現在のミラーレスを牽引しているのが撮像センサーがフルサイズの製品群。2019年はパナソニックとシグマからも新製品が登場した。ミラーレスのボディは小型・軽量化のため持ち歩くのに便利。また、高画素化により前モデルがお買い得になる場合も。今後さらに値下がりする可能性もあり注目だ。

画素数競争が再燃か?

デジタル一眼カメラの主流は完全にミラーレスとなった!最近は、画素数も増加傾向

デジカメ市場は、各メーカーともレンズ交換式のデジタル一眼が主力製品になっているが、新製品では一眼レフが激減し、ほぼミラーレスが占めている(下の表参照)。

現在のミラーレスを牽引しているのが、撮像センサーがフルサイズの製品群。今年、パナソニックとシグマからも新製品が登場。一眼レフでは大きく重かったボディが、ミラーレスでは小型・軽量化され、手軽に持ち歩けるようになったのが人気の理由だろう。

2019年に発売された新製品

ミラーレス一眼

画像1: (2019年10月31日までに発売または発売予定のもの)

(2019年10月31日までに発売または発売予定のもの)

一眼レフを製造している国内メーカーは、キヤノンニコンリコー(ペンタックス)の3社のみ。そのうち、キヤノンとニコンの2社が昨年フルサイズミラーレスに参入したため、今後は確実にミラーレスが主流になるだろう。

一眼レフ

画像2: (2019年10月31日までに発売または発売予定のもの)

(2019年10月31日までに発売または発売予定のもの)

また、最近は、画素数増加の傾向が見られる。ここ数年、フルサイズの高画素機で4200万画素前後、フルサイズ中級モデルやAPS-C機では約2400万画素前後で推移してきた。
2019年9月に発売されたソニー・α7RⅣは約6100万画素、キヤノン・EOS M6 MarkⅡは約3250万画素となっている。今後は、ライバルメーカーも追随してくることが予想される。

6100万画素の高解像度

ソニー α7RⅣ
実売価格例:43万8850円(ボディ)

画像: 2019年9月に発売されたこの機種は、6100万画素の撮像素子を搭載したフルサイズ機だ。

2019年9月に発売されたこの機種は、6100万画素の撮像素子を搭載したフルサイズ機だ。

画素数が増加すると、1枚当たりのデータ量が多くなり、記録メディアや保存用ストレージも大容量が必要。当然、出費も増えるが、精細な画像が記録できるし、トリミングしても画質劣化しないといったメリットもある。

また、高画素化により前モデルがお買い得になる場合も。例えば、α7RⅣと前モデルのα7RⅢでは約7万円以上の価格差がある。今後、さらに値下がりする可能性もあるので、注目しておきたい。

解説/岡田清孝(カメラマン)

※価格は記事作成時のものです。



This article is a sponsored article by
''.