光回線に最大速度10Gbpsのプランも登場していて、今後は本格的に”ギガ超え”時代が到来する。そこで用意しておきたいのが、10Gbpsに対応できる有線LANの環境。回線自体が高速でも、通信機器が対応していなければ、せっかくの速度もフルに活用できない。この機会に知っておこう!
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【1Gbps超え高速光回線】ネットの速度を根本的に改善したい!IPoEを導入してもネットが遅い時の対処法
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光回線に合わせて通信機器をグレードアップ!
ギガ超え回線なら、有線LANも高速な規格に変更するべし!
昨今は光回線に最大速度10Gbpsのプランも登場。今後は本格的に”ギガ超え”時代が到来する。そこで用意しておきたいのが、10Gbpsに対応できる有線LANの環境。回線自体が高速でも、通信機器が対応していなければ、せっかくの速度もフルに活用できない。
最大速度10Gbpsを生かすには、ホームゲートウェイ、ルーター、端末、ケーブルのすべてがイーサネット規格「10GBASE-T」に対応している必要がある。まず、光回線事業者から提供されるホームゲートウエイは、回線を新規契約する場合はプランに応じた機種が選ばれる。
そのため、ユーザー側で特に意識する必要はない。ただし、今まで速度が低いプランを契約していた場合は、回線工事などに伴って交換が必要。最新の機種に変更してもらえるように事前に確認しよう。
Wi-Fiルーターを使う場合は、ホームゲートウェイやONUと接続するWANポートはもちろん、端末と有線接続するLANポートも10GBASE-Tに対応する製品を選ぼう。
●WANもLANも10GBASE-T対応のWi-Fiルーター
バッファロー
WXR-5950AX12
実売価格例:3万3440円
バッファローのハイエンドモデル。この製品なら、WANポートに加えてLANポート一つが10GBASE-Tに対応している。
パソコンの場合は、10GBASE-TのLAN端子を搭載したモデルに買い替えるか、デスクトップ機ならLANカードだけ購入して自分で増設する方法がある。
WiFi 無線LAN ルーター
WXR-5950AX12
●10GBASE-T対応の有線LANカード
ASUS
XG-C100C
実売価格例:1万4420円
デスクトップパソコンのマザーボードに装着して、10GBASE-Tのポートを増設できるLANカード。増設には、PCI Express x4スロットが必要。
うっかり見落としがちなのが、機器どうしを接続する際に使うLANケーブル。これが10GBASE-Tに対応していなければ、対応機器をそろえても10Gbpsでデータを転送できない。対応する「CAT7」か「CAT6A」のケーブルに取り替えよう。
10Gネットワークアダプタ
XG-C100C
●LANケーブルは「CAT6A」以上に
LANケーブルは、「CAT6A」以上が10GBASE-Tに対応。このシリーズでは、長さ3メートルでも実売価格1000円以内と手ごろだ。
エレコム
LD-TWSBUシリーズ
実売価格例:658円(1.0m)~
また、複数の端末を接続したい場合は、10GBASE-T対応のスイッチングハブもあるので検討したい。
LANケーブル 1m
LD-TWS/BU1
●10GBASE-T対応のスイッチングハブ
ネットギア
GS110MX-100JPS
実売価格例:2万4280円
8ポートのうち、2ポートが10GBASE-Tに対応するスイッチングハブ。2台の端末でネットを使う場合に便利だ。
アンマネージ スイッチングハブ
GS110MX-100JPS
※価格は記事作成当時のものです。
■解説/宮下由多加(ITライター)
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