スマホカメラで動画をオート撮影すると、画面全体の色が急に変わったり、戻ったりといったことが起こりがち。Androidなら、標準カメラアプリのWB(ホワイトバランス)を固定しておくといい。iPhoneは、WB調整機能が標準では用意されていないので、動画アプリ「MAVIS(マビス)などを使って安定した動画を楽しもう。
目指せ!“SNS映え”
スマホ写真術 動画撮影
ポイント
ホワイトバランスが変わりやすいなら、設定を固定
最新スマホカメラの場合、静止画であれば、標準アプリのオートモードを使えば、美しく調整されて撮影できる。
だが動画の場合、オートで撮影すると、画面全体の色が急に変わったり、戻ったりといったことが起こりがち。特に、画面全体が青白っぽくなって、すぐまた元に戻るという現象は、多くの人が経験しているだろう。
こんな場合、Androidスマホの多くは、標準カメラアプリのWB(ホワイトバランス)を固定しておけば、最初から最後まで同じ雰囲気の動画が撮影できる。
iPhoneの場合は、WB調整機能が標準では用意されていないので、「MAVIS(マビス)などの動画アプリを使ってWBを固定し、安定した動画を楽しみたい。
例えば、曇天時は寒々しい雰囲気に変化しがちだが、「曇り」などに固定すれば、顔などの発色も改善される。
■アプリの設定でホワイトバランスを選択する
動画撮影でのホワイトバランスは、オートではうまくいかない場合がある。「WB」などのアイコンをタップして、状況に合った設定に固定するといい。
■「曇り」に固定したら、温かい雰囲気の再現に
左下の撮影時は曇りだったが、オートのままでは、ときどき寒々しい感じに変化してしまった。
アプリでホワイトバランスを「曇り」に固定したら、人肌も艶が出て明るくなった。
■iPhone XS Maxで撮影
「MAVIS(マビス)」
●iPhone
■解説/吉村 永(カメラマン)モデル/八嶋夏世(ソレイユ)