この記事では、ワークマンの人気商品を実際に購入して使用した感想をレポートしていきます。今回は、耐久撥水で汚れが落ちやすい「S1200 高撥水マウンテンパーカー」をレビュー。防水パーカーの選び方、「S1200 高撥水マウンテンパーカー」の基本情報、実際に着てみた個人的な感想や評価もまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
評価者のプロフィール
休日はアウトドアにいそしむ一方で、平日の暇な時間は最新グッズのチェックに夢中。大学卒業後は編集プロダクションで勤務し、30歳を機に独立した。主にモノ系・レビュー系の記事を得意としているが、食レポのし過ぎで太ってきた気がする。
防水パーカーの選び方
ポイントは“撥水加工”と“防水加工”
防水性の高いパーカーを選ぶ上でポイントとなるのは、“撥水加工”と“防水加工”による生地の違い。一般に防水加工とは「水を通さない加工」のことで、撥水加工は「水をはじく加工」を指すようです。
2つの加工で最も異なるのは“通気性”と“防水力”。防水加工は水の侵入そのものを防いでくれますが、風通しはあまりよくありません。反対に水を生地の表面ではじく撥水加工は、防水力がやや劣るものの通気性が高いのが特徴です。防水パーカーを購入する際は、パーカーを着る時の環境に合わせて“撥水加工”と“防水加工”を選んでみてください。
通気性に優れた“撥水加工”は、蒸れにくいというメリットがあるのもポイント。熱がこもりにくく、着心地のいい設計になっています。そこで今回は、ワークマンの「S1200 高撥水マウンテンパーカー」に注目してみました。
「S1200 高撥水マウンテンパーカー」を買ってみた
購入方法は?
今回は同商品を「ワークマン江戸川船堀橋店」で購入。ブラック・カーキ・ベージュ・オレンジなどカラーバリエーションも豊富です。気になるお値段は3900円(税込)。
特徴は?
耐久撥水で汚れが落ちやすい機能を持つ同商品。デザインを見てみると、男女兼用で着こなせるゆったりとしたシルエットをしています。肝心な防水対策には“ディアマジックダイレクト”という加工が施されていました。
“ディアマジックダイレクト”とは、耐久撥水と汚れにくさを向上させる加工。加工後も素材の持つ風合いをそのまま保持できるため、「デザイン性を損ないたくない」という人にはぴったりな加工と言えそうです。
ちなみに「S1200 高撥水マウンテンパーカー」は、ワークマンオリジナルブランド“フィールドコア”シリーズの1つ。プロワーカーが認める仕事着の品質をそのままに、プライベートでも着用できる使いやすいデザインが実現されているようです。通販サイトで購入できるフィールドコアの商品には、男女問わず気軽に着られるようなジャケットやパンツがズラリ。機能性と着心地の良さを両立させた商品が多数取り扱われていますよ。
「S1200 高撥水マウンテンパーカー」を着てみた
Lサイズなら170cmの私でもゆったりフィット
それでは実際に試着してみて着心地をチェックしてみましょう。袖を通して最初に感じるのはパーカーの“軽さ”。ゆったりとしたフォルムからピーコートに近い重さを予想していたのですが、ほとんど重さを感じることなく着用できます。
ポケットの容量と数の多さが特徴的。手元についたポケットはかなり厚みがあり、文庫サイズの本でも2~3冊は入りそうです。しかも上部と側面が分かれた2重構造。手元のポケットだけでも左右で4カ所の収納スペースが備わっています。胸部にも大容量のポケットがついているので、アウトドアを楽しむ際にはライターやナイフなど収納に困りません。
綿76%・ナイロン24%の素材でできた生地のおかげで、動くときの抵抗がほとんどないのも魅力。普通のジャンパーやコートを着ると腕の上げ下げが制限されますが、同商品は着用後も肩の可動域がほとんど変わりませんでした。
肝心な撥水性を確認するために少し水を落としてみると、生地の上で水滴ができあがり、ころころと転がったことに驚き。はじく力が強力で、水と接触した部分は全く濡れていません。これなら、雨の日にレインコート変わりで着用してもよさそうです。
軽くてゆったりとしたカジュアルなデザインもGOOD。ワントーンに抑えられたカラーリングのおかげでコーディネートを組みやすいのも嬉しいポイントですね。
【ワークマン調査隊(2)】購入レビューまとめ
“機能性”と“デザイン性”を求める人にうってつけ!
豊富な収納スペースと機動性を両立させた同商品は、キャンプや山登りにぴったりです。左右のポケットには600mlのペットボトルがスッポリ入るので、給水の際にいちいちリュックから飲み物を取り出す必要はありません。体の動きをほとんど阻害しない機動性の高さは、テントの組み立てやフィッシングでも活躍してくれますよ!
高品質・高機能そしてデザイン性を重視したフィールドコア。カジュアルなデザインでも“作業着”としての性能はそのままでした。
特に“ディアマジックダイレクト”加工が施された生地の撥水性には驚愕。水滴を弾く様子はまさにレインコートのようです。アウトドア好きな人にとっても“汚れにくい”という特徴は魅力と言えるでしょう。ワークマンに立ち寄った際は、ぜひ同商品を確認してみてくださいね。
高撥水マウンテンパーカー
◆文・撮影=植松英明
※価格や情報はライターが記事作成時のものです。