いつも使っている充電器が使えるのであれば問題はない。また、スマホやタブレットの内蔵バッテリーにも悪影響はない。一方、iPhone 8以降の機種は、USB-PD準拠となっており、アップル純正のUSB-C-Lightningケーブルと18W以上のUSB-C電源アダプターの組み合わせで最高速度の急速充電が可能だ。

出力の低い充電器でスマホを充電していい?

読者からの質問

スマホやタブレットを充電するときに、500mA(ミリアンペア)のACアダプターを使っても問題ないですか?

今では1.5A(アンペア)や2Aが当たり前なので気になります。500mAのものだと、時間がかかるだけなのか、あるいは、悪い影響があるのか知りたいと思います。(M.Hさん 福岡県 28歳)

編集部:
この質問は、フリーライターの福多利夫さんに聞きましょう。

専門家の回答

専門家:

結論からいうと、その充電器でスマホやタブレットを充電できるなら、使っても問題ありません。フル充電になるまで、かなり時間がかかりますが、スマホやタブレットの内蔵バッテリーに悪影響はありません。

ポイントは『充電できるなら』というところです。多くのタブレット、一部の画面の大きなスマホは、500mAでは、端末に供給される電力(電流)が足りなくて充電できない場合があります。

供給される電力が足りない場合、端末のバッテリーマークに充電中を示すマーク(多くの場合、カミナリの形)が表示されないか、『この充電器では充電できません』といった表示が出ます。その場合は、もっと電力の出るACアダプターを使ってください」

編集部:
実際、どのくらいの電力が必要なんですか。

専門家:

「スマホの場合、現行のiPhoneを含め、多くの機種で5W(ワット)の充電器が付属しています。『5V(ボルト。通常のUSBの電圧)×1A=5W』ですから、1Aが最低限必要な電力と考えればいいでしょう。

タブレットの場合は、機種によって異なりますが、10Wの充電器が付属していることが多いので、2A(5V×2A=10W)が最低限必要となります。

編集部:
大電力の充電器を使えば、より早くフル充電になるんですよね?

専門家:

「なります。iPad付属の12W(2.4A)の充電器でiPhoneを充電するというのは、iPhoneユーザーが古くから使っている手段です。安全に急速充電するなら、2Aぐらいがちょうどいいでしょう。

なお、近年のスマホは、USB-PD(PD=パワーデリバリー)という充電規格に対応していて、USB-PD対応の充電器とケーブルを使うと、端末と充電器の間で充電能力の上限が伝達され、スマホの充電能力の上限で充電することができます。

iPhoneの場合、8以降の機種がUSB-PD準拠となっており、アップル純正のUSB-C-Lightningケーブルと18W以上のUSB-C電源アダプターの組み合わせで最高速度の急速充電ができます。ちなみに、このケーブルと充電器は、iPhone11 Proに付属していますね。30分で50%の充電が可能とされています。

また、AndroidもGalaxy S20シリーズなどがUSB-PDに対応しています」

編集部:
スマホの充電技術も進化しているんですね。了解しました。

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