この記事では、ワークマンの人気商品を実際に購入して使用した感想をレポートしていきます。今回は、寒さ知らずのクライミングパンツ「HP001D AERO STRETCH(エアロストレッチ) クライミングパンツ」をレビュー。クライミングパンツの選び方、同商品の基本情報、実際に着てみた個人的な感想や評価もまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
評価者のプロフィール
休日はアウトドアにいそしむ一方で、平日の暇な時間は最新グッズのチェックに夢中。大学卒業後は編集プロダクションで勤務し、30歳を機に独立した。主にモノ系・レビュー系の記事を得意としているが、食レポのし過ぎで太ってきた気がする。
クライミングパンツの選び方
過酷な環境に対応できる生地が理想的!
柔軟性が高く、動きやすい履き心地が特徴のクライミングパンツ。山登りの際はダイナミックな動きを要求されるため、登山好きな人には必須のアイテムです。それではクライミングパンツを購入する場合、どのような点に注目すべきなのでしょうか?
クライミングパンツを選ぶポイントはなんとっても生地の柔軟性です。特に股下を大きく広げた時に、生地が突っ張らない設計がおすすめ。足の可動域を損なうことがないので、岩場や急斜面の移動がスムーズになります。
ロングサイズのパンツでお悩みの方は、パンツの防寒性にも注目してみてください。夜になると気温が一気にさがることもあるため、体を冷やさないように生地が厚手のパンツをチョイスできるとGOOD。
今回は数あるクライミングパンツの中から、寒さ対策と柔軟性を両立させた「HP001D AERO STRETCH(エアロストレッチ) クライミングパンツ」をピックアップしてみました。動きやすさもさることながら、“収納力”にも配慮したクライミングパンツです。
「HP001D AERO STRETCH(エアロストレッチ) クライミングパンツ」を買ってみた
価格は?
今回ご紹介するパンツのお値段は、2500円(税込)。機能性の高いクライミングパンツがこの価格で手に入るとは、相変わらず良心的なワークマンに感謝です…。
特徴は?
同商品は、股下を大きく広げても生地が突っ張らない“クライミングカット”が採用された可動域の広いパンツ。生地の伸縮率は130%もあり、足の動きをほとんど妨害しないのが特徴です。重さは約500gと軽量なので、体への負担も最小限に抑えられそう。
パンツの左後ろには大容量のポケットがついています。大きさについては“ペットボトルが入る”程度かと予想していたのですが、どうやら“タブレット端末”が収納できるほど大きい模様。しかもポケットの中にパンツを折りたためるというから驚きです。さっそく着心地も含めてチェックしてみましょう。
「HP001D AERO STRETCH (エアロストレッチ) クライミングパンツ」のMサイズを着てみた
170cmの私はMサイズをチョイス!
Mサイズのパンツはウエストが78cm。腰回りに伸びのよい“ストレッチテープ”が採用されているおかげで、着脱はかなりスムーズに行えます。
履いてみて真っ先に感じたのはパンツの暖かさ。全く動いていないにも関わらず、下半身がポカポカと暖まってきました。ポリエステル100%でできた素材は空気をふんだんに含んでいて保温性が抜群。防風性にも優れており、冷気が吹きつけるような山場でも体を冷やさずに済みそうです。
続いてアウトドアで重要となる“収納力”を確認。左右のポケットにはチャックがついているため、中身をこぼしてしまう心配はありません。アウトドアに駆り出した時、スマートフォンやライターなどを落とさずに済むのは嬉しいポイントですね。
最も気になっていた“大型ポケット”の実態も確かめていきます。一見すると普通のポケットですが、入口は従来のポケットよりも広く奥行きもかなりの深さが。「本当に入るかな?」と半信半疑でタブレットを入れてみたところ… 見事にスッポリと収まりました。
これならタブレットに限らず、地図やパンフレットなどのかさばりやすいアイテムがラクラク収納できますね。ちなみにタブレットをしまった状態で歩いても、違和感はほとんど感じませんでした。ただし収納したまま座ると、タブレットの真上に乗る形になるのでご注意を。
“クライミングカット”が施されたパンツは動きやすさもピカイチです。足を大きく広げた時に生地が突っ張らないので、アップダウンが激しい登山コースにも対応可能。寒さを防いでくれる暖かいパンツは、寒暖差が激しい登山にはうってつけといえそうです。
最後に大きな特徴である“ポケッタブル収納”を実践。そもそも“ポケッタブル”とは、ポケットに収まるほど小さいものをあらわす言葉のよう。同商品は小さくまとめることで、左後ろにあるポケットへ収納できるのです。
収納方法はとってもシンプル。まずは左後ろの大型ポケットを引っ張って外側に露出させます。すると裏返ったポケットが“袋”に早変わり。袋の右下にはワークマンのオリジナルブランドである“フィールドコア”のロゴが入っていて、かなりおしゃれな雰囲気です。
あとはパンツ本体をクルクルと丸めてポケットサイズに圧縮し、袋状になったポケットに収納すればOK。もともとパンツだったとは思えないほど、しっかりと袋の中に納まりました。普通のパンツとは違い収納袋を用意する必要がないため、持ち運びが圧倒的にラクになりますよ。
【ワークマン調査隊(6)】購入レビューまとめ
ラフなデザインはタウンユースでも活躍間違いなし!
“作業着の品質をそのままに”がモットーのフィールドコア商品は、機能はもちろんデザインがカジュアルなのも特徴の1つ。「HP001D AERO STRETCH(エアロストレッチ) クライミングパンツ」も、フィールドコアの良さが活かされたラフなデザインが施されています。アウトドアだけの限られたシチュエーションにとどまらず、タウンユースでも気軽に履いてみてくださいね。
◆文・撮影=植松英明
※価格や情報はライターが記事作成時のものです。