子どもの作品は全部取っておきたくなるけれど保管すると膨大な量になります。「飾る」「写真を撮る」「一時保管」で管理しましょう。【解説】カール友波(お片づけプレゼンター)
著者のプロフィール
カール友波(となみ)
大阪芸術大学デザイン学科インテリア専攻卒業。整理収納アドバイザー1級。整理収納アドバイザー2級認定講師。子育てが一段落した後、大手家事代行会社のお片づけ部門を立上げ、様々なお客様のニーズに応えながら整理収納サービスに邁進。独立後、埼玉県内、都内、首都圏を中心に整理収納アドバイザー2級認定講座、「親子で学ぶおかたづけ」などのセミナーを開催。「カールく明るくお片づけ」のキャッチフレーズで重苦しくなりがちなお片づけがその人なりのペースでできると評判を呼ぶ。日本ではじめて生涯教育としてのお片づけ=「かたいく」を提唱し、普及に努めている。
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本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。
子供の作品、管理のコツ
どんどん飾ってどんどん切り替える
親にとって子どもの作品は宝物。でも、すべて保管すると膨大な量に……。そこで子どもの作品は次の3つの方法で管理しましょう。
1つ目は「飾る」です。ディスプレイコーナーを作って子どもと一緒に飾る作品を選び、お店のショーウィンドウのように期間を決めてどんどん切り替えましょう。
2つ目は「写真を撮る」方法です。展示期間が終わったら、写真を撮って撤去。記録が残るので未練なくさよならできるでしょう。
3つ目は「一時保管」です。どうしても捨てられないという人は作品を専用ボックスに入るだけの量に厳選。押入れなどで保管し、随時見直していきましょう。
わかりやすく整理する
大きさにバラツキのある子どもの作品は「ざっくり収納」がコツ
子どもの作品は状態よく保管したいもの。時々見返せるようにどこに何を保管しているかが、わかりやすい整理方法をご紹介します。
▼立体物はジッパー袋に
立体作品はほこりで汚れないようにジッパー袋に。かさばらないように箱に入れてコンパクトに整理。
▼絵はファイルで見やすく整理
ファイルに入れておけば見返しやすさアップ。写生大会など画用紙の大作にはA2サイズファイルがおすすめ。
▼紙袋でひとまとめ
紙袋なら箱より柔軟性があるので、中身の増減にも対応しやすい。軽くてコストもかからない。
アートに変身するアイディア
子どもの作品は「見せる収納」で飾る
子どもの作品は、しまうよりも楽しく飾って活かしましょう。ここではひと手間加えるだけで、子どもの作品がアートに変身するアイディアをご紹介します。
▼クリップでとめてハンギング
立体物を飾るスペースがないなら、作品を写真にして吊る方法も。製作順に飾れば上達具合もわかる。
▼イーゼルにのせて存在感をアップ
作品を固定する置き台にのせると、それだけで作品の存在感がぐっとアップ。薄い作品なら立体物も飾れる。
▼背景もつくりこんでより立体的に
立体物には背景をつけると作品がより際立つ。背景は段ボールや厚紙など直立しやすいものに。
▼大きな台紙に作品をまとめて
大きな台紙と、作品のサイズに合わせた色紙を用意。台紙と色紙はそのままに、作品だけを変えていける。
▼台紙にピンどめ
壁に直接ピンをとめたくない人は作品用の台紙を用意。丈夫な厚紙を折ればそのまま自立させることもできる。
なお、本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。下記の本は、知りたい情報の全文がコンパクトにまとまった一冊です。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
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