【5Gスマホ】3大キャリアでスタート!現状は通信の高速化が売り iPhoneは秋に対応予定

ガジェット

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手キャリア3社が、新しい通信サービス「5G」をスタート。同時に5G対応スマホを発売した。5Gの特徴は「高速・大容量」。今よりも通信速度が高速化され、大容量データのダウンロードも素早くできること。次に、「低遅延」。通信の反応が改善され、タイムラグがなくなるという。そして、「多数接続」。今後、さまざまなものがネットに対応するIoTが当たり前となってくるが、実現するうえで5Gは欠かせないものだといわれている。

スマホで高画質動画もストレスなし! 3大キャリアの5Gサービスが本格始動!

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手キャリア3社が、この3月から新しい通信サービス「5G」をスタート。同時に5G対応スマホを発売した。

5Gには三つの特徴がある。まずは「高速・大容量」。今よりも通信速度が高速化され、大容量データのダウンロードも素早くできる。次に、「低遅延」。通信の反応が改善され、タイムラグがなくなるという。そして、「多数接続」。今後、さまざまなものがネットに対応するIoTが当たり前となってくるが、実現するうえで5Gは欠かせないものだといわれている。

■ 5Gは「高速・大容量」「低遅延」「多数接続」が特徴

当初は、ダウンロードが速くなるなど、高速・大容量が中心となるが、将来的には低遅延や多数接続を生かしたサービスも登場予定。

高速・大容量
4Gの最大1~2Gbpsに比べて、ミリ波と呼ばれる周波数帯を使い、20Gbpsを計画する。

低遅延
通信タイムラグが短縮。遠隔地から車を操縦しても、急ブレーキが間に合うようになる。

多数接続
大量のIoT機器が同時にネットへの接続をしても、安定した通信が可能となる。

ただ、今年、サービスが始まる5Gは、4Gとの併用ネットワークであるため、三つの特徴のうち、高速・大容量しか実現しないという。低遅延や多数接続は、5Gのみのネットワークとなる2022年以降に実現しそうだ。

さまざまな実験やサービスを展開

▲バーチャルアーティストによるVRライブ(ドコモ)

▲渋谷でAR技術を活用(au)

▲さまざまな角度から映像を楽しむ(ソフトバンク)

大手キャリアが相次いでスタート!

各社の料金プランを見てみると、ソフトバンクは5Gのエリアが狭く、限られた場所でしか使えないということもあり、料金プランは4G向けをそのまま適用した。それに追加で1100円の「5G基本料」が必要となるのだが、2年間は無料のキャンペーンが適用される。

一方、ドコモは各種割引適用時に4928円という5G向けプランを発表。当面はデータが使い放題となる。

auも、4Gから継続してデータ容量無制限のプランを用意した。

ドコモ 5G 3月25日サービス開始。6月には受信時最大4.1Gbpsに。
端末は、Xperia 1 IIやGalaxy S20+、arrows 5Gなど
豊富なラインアップ。
au
(KDDI)
au 5G 3月26日にサービス開始。2024年度末までに4万局と
基地局数は最多。端末は、Xperia 1 IIやGalaxy S20+、
AQUOS R5Gなどを投入。
ソフト
バンク
SoftBank
5G
3月27日にサービス開始。月額料金は1年間4Gと同額に。
端末は、AQUOS R5G、OPPO Reno3 5G、LG V60 ThinQ
5Gなどを扱う。
ドコモ、KDDI、ソフトバンクは、そろって2020年3月開始となった。
第4のキャリアとして4月から新規参入する楽天モバイルは、6月に5Gサービスを開始予定。

■ドコモ発表会

吉澤社長のプレゼンでは、2021年3月末までに全国500都市へ展開するなど、5Gエリアの拡充へ向けた姿勢をアピール。2023年までに5Gスマホの2000万契約を目指すという。

当初はデータ容量無制限のキャンペーン

対応端末も続々発売!

気になる5G対応スマホは、各社が積極的に端末を投入。

シャープは、8K映像の撮影が可能なAQUOS R5Gを3社から発売。同社は8Kテレビを推進していることもあり、「スマホで8K映像を撮る」という世界感をアピールしたいようだ。

8K動画カメラ搭載!3社から発売

シャープ
AQUOS R5G

3キャリアから発売される唯一の5Gスマホ。6.5形のPro IGZOディスプレイを採用。8Kカメラで超高精細の動画撮影が可能。

すでに、海外で5G端末を積極展開するサムスンは、カメラに注力したGalaxy S20 5G/S20+ 5Gをドコモとau向けに発売。S20+は、通信が高速なミリ波にも対応する。

超解像で30倍ズームの世界を堪能

サムスン
Galaxy S20+ 5G

高速なミリ波に対応。光学ズームとAIの組み合わせにより、これまでにないズーム撮影ができる。ミリ波非対応で小型のS20も用意。

ソニーは、Xperia 1 IIをドコモとau向けに供給。前モデルに比べて本体サイズが若干、薄くなったものの5Gにきっちりと対応した。カメラセンサーが大型化され、ソニーの一眼カメラ「α」シリーズの技術を惜しみなく搭載し、差別化を図る。

瞳AFなど一眼カメラ、αの技術が生きる

ソニー
Xperia 1 II

2019年発売のフラッグシップXperia 1を5G化。一眼カメラ「α」の技術を生かし、AF/AE追従20コマ/秒の高速連写を実現。人やペットの瞳も認識。

5Gといっても、現状では通信の高速化が売りで、メーカーも5Gを生かした機能をアピールできていない。各社ともメーカーの強みを生かしたカメラの高画質化などを訴求している感がある。

LG
V60 ThinQ 5G

5Gが2画面で楽しめるV60 ThinQ 5G

富士通
arrows 5G

高速なミリ波に対応のarrows 5G

OPPO
Reno3 5G

低価格が予想されるReno3 5G

ちなみに、iPhoneもこの秋に発売されるモデルで5G対応になる可能性が高い。5Gスマホの競争が本格化するのは、2021年に入ってからになりそうだ。

※価格は記事作成時のものです。

文/石川 温(ジャーナリスト)

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