Wi-Fiシステムの「Nest Wifi(ネスト ワイファイ)」が使える。これは、高速インターネット回線と直接有線で接続する「ルーター」と、ルーターからのWi-Fi通信を中継する「拡張ポイント」で構成されている。設定は「Google Home」アプリで行う。
Googleが、スマートスピーカーにもなる「メッシュWi-Fiシステム」を投入
設定は「Home」アプリから簡単にでき、2台で210平方メートルをカバー
スマホのPixelシリーズをはじめ、近年のGoogleは、ハードウエアの展開にも力を入れている。そんな中、Wi-Fiシステムの「Nest Wifi(ネスト ワイファイ)」が発売された。これは、高速インターネット回線と直接有線で接続する「ルーター」と、ルーターからのWi-Fi通信を中継する「拡張ポイント」で構成され、複数の端末があっても広い範囲で安定した接続を実現するメッシュ方式を採用。それぞれ単体のほか、ルーターと拡張ポイントをセットにしたモデルも販売される。
Google
Nest Wifi
実売価格例:3万1900円(ルーターと拡張ポイントのセット)
ルーター(実売価格例1万9800円)と拡張ポイント(実売価格例1万8150円)の組み合わせで、どんな構造の家でも快適なWi-Fi通信を実現する。
本体サイズ(ルーター):直径110ミリ×高さ90.4ミリ。重量は、380グラム
本体サイズ(拡張ポイント):直径102.2ミリ×高さ87.2ミリ。重量は、350グラム。
Nest Wifi
ルーター、拡張ポイントともに、Wi-Fi規格は11ac(Wi-Fi5)に対応。ルーターは、5Gヘルツ帯アンテナを4本、拡張ポイントは同じく2本搭載し、ルーター1台で120平方メートル、拡張ポイント1台で90平方メートルをカバー。4K動画のストリーミングを複数端末で再生できる高速性と安定性を両立している。各種設定は、「Google Home」アプリから行え、ゲスト用のSSIDも簡単に作れる。
●設定などはすべてスマホアプリで行う
さらに、拡張ポイントは、Googleアシスタントを搭載し、スマートスピーカーとしての役割も持っている。設置した部屋で、いつでも「OK Google」と呼びかけ、音楽を流したり、ニュースや天気を尋ねたりすることができる。拡張ポイントに搭載されているスピーカーは、同社のスマートスピーカーNest mini(ネスト ミニ)と同じもので、音質も旧型のGoogle Home miniに比べて大幅に向上している。
●インテリアにマッチする柔らかなデザイン
将来的には、スマートホームの基板となるように設計されており、家庭内のさまざまな機器とつながる予定だ。
※価格は記事作成時のものです。
文/福多利夫(フリーライター)