砂糖にかわる甘みとして当院が使用しているのが、米こうじで作る「玄米甘酒」です。酵素がたっぷりと含まれて、ビタミンや乳酸菌も豊富な玄米甘酒なら、入院患者さんの食事にも最適だと考えました。甘酒のように発酵された状態であれば、消化・吸収もスムーズです。【解説】島袋史(ゆいクリニック院長)

解説者のプロフィール

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島袋 史
(しまぶくろ・ふみ)

ゆいクリニック院長。日本産婦人科学会専門医、日本超音波医学会専門医、日本ホメオパシー医学会認定医。1995年、琉球大学医学部卒業。浦添総合病院産婦人科勤務を経て、2011年より現職。産婦人科医として多くの女性の出産・育児を支援するほか、女性と子供の健康サポートのため、さまざまな診療を行っている。また、小麦や砂糖、食品添加物などをいっさい使わない食事をクリニック内で提供するなど、食事療法の重要性も説いている。
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玄米の甘酒なら豊富な栄養を素早く吸収できる

私は、沖縄市内の産婦人科医院の院長を務めています。

当院では、母子の健康増進のため、食事療法に力を入れています。入院患者さんとスタッフの食事には、食品添加物をいっさい使わず、みそや納豆、梅干しなどをすべて、クリニックの厨房で手作りしています。

しかし、私の食への意識が変わったのは、ここ数年のことです。きっかけは、食事指導に力を入れている、葉子クリニック院長の内山葉子先生に依頼した講演でした。

「砂糖や小麦、乳製品はおなかのカビを増やす」「人工油脂は体に多大な害を及ぼす」など、目からうろこのお話を聞き、食事しだいで不調が悪化する危険性があることを痛感したのです。

これまでにも、食品添加物を使わないよう、厨房には指示していましたが、砂糖を置かないほか、小麦や乳製品も使わないよう、徹底しました。

砂糖にかわる甘みとして当院が使用しているのが、米こうじで作る玄米甘酒です(作り方は下記参照)。酵素がたっぷりと含まれて、ビタミンや乳酸菌も豊富な玄米甘酒なら、入院患者さんの食事にも最適だと考えました。

こうじ玄米甘酒の魅力は、玄米を普通に炊いた物よりも食べやすく、より手軽に、現代人に不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養がとれることです。

玄米は消化されにくいので、しっかりと噛まなければなりませんが、甘酒のように発酵された状態であれば、消化・吸収もスムーズです。

実際、こうじ玄米甘酒をとるようになって、便通がよくなった患者さんは多くいます。妊娠中は、「赤ちゃんのため」という意識が高まっているので、多くの患者さんは、私が紹介する食事療法を積極的に取り入れてくれます。

ただし、なかには発酵食品でおなかが張りやすくなる人もいて、その場合は無理してとらないよう、指導しています。

血糖値が下がった例も

私も、2年半前から、こうじ玄米甘酒をとっています。

ちょうどそのころ、私はたまたま受けた血液検査で、耐糖能異常と知りました。耐糖能とは、血液中の血糖値が高くなったときに、正常値にまで下げる能力のことです。ふだん、私の血糖値は低いほうなので、まさか糖の代謝が悪いなんて、夢にも思いませんでした。

当時、75gブドウ糖負荷試験(空腹時に75gのブドウ糖液を飲み、血糖値や血中インスリン濃度を調べる検査)を試したところ、食後1時間値では、なんと230mg/dlまで上昇していたのです。

この試験では、2時間値が200mg/dl以上だと、糖尿病と診断されます。それ以下でも、1時間値が180mg/dl以上だと糖尿病に悪化する可能性が高まるとされているので、この数値は危険です。

確かに、当時の私は、自分へのご褒美として、お菓子などの甘い物を毎日食べていました。甘い物をとらないとイライラするなど、れっきとした砂糖中毒でした。

そこで、私は砂糖断ちを決意し、甘い物のかわりに玄米甘酒をとるようになったのです。自然な甘みがあるため、十分おいしく感じられました。

そして、今では、お菓子を欲することがほとんどなくなりました。先日、約2年ぶりに75gブドウ糖負荷試験を行ったところ、1時間値は140mg/dlまで低下したので、ひと安心です。

また、長年悩まされていた頭痛も消えました。常備していた痛み止めの薬も、今では飲んでいません。さらに、疲れにくくなり、イライラしなくなったのも、大きな変化です。

当時、夫から、「トイレ後の便臭が強い」と、腸内環境の悪さを指摘されていましたが、あまり気にしていませんでした。

しかし、日ごろからの運動不足に加えて、砂糖や小麦をとり過ぎていたため、やはり、腸内環境がよくなかったのだと思います。

「自分は健康だ」と思っていましたが、今思えば、実は不健康でした。こうじ玄米甘酒は、私の不調を気づかせてくれた食品の一つといえるでしょう。

私たちの体は、食べ物でつくられます。なるべく手作りの物をとって、毒素を体内に入れない努力をする──そうした意識のもと、こうじ玄米甘酒を試してみてはいかがでしょうか。

島袋式「こうじ玄米甘酒」の作り方

【材料】(作りやすい分量)
玄米…2合
乾燥(もしくは生)米こうじ…200g
※市販の発芽玄米は酵素が減ってしまうので避ける。

画像1: 米麹で作る【玄米甘酒の作り方】酵素がたっぷり ビタミンや乳酸菌が豊富で病院食に最適

【作り方】
玄米を水に24時間つけて、発芽させる。小さくとがった芽が出ていたらOK!

画像2: 米麹で作る【玄米甘酒の作り方】酵素がたっぷり ビタミンや乳酸菌が豊富で病院食に最適

①の水を取り替え、炊飯器で玄米ご飯の約2倍の水量で玄米おかゆを炊く。炊き上がり、60度以下になるまで冷ましたら米こうじを加え、混ぜ合わせる。

画像3: 米麹で作る【玄米甘酒の作り方】酵素がたっぷり ビタミンや乳酸菌が豊富で病院食に最適

炊飯器のふたを開けたままふきんをかけ、保温モードで約8時間保温したら完成。

画像4: 米麹で作る【玄米甘酒の作り方】酵素がたっぷり ビタミンや乳酸菌が豊富で病院食に最適

冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1ヵ月ほど保存できる。

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