ドラム式洗濯機は、洗いから乾燥まで一度に任せられる。縦型洗濯機は、洗浄力が高くて設置がしやすい。どちらのタイプを選ぶかは、その人のライフスタイル次第だが、そこで出てくるのが「最新機能問題」。ドラム式にあるのに、縦型には付いてない。そんな不平等を打破した縦型モデルを、勝田氏が推す。
ヨドバシカメラのカリスマ店員が「ビートウォッシュ」をおすすめする理由
ドラム式の「いいとこ取り」した縦型洗濯機!
ヨドバシカメラ新宿西口本店
勝田泰幸さん
ヨドバシカメラのカリスマ店員。雑誌『特選街』で、連載「我ら!家電体験隊。」の解説委員を長年務める。プライベートでももちろん家電好きで、あらゆる商品を実際に自分で試し、その使い勝手を厳しく評価する。家電は「道具としてしっくりくるか」という点が最大のポイントだという。『アメトーーク!』(家電芸人)をはじめとするテレビや雑誌などの媒体で「家電コンシェルジュ」としても活躍中。
日立
ビートウォッシュ
日立の縦型洗濯機ビートウォッシュ。これがいいのは、ドラム式で人気のある機能を、縦型にも落とし込んでいるところです。通常は、ドラムについてる機能が縦型で欲しくても、最上位のクラスでも付いていないことがあるんです。そこを改善してくれたのが、こちらの商品なんですね。
今ドラム式で注目されている機能が、洗剤柔軟剤の自動投入です。投入用のタンクがついていて、容量は洗剤が1000ml、柔軟剤は700mlまで。
詰め替え用を買ってきて移し替えれば、あとは洗濯機が適正な分量をはじき出してくれます。洗剤とか柔軟剤の適量って、けっこうわかりにくんですよね。足りなくても、入れすぎてもよくない。洗濯ごとにキャップに移し替えて計る手間も、この便利機能があればなくなります。
あとはAIお洗濯ですね。
AIが何をしてくれるのか。簡単にいうと、日頃の洗濯状況を観察してくれます。そのデータをもとに汚れの具合を見て、洗剤の量を調節したり、洗濯時間を変えたりしてくれる。そのためのセンサーが8個ついていて、洗濯中に水温や汚れの量なんかを細かく見張っています。我々にできないことをしてくれるんですね。
ちょっとした心遣いがファンの心をつかむ!
細かい話ですが、糸くずフィルタも優秀なんです。ネットじゃなく、プラスチックの薄いカゴみたいになっていて、スライド式に引き出すと、ゴミがポロッと落ちるというしくみです。ちょっとしたことだけど、ここまで考えてくれている。こういうところを支持する人が多いんです。「日立がいい」みたいな。
ビートウォッシュ
BW-X120E W
まとめ
ビートウォッシュはドラム式と対等の縦型洗濯機!
洗濯機って、本当によく使うので、気に入って買うのとそうでないのとでは、全然違います。肌に触れる洋服を洗うものだし、生活家電の中でも、家族全員が影響を受けるもの。ライフスタイルに合ったものを選ぶという意味で、ドラム式と対等の縦型という選択肢ができたのは、すごく大きいと思います。