【ノートPC用スタンド・アームのおすすめ】低コストでテレワークの作業環境を快適化!正しい姿勢でパソコン疲れを解消しよう

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肩こりや目の疲れ、疲労感など、身体の不調が続いているようなら、ノートパソコンの作業環境を見直したほうがいい。例えば、ディスプレイと適正な角度や距離がしっかり取れていないと、身体にさまざまな悪影響を及ぼすといわれている。とはいえ、そのためだけにデスクや椅子をわざわざ買い直すのは手間がかかるし、なにより出費もかさむ。そこでオススメしたいのが、ノートパソコン用の「スタンド」や「アーム」だ。これらの機器を活用することで、ノートパソコン使用時の目線を上げ、うつむきがちな姿勢を自然と正してパソコン疲れが起きにくくしてくれる。

姿勢の悪さは肩こりなどのパソコン疲れに直結する

自宅での不慣れなパソコン作業が「パソコン疲れ」を加速させる

テレワークで辛い通勤から解放されたはずなのに、不思議と身体が疲れる──そんなふうに感じている人は、意外に多いはず。慣れない在宅業務のせいも多分にあるだろうが、まず真っ先に疑うべきは「パソコンの作業環境」だ。

業務を円滑にこなすことを第一義として整備されたオフィスのデスクや椅子とは異なり、自宅のそれらはごく簡易的な場合が少なくない。たまにパソコン作業をする程度なら十分だろうが、当然ながら本格的な業務を長期間こなすには不向きだ。

それゆえ、テレワークが長引くほど身体への負担が蓄積され、やがて臨界点を超えると、眼精疲労や肩こり、慢性疲労といった身体の不調として表面化してしまうというわけだ。

パソコン使用時の正しい姿勢とは?

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パソコンを使うといっても、基本的には一般的なデスクワーク時の正しい姿勢とほぼ変わらない。

背筋を伸ばして正面を向き、デスクに置いた肘は90度をキープ。さらに、足腰への負担を避けるため、椅子は足裏全体がしっかり接する高さにする。

これらがデスクワークの正しい姿勢とされるものだが、パソコン利用時には加えて、

・モニター画面の上端は、目線の水平位置よりやや下にくるようにする
・ディスプレイの視聴距離は40センチ以上を確保する

の2点が求められる程度だ。

しかし、実際にはことに「ノートパソコン」を利用していると、この2つのルールを守るのは思いのほか難しい。

というのも、ノートパソコンの場合、よほど大型でもない限り、目線の水平線よりディスプレイが低くなるため、ついつい猫背になってしまうからだ。しかも、キーボードを使うために筐体を手元に引き寄せる必要があるため、十分な視聴距離も確保できなくなる。

結果、悪い姿勢と不十分な視聴距離のダブルパンチにより、身体に悪影響を及ぼしてしまうというわけだ。

ノートパソコン用の「スタンド」や「アーム」でパソコン疲れを防ぐ

パソコン環境をお手軽に改善できる「スタンド」&「アーム」

ノートパソコンの作業環境を抜本的に改善するには、使用しているパソコンに適したデスクや椅子を取り揃えるのがベストではある。しかし、いくらパソコン環境を整えるためといっても、予算などの都合でデスクや椅子をいきなり買い換えるのは難しい場合もあるだろう。

そんなときはノートパソコン用のスタンドやアームを利用するといい。いずれもデスクや椅子はそのままで、ノートパソコンの高さや位置を調節できるうえ、デスク一式を買い換えるよりははるかにリーズナブルな出費で済む。

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また、アームやスタンドはノートパソコンをデスクから浮かせることで排熱を促し、本来のパフォーマンスを維持する効果も期待できる。夏場ははもちろん、暖房で室温が上がった環境下での熱暴走防止グッスとしても役立つはずだ。

価格重視なら「スタンド」、レイアウトのしやすさなら「アーム」

スタンドにしてもアームにしてもディスプレイの高さを変えて、パソコン使用時の姿勢を正せる点は変わらないが、それぞれ異なるメリットやデメリットがある。

ノートパソコン用スタンドとアームの特徴

スタンド アーム
価格 安い やや高額
取り付け かんたん 面倒
位置調節の自由度 普通 高い
設置スペース かさばる ごくわずか

上のリストでまとめたように、ざっくりといえばスタンドは価格は安いが、それなりの設置スペースが必要。対してアームは価格はやや高いが、デスクで場所をほとんど取らないという特徴がある。

ノートパソコンスタンドは、価格も安くビギナー向き。ただし、デスクスペースを大きく占有するため、パソコンを使わない仕事も多く抱えている場合には不向きだろう。

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どちらを選ぶかは自分の好み次第ではあるが、デスクワークがパソコンだけで完結するなら、別にデスクが多少手狭になっても構わないわけだし、お手頃なスタンドで十分だろう。一方、紙ベースの書類仕事もそれなりにさばく必要があるなら、机上を広々と使えるアームを選ぶのもアリだ。

どちらにせよ、まずはデスクワークの内容をしっかり把握した上で、自分に合った製品を選ぶように心がけたい。

価格はやや高額で設置が手間な点がネックだが、アームならノートパソコンを宙に浮いた状態で固定できるため、デスクスペースを広々と使える。

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お手頃価格で設置もかんたん!おすすめノートパソコンスタンド4選

サンワサプライ
「CR-36」

持ち運びにも対応する便利な折りたたみ式スタンド

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ノートパソコンを立てて設置できるスタンドで、20~45度まで全6段階の角度調節が可能。底面に回転台を備えており、ノートパソコンを360度自由自在に回すこともできる。対応するノートパソコンのサイズは幅320ミリ×奥行き260まで、耐荷重は3.5キロ。マウスパッドとしても利用できる、便利な収納ケースも付属する。本体サイズ・重量は、幅306ミリ×高さ12.5ミリ×奥行き240ミリ・620グラム。

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「PCスタンド ノートパソコンスタンド メッシュタイプ」

ノートパソコンの排熱に最適なメッシュ製スタンド

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通気性に優れたメッシュメタル素材を採用したスタンドで、ノートパソコン底面から排熱を促すことで予期せぬ熱暴走を予防してくれる。3段階の角度調節機能も備え、ノートパソコンを最大35度まで立て掛けることが可能だ。さらに、スタンド背面には「コードオーガナイザー」を用意しており、6つのスロットを使って電源ケーブルやUSBケーブルなどを取りまとめておける。本体サイズ・重量は、幅330ミリ×高さ183ミリ×奥行き279ミリ・1.1キロ。

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エレコム
「PCA-LTSH8BK」

スマホスタンドやキーボード収納も用意した多機能モデル

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23~53度まで全8段階の角度調節に対応した折りたたみ式スタンド。両サイドに収納式のスマホスタンドを備えるほか、脚部の高さを9.5センチまでアップできる。脚部を上げた際の空きスペースには、キーボードなどを収納することも可能だ。対応するノートパソコンは15.6型まで。本体サイズ・重量は、幅280ミリ×高さ26ミリ×奥行き280ミリ・840グラム。

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アーキス
「LIFT UP-STAND BY ME」

剛性しっかりで安定感に優れたアルミ製スタンド

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3ミリ厚のアルミ素材を採用したスタンドで、剛性はもちろん、放熱性も上々。耐荷重3キロにも及ぶ大型ヒンジを備え、重いノートパソコンでもしっかり支えてくれる。5~21センチまでの高さ調節に対応し、好きな位置で画面を固定することが可能だ。対応するノートパソコンは10~16型まで。本体サイズ・重量は、幅260ミリ×高さ52~210ミリ×奥行き250ミリ・950グラム。カラーはブラックとホワイトの2種類だ。

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限りあるデスクスペースを消費しない!お値打ちノートパソコンアームのおすすめ2選

サンワサプライ
「CR-LANPC1」

高さや角度調節にもしっかり対応したスタンダードなアーム

www.sanwa.co.jp

耐荷重8キロを実現したスチール製アームで、机上面から80~280ミリまでの高さ調節のほか、30度までの角度調整にも対応。回転機構も備えており、ノートパソコンを使うときは手前に、使わないときはデスク奥へと移動させることも可能だ。対応するノートパソコンのサイズはA4ノート相当まで。デスクへの設置にはクランプ式を採用し、厚さ15~100ミリまでの天板に対応する。

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グリーンハウス
「GH-AMNA」

少ない力でアームを動かせる「ガススプリング式」採用モデル

www.green-house.co.jp

ガススプリング式のアーム機構により、少ない力でノートパソコンの位置を調節可能。さらに、レイアウトの自由度の高い4軸式アームを採用しており、好きな位置へとノートパソコンを固定できる。耐荷重は最大4キロ、設置可能なノートパソコンのサイズは10~16型まで。デスクへの取り付けはクランプとグロメット式の2種類に対応。クランプ式では厚さ25~110ミリ、グロメット式では厚さ20~110ミリまでの天板にそれぞれ設置可能だ。

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まとめ

悪い姿勢でのパソコン作業は、肩こりや腰痛、頭痛など、身体にさまざまな悪影響を及ぼす。新型コロナ禍に端を発するテレワークの長期化は、もはや避けられない事態と腹をくくって、そろそろ身体に負担を掛けないデスクワーク環境づくりに本腰を入れたほうがいいだろう。

ノートパソコン用のアームやスタンドなら、比較的リーズナブルな価格にも関わらず、パソコン作業時の姿勢を自ずと正せるので、デスク環境改善の「はじめの一歩」としても自信をもってオススメできる。まずはここを足掛かりにして、徐々に理想のデスクワーク空間を作り上げていこう。

◆篠原義夫(フリーライター)
パソコン雑誌や家電情報誌の編集スタッフを経て、フリーライターとして独立。専門分野はパソコンやスマホ、タブレットなどのデジタル家電が中心で、初心者にも分かりやすい記事をモットーに執筆活動を展開中。

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