コロナ自粛の中、フリーランスの私が困ったのは、次の3点。1つ目はマスク、2つ目は小麦粉、そして3つ目は床屋です。電気シェーバーなどでセルフカットを試みたところ、自分で短くしようとなると、これが実に対応し難い。そこで「バリカン(ヘアカッター)」が出てくるわけです。今後のために備えておいて損はないのでは?心に余裕をもたらしてくれますよ。
コロナ自粛で私が困った3つのこと
マスク、小麦粉、そして床屋
25日に発表された特別非常事態宣言の解除で、コロナ禍による自粛がついに緩和されました。この自粛の中、フリーランスの私が困ったのは、次の3点です。1つ目はマスク、2つ目は小麦粉。そして3つ目は床屋です。
2つは品不足ですが、ニュアンスはだいぶ違います。マスクの方はグローバル社会的の是非を考慮しなければならないという事でかなりシビアな問題。課題と国民を甘く見たアベノマスクの失態は事あるごとに強調されるでしょう。2つ目は、純然たる需要と供給問題。小麦粉はなくても、食パンは売るほどあるのは、ある種奇異な光景でもありました。
さて、最後は床屋です。自粛を始めた時も「しまった。刈るの忘れた!」と思ったのですが、まだ暑くない時期なのでよかった。しかし、5月に入り、真夏日になると鬱陶しくてこれが大変。
近くの床屋は休みだし・・・。という事で、今回は、セルフカットとバリカンのお話です。
セルフカットは実に難しい…
バリカンの「アタッチメント」が重要
セルフカットと言いますが、自分で短くしようとするとこれが実に対応し難い。電気シェーバーに必ずと言ってもいいほど付いているキワ剃り刃。もみあげの処理にも使えます。しかし、不要なもみあげ部をカットできるからと言って、これでセルフカットはできません。理由は、「長さの制御ができない」からです。もみあげの処理は、基本残すか、全部刈るかの二択。全刈りだからこそできるのです。しかし、切れ味はいいですね。シェーバーを作っているメーカーですから、体毛に馴れていると言うわけです。
そうセルフカットで重要なのは、バリカンを不器用に当てても、刈らずに残す事ができるアタッチメントなのです。
床屋で刈ってもらう場合、バリカンで形を整え、ハサミで細部まできれいにします。
私の場合、やや短髪ですから、行き付けの床屋のバリカンは12mmにセットして刈ってくれます。襟首、耳元、そこら辺は、12cmでという感じです。しかし、長めが好きな人は、当然、それ以上です。ここでのポイントは、必ず目でみて判断すると言うことです。手で触った感じで決めてはいけません。多くの場合、触った感じだと長い様でも、見てみるとちょうどいいという事が多いからです。
アタッチメントがいいバリカン(ヘアカッター)はコレ
マクセルイズミ
Cleancut 「HC-FW28」
【スペック】
サイズ:W44.6×D46.8×H188.5mm
電源:AC100V~240V 50/60Hz
消費電力:7W
付属品:ノーマルカットアタッチメント、サイドカットアタッチメント、スキ刈り/ナチュラルアタッチメント、オイル、掃除用ブラシ、電源アダプター、ヘアーアレンジシート
電源コード長:1.8m
本体重量(kg):0.18
今回のお勧めモデル、マクセルイズミのバリカン「HC-FW28」の場合、3つアタッチメントを持っています。ノーマルカットアタッチメント、サイドカットアタッチメント、そしてスキ刈り/ナチュラルアタッチメントです。
サイドカット用が別にあるのは、「耳」のためです。耳は凸凹がありますし、ちょっと傷つくとカッカして、あまり気持ちのいいものではありません。このため、サイドカット用のアタッチメントは、ノーマルカット用のアタッチメントより、より丸みを帯びています。ちょっと太めの様に見えるアタッチメントですが、確かに痛くなく、程よいフィットが得られます。
また、ノーマルカットとサイドカットは、それぞれ、1~35mm、3~10mmに1mm 単位で正確に合わせることができます。しかも本体の調整ダイヤル1つで、調整できますので、とても使いやすいです。
スキ刈り/ナチュラルアタッチメント。こちらは、長さを制御する普通、サイドのアタッチメントと同時に装着、使うことができます。
防水、コードレスはセルフカットでは必然
セルフカットは髪が散らかります。髪の毛を散らかさないようにするセットもありますが、最後の洗髪他をしなければことを考えると、一番楽なのはお風呂でカット、そのままシャワーです。となると防水。となれば、バッテリーです。
このため、極めてシェーバーに近いスペックなります。となると、シェーバーを作っているメーカーのモデルが安心できます。シェーバーメーカーは刃も定評があるメーカーが多い。マクセルイズミもそんなメーカーです。
まとめ
バリカンは「心の余裕」をもたらす家電
さて、そうは言うものの、バリカンなんてと思われる人も多いと思います。が、あるとないではかなり違います。
コロナ禍の下、自宅自粛で悶悶としているのは、かなり良くないです。外に出て、床屋を探し、挙げ句の果てに、もらってしまったら泣くに泣けません。
しかし、バリカン一つあると余裕が出てきます。
全体を刈らなくても、気になるところだけでもいいですし、ゆっくり全体を刈るのもあります。というより、不快感を押さえ、清潔度を増すことができます。清潔度は消毒にもプラスです。
バリカンの売価は、数千円。これで、余裕が買えるとも言えます。
尚、バリカンを使う時のポイントは、使用後のメンテナンス。風呂などで使い放っておくと錆びます。使う回数が少ないですから、刃自体の摩耗、バッテリーのヘタリは余り考えずとも大丈夫です。メンテナンスもすると心に余裕が出てきます。「ひま、ヒマ、暇」と連呼するより、よほど有意義。
たかがバリカン、されどバリカン。あると中々面白い家電でもあります。
Cleancut
HC-FW28
◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京歴史散歩とラーメンの食べ歩き。