スポーツタイプの自転車として長い歴史を持つロードバイク。レースやフィットネスはもちろん、最近は、通勤手段としても注目を集めている。そんなロードバイクのシティ自転車(ママチャリ)との違いから、選び方、おすすめモデルまで解説していこう。
そもそもロードバイクってどんなもの? 普通の自転車とどんなところが違う?
近年、街中で見かけることが多くなったロードバイク。休日になれば、河川敷などの専用ロードでサイクリングを楽しんでいる人を見かけることも珍しくない。
ロードバイクといえば、まず、ドロップハンドルと呼ばれる独特のハンドル形状が特徴的だ。そして、タイヤが一般的なシティ自転車(通称ママチャリ)と比べて細い。
もともと、舗装路を高速で走行するために特化して開発された競技用自転車のため、基本的に速さを追求する以外の機構はなく、シルエットも非常にシンプルだ。
重量は、シティ自転車が20キロほどになるところ、その半分以下の7〜10キロほどしかない。
このように、ロードバイクは、クルマでいうところのF1マシンのような存在といえる。
●クロスバイクとの違いはどこ?
ロードバイク
ドロップハンドルだけでなく、前傾の深い姿勢を取りやすいフレーム設計が特徴的。
クロスバイク
ハンドルはフラットバーで、フレーム設計は上体を起こしぎみの姿勢を取りやすい。
●長い時間を快適に走り続けられる
ドロップハンドルは握る位置を変えることで乗車姿勢に変化をつけることが可能。そのため、体への負担を減らして長い時間を快適に走り続けることができる。
クランク、ディレイラー、ステム…… ロードバイクの各部の名称と役割は?
ロードバイクは、メインフレームと前輪を支えるフロントフォークのほかに、数多くのパーツで構成される。これらのパーツを総称してコンポーネントと呼ぶ。
なお、販売店では下の写真のように「完成車」として販売されているが、基本的にペダルは付属していないため、好みのペダルを別途購入することになる。
(1)ハンドル:同じドロップハンドルでもさまざまな形状やサイズがあり、握り心地や快適性が異なる。
(2)ステム:長さを変えることで、サドルからハンドルまでの適正な距離を調整することができる。
(3)コントロールレバー:手の握り位置を変えずに、ブレーキと変速の操作を行えるSTIレバー(※)が主流。※Shimano Total Integrationの略。シマノが開発したブレーキとギヤチェンジを同時に行う機構のこと。
(4)サドル:乗り手の骨盤幅やお尻の形状に合わせて、フィットするサドルを選ぶことができる。
(5)シートポスト:フレームとサドルをつなぎ、ペダルからサドルまでの適正な距離を決める重要なパーツ。
(6)フレーム:自転車の骨格を成す部分で、各部のチューブ形状、太さ、長さなどよって走りが変わる。
(7)ディスクブレーキ:最新のブレーキシステムであるディスクブレーキには、機械式と油圧式の2種類がある。
(8)ディスクローター:ホイールに装着されたディスクローターをブレーキで挟むことで回転を制動させる。
(9)クランク:ペダルを踏んだ力を駆動力に変えるパーツ。フロントギヤの付いたパーツと一体の構造。
(10)フロントギヤ:ギヤ枚数は二つが標準で、クランクと一体構造。スプロケットと合わせてギヤ比が決まる。
(11)スプロケット:後ろ側のギヤで、最大11段(シマノの場合)の段数があり、細かなトルク調整が可能。
(12)リアディレイラー:リア側のギアの変速機構で、コントロールレバーの操作によりチェーンラインを変更する。
(13)フロントディレイラー:フロント側のギヤを調整する機構。コントロールレバー操作でチェーンラインを変更する。
(14)ホイール:外周部のリム、中心にあるハブ、その双方をつなぐスポークなどで構成される回転体。
(15)タイヤ:唯一、路面と接する部分で走行性能に大きく影響する。25ミリや28ミリなど太さを選べる。
予算は? 素材は? コンポーネントは? 自分にぴったりな自転車選びのポイント
どのくらいの予算を考えておくべきか
自転車の価格差に最も影響が出るのがフレームの素材だ。自転車のフレーム素材には、主にスチール、アルミ、カーボンの三つがある。スチール(鉄鋼)は、素材が廉価なためコストを抑えられる。いわゆる「ママチャリ」などの廉価な自転車には、安いスチールが採用されている。
一方で、ロードバイクの素材は、スチールよりも軽量で、製造の自由度も高いアルミが多い。さらに、アルミより軽くて振動吸収性にも優れるカーボンは20万円以上のモデルに多く使われる。
このように、フレーム素材は一つの目安として、10万円台までがアルミ、20万円以上はカーボンと分けることができる。
また、フレーム以外のギヤなどのパーツを総称してコンポーネントと呼ぶが、素材や作り込みの精度などによって価格が変わり、フレーム素材と同様に自転車の価格に影響を与える。
●用途、予算によって素材やパーツのグレードが決まる
初めてのロードバイク選びでまず決めたいのが、予算と用途。そのうえでフレームやコンポーネントなど、パーツの詳細をチェックしたい。
自転車の価格差の理由を理解したところで、実際にロードバイクを購入するときには、「何のために」という用途によって最適なモデルを選びたい。
10万円以下のアルミバイクは毎日の通勤・通学の足としてコストパフォーマンスの高さからもおすすめしやすい。
少し週末に健康な体づくりのためにサイクリングを楽しみたいというような場合は、10万円台のモデルがおすすめだ。
さらに、本格的に趣味としてロードバイクライフを楽しみたいのであれば、カーボン素材を採用する20万円以上のモデルが候補になってくるだろう。
もちろん、同じ10万円台のモデルでも、フレーム素材やコンポーネントのグレードが異なるため、ただ価格を見て決めるのではなく、各モデルのスペックをチェックしながら最適なモデルを選ぶようにしたい。
●タイヤの太さは走行性や耐久性に影響を与える
競技向けのロードバイクのタイヤの太さ(幅)は25ミリが標準的で、エントリーグレードのモデルは28ミリ以上が多い。軽量だと漕ぎ出しが軽くなるメリットがある一方で、タイヤの肉厚が薄くなる傾向にあるので、耐久性が低下しやすい。
コンポーネントはシマノのシェアが高い
ロードバイクは、フレーム以外に数多くのパーツが組み合わさって完成している。これらパーツのうち、ペダリングの力を推進力へ変えるための駆動系パーツやシフト操作を行う変速系パーツなどのことをコンポーネントと呼ぶ。
世界中にフレームメーカーが数多くあるように、コンポーネントメーカーも複数存在する。中でも、世界的なシェアを誇るブランドが大阪・堺市に本社を置くシマノだ。
自転車競技の世界で抜群の実績と信頼性があり、そのDNAを継承する普及グレードの充実度は見逃せない。次項以降で紹介するおすすめロードバイクの多くにも、シマノのミドルグレード帯であるシマノ105やティアグラグレードのコンポーネントが採用されている。
シマノのロードバイク用コンポーネントは主に6グレードが展開され、それぞれ特徴がある。基本的には上位グレードほど耐久性が高く、その上で「軽さ」を実現している。軽さは、人間の動力に頼るロードバイクにとって重要な要素だ。
コンポーネントはグレードごとにグループセットとして展開し、一つのグレードで構成することが前提になるが、エントリークラスの完成車のスペックをチェックしていると、駆動系のクランクや、ブレーキパーツのグレードが、そのほかのパーツグレードと異なる場合も多い。
いわゆるミックスコンポーネントと呼ばれるもので、完成車としてのコストパフォーマンスを重視したパーツアッセンブル(組み合わせ)といえる。これが悪いというわけではないが、ロードバイク購入の際には確認しておくほうがいいだろう。
●駆動系や変速系など、さまざまなパーツがある
パーツの集合体であるコンポーネントには、クランクやスプロケットなどの動力を伝えるための駆動系パーツや、シフティング(変速調整)をつかさどるコントロールレバーや前後ディレイラーなどの変速系パーツがある。このほか、ブレーキシステムやホイール軸となるハブなどもコンポーネントに含まれる(写真はシマノ105)。
●シマノの主要コンポーネントは6グレード(グレード順)
DURA-ACE〈デュラエース〉ロードコンポーネントの最高峰。世界のプロレースシーンで鍛え上げられた性能は、軽さ、剛性、耐久性のどれをとってもNO.1。
ULTEGRA〈アルテグラ〉デュラエース同様に電動変速システムモデルも展開。ギヤ選択の幅も広く、アマチュアトップレーサーたちが満足できる高性能を約束する。
シマノ105〈シマノイチマルゴ〉上位モデル同様にリア11段変速を搭載するミドルグレード。価格と性能のバランスがよく、多くの完成車モデルにアッセンブルされる。
Tiagra〈ティアグラ〉リア10段変速で、最新規格の油圧ディスクブレーキもラインアップする。スポーツエントリーユーザーにおすすめのグレード。
SORA〈ソラ〉クランクなどの設計を上位モデルから継承。リア9段変速だが、坂道などで重宝する11-34Tを展開し、幅広いフィールドに対応する。
Claris〈クラリス〉価格を抑えたライトなスポーツシーンに最適なグループながら、上位グレードの構造を採用するパーツも多い。リア変速は8段を採用。
注目8メーカー特徴解説&初心者向けおすすめバイク
ここからは、具体的に今、おすすめのロードバイクを、注目ブランド別に紹介していきたい。
セレクトのポイントは大きく二つ。前項でも解説したとおり、「用途」と「予算」だ。この二つはおおむねリンクしていて、「通勤・通学」用途は10万円未満、「フィットネス」用途は10万~20万円、「レース」は20万~30万円という具合に分類できる。
もちろん、フィットネスやレース用途としては30万円を超えるモデルも数多く存在する。しかし、10万〜30万円の価格帯は、各メーカーともに主力モデルをそろえており、コストパフォーマンスが高い。
そのため、初めてのロードバイクとしておすすめしやすい。コンポーネントも、シマノの105やティアグラ、ソラなどのグレードが標準装備されているので、ロードバイクライフを長く楽しめる性能が約束されているといえる。
なお、今回紹介しているのはどれもおすすめのモデルだが、特におすすめ度の高いモデルについては「特選モデル」マークを付けたので、参考にしていただきたい。
●スプロケットのスペックに注目!
最小(内径)ギヤはトップ側で高速走行が可能で11・12歯が多い。一方、最大(外径)ギヤはロー側で歯数が大きいほど坂道への対応力が高まる。このクラスは28〜34歯が多い。
【スペック表記例】
※価格は、税込表記があるもの以外はすべて税別の標準価格。
※価格は、記事作成当時のものです。
GIANT〈ジャイアント〉
価格以上の高性能モデルを生み出すリーディングブランド
1972年に台湾で誕生して以来、スポーツバイクのリーディングカンパニーとして、世界NO.1のシェアを誇る。
レーシングモデルの「TCR」と「プロペル」、長距離ライドに適した「ディファイ」、アルミフレームの「コンテンド」の4グレードを展開。高い技術力と生産体制によって価格帯以上の高性能モデルを生み出す。
ツール・ド・フランスをはじめとするプロレースで輝かしい実績を上げ、その技術をミドルグレード以下にも投入している。
CONTEND 2(2021年モデル)
コンテンド2 8万6000円(Claris 8速 11-34T)
通勤・通学
機敏な運動性能と快適性を融合したオールラウンドロードとして人気。アルミフレームにフルカーボンフォークを組み合わせ、安定性が高い28ミリタイヤを装備する2021注目モデルだ。
TCR ADVANCED 2 DISC SE(2021年モデル)
TCR アドバンスド2 ディスク SE 26万5000円(105 11速 11-30T)
レース
このグレードの価格破壊モデルで、フルカーボンフレームにシマノ105油圧ディスクブレーキを搭載。ペダリングの出力を数値化できるパワーメーターも付く2021最新モデルだ。
TREK〈トレック〉
注目の軽量モデル「エモンダ」がフルモデルチェンジ
アメリカのウィスコンシン州で創業し、常にプロレースシーンで活躍を続けるトップレーシングブランド。高品質なカーボンフレームを生み出す独自のOCLV製法を駆使し、超軽量で高剛性なバイクを生み出す。
高いエアロダイナミクス技術を持ち、2021モデルとして発表されたばかりの軽量モデル「エモンダ」は、軽さと空力性能を高次元で融合。アルミの溶接技術や美しいペイントにも定評があり、生涯保証サービスも注目だ。
Domane AL2
ドマーネ AL2 8万5000円(Claris 8速 11-32T)
通勤・通学
軽量なアルファアルミをフレームに採用。無理な前傾姿勢にならず、長時間走っても疲れにくい設計のエンデュランス(長距離走行向き)ロード。安定したハンドリングは初心者でも安心だ。
EMONDA SL5 DISC
エモンダ SL5 ディスク 28万円(105 11速 11-28T)
レース
軽さにエアロ性能が加わり、ケーブル内蔵の美しいシルエットを実現。駆動系統のコンポーネントをシマノ105で統一し、新規格の油圧式ディスクブレーキを搭載したレーススペックな一台だ。
CANNONDALE〈キャノンデール〉
名作を送り続ける、ファン多きレーシングブランド
ロード、MTBと、ジャンルを問わずエポックメイキングな名作を送り出してきた歴史を持ち、幅広い層のサイクリストに支持される人気アメリカンブランド。
現在は生粋のエアロロード「システムシックス」や、軽さとエアロ性能を融合した「スーパーシックスエボ」など、トレンドをとらえたモデルをそろえる。
一方で、アルミフレームの開発と製造にもこだわり、名作「CAAD」シリーズは、高性能アルミバイクとして高い評価を得ている。
SYNAPSE DISC SORA
シナプス ディスク ソラ 11万円(SORA 9速 11-34T)
通勤・通学 フィットネス
振動減衰テクノロジーを搭載する快適性の高いアルミのエンデュランスロードだ。機械式ディスクブレーキと太めの28ミリタイヤで通勤・通学からフィットネスまで、幅広く対応する。
SUPERSIX EVO CARBON DISC 105
スーパーシックス エボ カーボン ディスク105 27万円(105 11速 11-30T)
レース
プロモデル同様の最先端の軽量エアロフレームを継承した一台。シマノ105油圧ディスクブレーキを搭載し、実績のあるフルクラムのホイールを装着した、文句なしのレーシングモデルだ。
SPECIALIZED〈スペシャライズド〉
購入後のスポーツバイクの楽しみもしっかりサポート
バイクのみならずシューズなどのアパレルもラインアップする総合バイクブランド。高い技術力を背景に最新機構を生み出し、現代のロードバイク史を牽引する。
万能モデルの「ターマック」、エアロロードの「ヴェンジ」、エンデュランスロードの「ルーベ」、アルミロードの「アレー」を展開。
ブランドの専門店があり、フィッティングサービスも展開するため、購入後のスポーツバイクの楽しみを全面的にサポートしてくれる安心感も魅力だ。
ALLEZ ELITE
アレー エリート 16万3900円(税込・105 11速 11-32T)
フィットネス
アレーは、世界的に見ても高性能なカーボンフォーク+アルミフレームの代表格。フィットネスにとどまらず、レースシーンも守備範囲。フレームの美しい塗装にも注目だ。
TARMAC DISC SPORT
ターマック ディスク スポーツ 28万6000円(税込・105 11速 11-30T)
レース
最先端のエアロチューブを採用したフルカーボンフレームは、抜群の加速と高い巡航性能を約束。ディスクブレーキ仕様のシマノ105をフルで装備したレーススペックだ。
BIANCHI〈ビアンキ〉
鮮やかなチェレステカラーが人気の老舗レーシングブランド
1885年にイタリア・ミラノで創業した古参で、ロードレースの歴史に名を残す伝説のライダーたちとともに栄光をつかんできたレーシングブランド。プロチームにバイクサポートを行い、レース現場からの声を大切にする。
ブランドの代名詞であるチェレステカラーが美しく、ファンライド層にも人気が高い。東京を中心にビアンキストアを展開し、関連アクセサリーも入手しやすい。最新モデルの試乗やフィッティングサービスも受けられる。
2020 VIA NIRONE 7
2020 ヴィア ニローネ 7 15万8000円(105 11速 11-32T)
フィットネス
ケーブルを内装し、アルミ+カーボンフォークにシマノ105コンポを組み合わせた完成度の高さが魅力。体作りの先に本格的なスポーツバイクの世界が広がる一台だ。
2020 SPRINT DISC
2020 スプリント ディスク 22万8000円(105 11速 11-28T)
レース
カムテール形状と呼ばれる最先端のエアロチューブを採用するカーボンモデルで、パワフルなレーシング性能を持つ。細部もトレンドを押さえており、20万円台前半は買い得。
KHODAABLOOM〈コーダーブルーム〉
スモールサイズから展開することで日本人のロードバイクデビューを応援
日本人による、日本人のための、日本のスポーツバイクブランドをテーマに掲げ、日本人の体型や国内の走行環境に適したバイク作りを特徴とする。
厳しい製品テストを行い、高い品質基準のスポーツバイク作りを約束。レースで戦う「ストラウス」、ロングライドに向く「ファーナ」など、コストパフォーマンスの高いモデルを数多くラインアップ。小柄な人(身長155センチ〜)でも適正サイズで乗れるスモールサイズも展開する。
FARNA DISC CLARIS
ファーナ ディスク クラリス 8万9000円( Claris 8速 12-32T)
通勤・通学
急停車を強いられることの多い街中走行に適したディスクブレーキを搭載。裾汚れを防ぐギヤカバーを装備するなど、通勤・通学に最適。安定性の高いフレーム設計も特徴。
ANCHOR〈アンカー〉
「カラーラボ」で自分だけのカラーリングをオーダーできるサービスが魅力的
ブリヂストンのスポーツバイクブランドがアンカー。同社が保有するプロ自転車競技チーム「チームブリヂストンサイクリング」の選手の声を開発に生かす。契約選手の多くは東京五輪の日本代表に内定。活躍が期待される。
レーシングラインとロングライド向きのアクティブラインを展開し、アクティブラインの「RL6D」は、初のディスクブレーキロードとしても注目。ウエブで好きなカラーを選べる「カラーラボ」カスタムサービスが魅力。
RL6D
17万円(TIAGRA 10速 11-32T)
フィットネス
通勤・通学からフィットネス、週末ロングライドまで幅広く対応。「カラーラボ」で自分だけの色のオーダーができるほか、身長149センチから対応する小サイズも展開する。
FELT〈フェルト〉
世界のレースシーンで活躍するテクノロジーを多くのユーザーに届けるレーシングブランド
ツール・ド・フランスなど世界のレースシーンで活躍するレーシングブランド。コンピューター解析と風洞実験施設での開発力に優れ、サイズごとに性能統一を図るチューニングを行うなど、高品質なロードバイクを生み出す。
エアロロードの「AR」シリーズ、オールラウンダーの「FR」シリーズ、ロングライドの「VR」シリーズなどを展開し、目的と予算に応じた選択がしやすい。創業者のジム・フェルト氏は“フレームの魔術師”と呼ばれる。
FR ADVANCED 105
FR アドバンスド 105 28万8000円(105 11速 11-30T)
レース
軽さと剛性、強度を兼ね備えたフルカーボンフレームを採用。メインコンポーネントに油圧ディスクブレーキ搭載のシマノ105をアッセンブルしたハイポテンシャルモデル。
■解説/橋本謙司(スポーツジャーナリスト)