子どもの成長に合わせて、少しずつ共有スペースの片づけをまかせます。お手伝いが自然にできるように楽しくしかけていきましょう。【解説】カール友波(お片づけプレゼンター)
著者のプロフィール
カール友波(となみ)
大阪芸術大学デザイン学科インテリア専攻卒業。整理収納アドバイザー1級。整理収納アドバイザー2級認定講師。子育てが一段落した後、大手家事代行会社のお片づけ部門を立上げ、様々なお客様のニーズに応えながら整理収納サービスに邁進。独立後、埼玉県内、都内、首都圏を中心に整理収納アドバイザー2級認定講座、「親子で学ぶおかたづけ」などのセミナーを開催。「カールく明るくお片づけ」のキャッチフレーズで重苦しくなりがちなお片づけがその人なりのペースでできると評判を呼ぶ。日本ではじめて生涯教育としてのお片づけ=「かたいく」を提唱し、普及に努めている。
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本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。
パジャマの片付け方
脱ぎ散らかしは行き先を決めて解決
パジャマはベッドの上やリビングに脱ぎ散らかさないように、ワンアクションのラクなしかけを。洗濯するなら洗濯カゴへ。まだ着るなら自分専用の着かけカゴへ、上下ともスラックスハンガーにサッとかけるなど、脱いだ後の行き先を決めて子どもにしっかり伝えます。
洗濯モノの片付け方
洗濯ネットで自己管理
セーター類は数回着まわすなど、まずは家庭のルールをしっかり子どもに教えましょう。片づけのしかけをつくる時はできるだけ子どもの負担にならない方法を。例えば、洗濯モノを各自に分けた洗濯ネットに入れてもらい、マイネットのモノは自分で干してもらうなど、手伝いの範囲を広げていきます。
お風呂グッズの片付け方
吊るしてヌルヌル防止
お風呂のおもちゃは、放置するとカビやぬめりの原因に。お風呂からあがる前にネットタイプの袋や水切れのいいカゴなどにまとめて収納すると◎。シャンプーなどのお風呂グッズも、銭湯セットのようにカゴに入れて毎回持ち出すとお風呂のスペースも広がり、掃除の手間も省けます。
布団の片付け方
まずは「整える」ことから
布団は子どもにとっては大きくて重いもの。その子の体格や年齢に合わせてお手伝いポイントを絞りましょう。例えば低学年ならベッドを整えるだけでよし。高学年からは布団干しを手伝ってもらうなど。冬の布団をしまう際は、圧縮袋を掃除機で吸うなど遊び感覚でできるお手伝いもまかせましょう。
食器の片付け方
子どもが持ちやすく工夫
食器は自分でシンクにさげやすいように、学校給食のようにトレーを使ったり、重ねて持ちやすいタイプを使うと◎。シンクにさげられるようになったら、そのまま食器を洗うなど、少しずつ手伝いを増やしていきましょう。
タオルの片付け方
行き先をきっちりルール決め
子どもでも扱いやすいサイズや厚みでタオルを統一したり、マイカラーを決めて自分でたたんだりするしかけがおすすめ。またタオルの管理方法は、一度使ったら洗濯する、数日使いまわすなど各家庭のルールを伝えた上で、「使ったら必ず洗濯機に入れる」など具体的にタオルの行き先を伝えましょう。
なお、本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。下記の本は、知りたい情報の全文がコンパクトにまとまった一冊です。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
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