【最新炊飯器】土鍋?鉄?内釜の「素材」はお米の味に影響する?

調理家電

おいしいご飯を炊くには、強い火力で米一粒一粒に熱を加えることが必要。そのためには、発熱性の高い内釜が不可欠だ。火力は内釜の素材(土鍋、鉄素材入り、炭釜)だけでなく、加熱方法との相性によって決まる。また、銘柄炊きや量り炊きといった、お米の含水率に最適な方法がプログラムされた炊飯器も発売されている。

<最新炊飯器の選び方&使い方のギモン>
炊飯器の内釜にはいろいろな素材があるが、味は変わるの?

⇒⇒土鍋、鉄素材入り、炭釜などがあるが、素材だけで味の判断は困難

炊飯器に欠かせない内釜。鉄やアルミを使う機種もあれば、炭や土鍋を採用しているモデルもある。共通するのは、いずれも「高火力が出せる」という点だ。おいしいご飯を炊くには、強い火力で米一粒一粒に熱を加えることが必要。そのためには、発熱性の高い内釜が不可欠になる。

人気の土鍋をそのまま電気化

シロカ
かまどさん電気
実売価格例:8万6184円

土鍋

累計出荷80万台の炊飯土鍋、長谷園の「かまどさん」を電気化した炊飯器。土鍋をすっぽり包む構造で、直火炊きの熱伝達を再現した。

ただし、内釜にどの素材が一番という正解はない。火力は内釜の素材だけでなく、加熱方法との相性によって決まるからだ。

象印の「炎舞炊き」がいい例だが、これまで評判だった南部鉄器の内釜を炎舞炊きに採用しなかったのは、熱伝導率のスピード面で、多層釜のほうが条件に合っていたから。素材だけで、味のよしあしは判断できない。

米が舞い上がる「炎舞炊き」を採用

象印
NW-KB10
実売価格例:11万9750円

豪炎かまど釜

IHヒーターをローテーションで発熱させる新方式を採用。内釜には、熱のレスポンスが早い多層釜を使用。

<調理家電の選び方・使い方Q&A>
炊飯器の内釜の中でお米を研いでも大丈夫?

⇒⇒ほとんどの内釜が洗米OKだが、金属や調味料のダメージに注意!

今は表層の加工技術が発達し、ほとんどの内釜が洗米OKになっている。むしろ米より注意したいのは、金属や調味料によるダメージ。泡立て器で洗米しない、タワシでこすらない、内釜で酢を混ぜないなどの注意が必要だ。

最近は、内釜に保証を付けている機種も多い。中でも日立は6年保証と長いので、心配な場合は、そういう機種を選ぶ方法もある。なお、加工がはがれやすい製品もあるので、洗米OKかどうか事前に確認してほしい。

内釜での洗米には注意が必要

基本的には大丈夫だが、金属には要注意。洗米時に指輪が当たるなどして、ダメージにつながることも。

<調理家電の選び方・使い方Q&A>
「銘柄炊き」や「量り炊き」って普通の炊き方と違うの?

⇒⇒米と水の重量を計測し、銘柄に合わせて炊き方や水量を調整

お米は銘柄ごとに含水率が違うため、それぞれに適した炊き方がある。各銘柄の特徴が生かせるよう、ボタン一つで最適な炊き上がりにプログラムされているのが、銘柄炊き分け機能だ。

40種類の銘柄を炊き分ける

アイリスオーヤマ
KRC-PC30
実売価格例:3万5424円

銘柄炊きをリーズナブルに実現!

米の重量を計量後、必要な水量が液晶に表示される。40銘柄の炊き分けが可能。よそったご飯のカロリー量がわかるカロリー計量機能もユニークだ。

主に高級炊飯器に搭載されている機能だが、割安価格で実現しているのが、アイリスオーヤマ。銘柄を選んだ後にお米を計量すると、センサーが最適な水の量を算出。ユーザーが自分で水を入れる「量り炊き」スタイルで、炊き分けを実現している。

文/諏訪圭伊子(フリーライター)
※価格は記事作成時のものです。

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