この記事では、自転車に乗るときに便利なサイクルグローブのおすすめモデルをご紹介します。寒くなってきた秋冬の季節には欠かせない手袋。なかでも、グリップ力や耐衝撃性に優れたサイクリング専用のものを厳選しました。
サイクルグローブとは?
秋冬の寒い季節に手袋を利用する方は多いかと思います。特に日ごろから自転車に乗る人には、「サイクルグローブ」がおすすめです。サイクルグローブとは、自転車の運転に特化した専用の手袋のこと。春夏用に通気性を重視した指ぬきタイプの「ハーフフィンガーグローブ」と、防寒性とクッション性を兼ね備えた秋冬用の「フルフィンガーグローブ」の2種類が存在します。今回ご紹介するのは、秋冬用のフルフィンガーグローブです。
そもそもサイクルグローブは、普通の手袋と何が違うのでしょうか。一見わかりづらいのですが、いずれも自転車の運転に最適化された構造となっており、グリップ力や耐衝撃性に優れていることが大きな違いです。
さらに多くのモデルが、手首を固定する面ファスナー(マジックテープ、ベルクロ)を採用しており、長時間のサイクリングに対応できるようフィット感とホールド感を重視したものがほとんどです。
自転車用のサイクルグローブのメリット
サイクルグローブを利用するメリットとしては、手の保護や疲労の軽減、ハンドリング性能の向上などが挙げられます。自転車の運転には、路面からの衝撃がつきものです。サイクルグローブの多くは、衝撃吸収用のパッドやグリップ力を高めるゴム素材を採用しているため、手を守りつつ肉体疲労を軽減する効果が得られます。
また、素手での操作や一般的な手袋でのハンドリングに比べ、グリップ力も大きく向上する造りになっているものがほとんどです。そのため、よりスムーズで安定した操作を、長時間にわたって実行できるようになっています。
サイクルグローブのおすすめ5選
SHIMANO(シマノ)「ゴアテックス® ウインターグローブ」
世界的な自転車パーツ・サイクルウェアの総合メーカーとして知られる、SHIMANOの冬用サイクルグローブです。素材に防水性に優れたGORE-TEX(ゴアテックス)を採用しており、雨や雪などにも影響されず正確なハンドリング操作を行うことができます。
こちらのモデルはカフスを長めに取っていることが特徴で、保温効果にも優れています。手首の動きを妨げないように立体裁断の「アナトミック3Dグローブ」技術を採用しているため、ストレスフリーな使用感が魅力です。
mont-bell(モンベル)「クリマバリア サイクルグローブ」
国際の総合アウトドアメーカーとして人気の、mont-bell(モンベル)からリリースされているフリース素材「クリマバリア®」採用のサイクルグローブです。防風フィルムにより風による冷え込みを軽減しつつ、フリースによって高い保温効果を実現しています。
縫い目を減らしてハンドルを握りやすく設計したり、耐久性とグリップ力向上のためにヤギ革を利用していたりと、非常に凝った造りになっているおすすめモデルです。男女兼用でさまざまなサイズが存在し、価格も3,500円と格安のため、サイクルグローブ入門にも適しています。
BLUELUG(ブルーラグ)「thermo glove」
東京の世田谷区・渋谷区に存在する人気サイクルショップのオリジナルアイテムです。太陽光を吸収して熱に変換する蓄熱保温素材の「サーモトロン」を採用しており、サイクリングに適した薄手の造りながら確かな保温効果を得られます。
内側が起毛素材のフリース地になっており、指先はスマートフォンなどのタッチパネル操作にも対応しているなど、自転車乗りのことを考えて誕生した優れものです。こだわりの高級自転車を数多く販売しているブルーラグならではのアイテムと言えるでしょう。
GORIX(ゴリックス)「GW-TF3」
以前サドル用のサスペンションでも紹介した、自転車用品メーカーのGORIX(ゴリックス)が販売している秋冬用サイクルグローブです。
別記事:乗り心地が劇的に向上 GORIXの後付けサドルサスペンション
手のひらにはシリコンを全面的に採用しておりグリップ力を強化しつつ、スポンジパッドにより耐衝撃性も兼ね備えています。防風・防水素材を利用しているため、悪天候時にも問題なくハンドリングできます。指先はタッチパネル操作に対応しているなど、スペックの高さがとにかく魅力的なアイテムです。
パールイズミ「ヒーターグローブ」
サイクルウェアメーカー「パールイズミ」が開発した、バッテリー式ヒーター内蔵モデルです。カーボンファイバーを利用した専用のヒーターで厳しい寒さに対応でき、低温~高温と3段階の温度調節機能も備えています。
裏地にはフリース加工が施されており、特にロードバイクの操作に最適化された独自の立体構造を採用しているため疲労感の軽減効果も備えています。バッテリーをフル充電しておけば最大7時間ほどヒーターを駆動させることができるため、長時間のライドでも問題なく利用可能です。価格は25,300円と高めですが、他に類を見ないアイテムのためぜひ一度お試しください。
まとめ
今回は秋冬用のサイクルグローブに注目して、おすすめアイテムをピックアップしました。軍手やファッション用手袋には無い、サイクリング用に最適化されたハイスペックなものが多く出ています。通勤や通学で日常的に自転車を操作する方に、ぜひ試してほしいものばかりです。