ても、とてもシャープなディテール描写に加え、発色はナチュラルで透明感を感じさせる。ただし、スマホの画面で見ると全体に鮮やかすぎる印象で、もう少し派手さを抑えた表現のほうが、目が疲れないと感じた。

採点表

オート画質 9
高感度画質 8
前面カメラ 8
動画 7
使い勝手・操作性 7
合 計 39点
満点は各10点、合計50点

写真画質にはおおむね満足なのだが、動画は色がべったりと重たくなり、画面が汚れたような印象になる。

シャープ AQUOS sense2

実売価格例:3万2400円

安価ながらシャープ自慢のIGZO液晶を採用したエントリーモデル。おサイフケータイや長時間バッテリーなど、必要十分な機能や性能が盛り込まれ、買い得感あふれる一台となっている。

●サイズ/幅71mm×高さ148mm×厚さ8.4mm●重量/155g

オート画質

全体に、白茶けたような色再現。明るめに撮影できるのだが、どうも古くて色あせた写真を連想させる。

高感度画質

暗い室内でも、明るく写そうとする。ノイズはかなり抑えられていてざらついた印象はないが、発色が寂しい。

AFのピント合わせは素早く、水準器も便利。画質は発色が薄め

AFによるピント合わせはなかなかに素早く、マニュアル撮影モード時には画面中央に水準器が表示されるので、建物などの撮影時にはとても便利だ。自動的に最適なフレーミングを施した写真を生成してくれる「インテリジェントフレーミング」など、機能も豊富。だが、カメラを起動すると、晴天の屋外ではどうにも画面が暗く、見えづらい。

画質は発色が薄めで、全体に色あせたかのような色再現。人の頬などちょっとした部分に白飛びが目立ち、ガラケー時代を連想させる。

採点表

オート画質 5
高感度画質 6
前面カメラ 7
動画 7
使い勝手・操作性 7
合 計 32点
満点は各10点、合計50点

カメラ以外の機能面では過不足なくまとまっているのだが、カメラ部分の画質は数世代前の印象だ。

ファーウェイ nova lite 3

実売価格例:2万4624円

入門モデルながら6.1型の狭額縁ディスプレイを採用したモデル。1300万画素のメインカメラに加え、被写界深度測定用の200万画素カメラを備えたデュアルカメラのシステムとなる。

●サイズ/幅73.4mm×高さ155.2mm×厚さ7.95mm●重量/160g

オート画質

ちょっと色あせたような発色になりがち。描写は精細で全体にシャープ。ピントが背景に合いやすいのはバツ。

高感度画質

ノイズをあまり感じさせない画質で、全体にクリア。ただし、ディテールのきめ細かさは失われてしまっている。

ディテールの再現は自然な印象でカメラはミドルクラスの実力

発色に少し寂しさを感じさせるが、ディテール再現は自然な印象。被写界深度測定用に200万画素のカメラを搭載するが、これを生かした背景をぼかす人物撮影では、髪の毛が背景と混じってボカされたりする場面が見られ、機能としてはいま一つと感じる。
画面オフ状態からでも、音量を下げるキーを連続押しするだけで写真が撮れる「ウルトラスナップショット」機能はとても便利で、ふとしたシャッターチャンスを逃さず撮影できるため好感が持てる。

採点表

オート画質 7
高感度画質 7
前面カメラ 6
動画 7
使い勝手・操作性 8
合 計 35点
満点は各10点、合計50点

エントリー機だが、カメラはミドルクラス並み。2基のカメラでの背景ぼかしは被写体と背景の切り分けが微妙。

採点結果

メーカー・製品名 オート画質 高感度画質 前面カメラ 動画 使い勝手・
操作性
合計
LG
Android One X5
9 8 8 7 7 39
シャープ
AQUOS sense2
5 6 7 7 7 32
ファーウェイ
nova lite 3
7 7 6 7 8 35

画質はプレミアムタイプに匹敵するAndroid Oneがトップ

実質4万円台という価格帯ながら、カメラ部の画質は断トツで、プレミアムタイプに匹敵するのは、Android One X5。すっきりと自然な発色が特徴で、濁りのない色再現は透明感を覚えるほど。細かく見ると、シャープさを強調するあまり、髪の毛の質感が硬く見えがちというマイナス面もあるが、全体に好印象。
今回のテストを通して感じたのは、プレミアム、スタンダードとも、海外メーカーのカメラ画質が優位だったこと。カメラ大国である日本だけに、スマホカメラでも今後の頑張りに期待したい。

スマホ(スタンダード)画質王

LG Android One X5

実売価格例:4万7196円

クラスを超えた美しい発色とシャープな再現の写真画質を持つ。ただ、本機の画面で見ると発色が派手になりすぎる。多くの場合「映え」ているので、これもありだが。

※価格は記事作成時のものです。

解説/吉村永(カメラマン) モデル/神谷玲奈(ソレイユ)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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