高級イヤホンブランドとして知られるノーブルオーディオから発売された、完全ワイヤレスイヤホンの「FALCON(ファルコン)」。手頃な価格ながらも、ノーブルオーディオらしい高音質を受け継ぎ、大きな人気となった。そして、早くも後継機となる「FALCON2」が登場。音質はもちろん、接続性や使い勝手が大きく進化した。そんな注目の新モデルの進化点をじっくりと紹介していこう。

初代FALCONから変わった点と変わっていない点

FALCON2では、Bluetooth接続をはじめ、さまざまな機能を持つシステムチップとして、クアルコム製の最新チップ「QCC3040」を採用している。これにより、機能や音質などさまざまな点が進化している。オーディオコーデックは、SBCやAACに加えて、最新のaptX Adaptiveにも対応している。新たに、ボタン操作で周囲の音を聞くことができる「ヒアスルー」機能が加わった。イヤホンを装着したままで会話することが可能だ。

そして、アンテナ回路の改良による「High Precision Connect Technology2」によって、従来の2倍の電波強度を実現し、混雑した環境での音切れを減らし接続安定性を高めている。このほか、ペアリング操作がよりスマートに行える「TrueWireless Mirroring」対応など、数々の点で進化している。

画像: 左がFALCONで、右がFALCON2。外観上の大きな違いは充電ケースとなる。

左がFALCONで、右がFALCON2。外観上の大きな違いは充電ケースとなる。

一番の違いは、充電ケースが大きく変わったこと。サイズはやや大型化し、バッテリー容量を20%増量。4回分の充電が行えるようになっている。イヤホン単体で約10時間の連続再生ができるので、最大50時間もの再生が可能だ。そして、イヤホンを収納するスペースも改良され、イヤーピースをセットする部分を大型化。市販の交換用イヤーピースなど、サイズの大きなものに交換しても、きちんと収納できるようになっている。このほか、ワイヤレス充電規格「Qi(チー)」にも対応し、Qi規格の充電スタンドで置くだけで手軽に充電ができるようになった。

画像: 充電ケースを並べたところ。左がFALCON用で右がFALCON2用。細身の形状から真四角に近い形状になった。

充電ケースを並べたところ。左がFALCON用で右がFALCON2用。細身の形状から真四角に近い形状になった。

初代モデルと変わらない点としては、イヤホンの外観がほぼ同じなことだ。メカニカル式のボタンなども共通。IPX7対応の防水設計も共通だ。そして、イヤホンに使われるドライバーも、従来と同じくDLC(Dual-Layered Carbon)ドライバーを継続して採用している。このほか、万一の故障や紛失といったトラブルに対しても、従来と同じく「紛失安心補償」サービスが用意されているのも同様だ。

実際に使って見ると、使いやすさが大きく進化していると感じた

発表時に提供していただいたFALCON2を実際に試してみると、さまざまな点で進化していることがわかった。最初のペアリングも充電ケースから取り出すと自動でペアリングモードに切り替わるので、ペアリングモードへの切り替えで戸惑うことがない。初代モデルは電池残量の多い方と優先的に接続するマスタースワップ機能のため、左右それぞれペアリングする必要があったが、FALCON2ではその手間は必要ない。

屋外で感じたのは、やはり接続安定性。初代モデルも決して音切れが多いほどではなかったが、混雑した駅のホームなどでは音切れが生じてしまうことがあった。FALCON2は、そんな音切れがずいぶん減ったと感じた。これはかなり快適だ。そして、ありがたいのがヒアスルー機能。左側イヤホンのボタンを押すと、周囲の音をモニターできるようになるので、ちょっとした会話をするときや、駅のアナウンスを聞くときにイヤホンを外す必要がない。音楽再生中でも、音楽を再生していないときでもヒアスルー機能が使える。これはなかなか便利だ。

充電ケースはやや大きくなったので、ポケットなどに入れておくにはややかさばる。しかし、イヤホンだけでも10時間ほどの再生ができるので、ちょっとした外出ならばケースを持ち歩く必要はない。長期の旅行や出張のときはカバンに入れて持ち歩くようにすればあまり不便とは感じないだろう。なによりワイヤレス充電がかなり便利なので、多少の大きいくらは気にならなかった。

画像: 10月の婦連銭とキャンペーンで用意された充電スタンド「NEST」。単独での発売は今のところ未定。

10月の婦連銭とキャンペーンで用意された充電スタンド「NEST」。単独での発売は今のところ未定。

肝心の音質もさらに質の高いものになった

最後は音質だ。DLCドライバーは初代モデルと同じだが、D/Aコンバーターやアンプなども含むシステムチップが「QCC3040」となっていることもあり、再生周波数帯域は20Hz~24kHzに拡大。これに合わせてブランドの代表であり、聴覚学者・聴覚専門医でもあるジョン・モールトン氏によるチューニングも新規に行われている。十分にエージングを行ってから(メーカーでは約50時間のエージングを推奨している)使ってみると、まず感じるのは中高域の情報量がさらに増えていること。微小な音もより鮮明になっているし、音の広がりもさらに大きくなった。イヤホンではありがちな頭の中で響く感じが減り、広々とした音場感が得られる。

画像: FALCON2の分解イメージ。ハウジングやドライバーは同じだが、システムチップやアンテナ回路などが進化している。

FALCON2の分解イメージ。ハウジングやドライバーは同じだが、システムチップやアンテナ回路などが進化している。

低音は、初代のなかなかパワフルな鳴り方と比べると、少し落ち着いた感触になったように感じる。パワフルさよりも、ベースの音階をしっかりと再現し、反応のいい低音になっている。ただし、低音のたっぷり入った曲を聴いてみると、感触は異なるが最低音域の伸びや力強さは初代と変わらない。低音の情報量が増えているので、むしろ低音の質は高くなっていると言えるほど。これは、中高域の再現性の向上に合わせてバランスをとったこと、低域から高域の周波数帯域のバランスがより整って、そのぶん低音の印象が少し大人しくなったと感じるためだと思う。このあたり、ジョン・モールトン氏のFALCON2でのチューニングのポイントだと感じた。情報量豊かで鮮明な音を基調に、各帯域のバランスが整うことで、より質の高い音楽再生が楽しめるようになっている。

音数は豊富でも、高域がキツい感じにはならず、しなやかで聴き心地のよい仕上がりになっているのは、ノーブルオーディオらしい美点で、長時間聴いていても疲れにくく、快適に音楽を楽しめる。音の点でも大きな進歩を果たしている。

画像: FALCON2のイヤホン。音道部分がやや長いことが特徴的。見た目は同じでも進化点は数多い。

FALCON2のイヤホン。音道部分がやや長いことが特徴的。見た目は同じでも進化点は数多い。

まとめ

さらなる進化で、ますます人気を高めそう

画像: 【ファルコン2】ノーブルオーディオの完全ワイヤレスイヤホンがさらに進化!「ファルコン」との違いをレビュー
ノーブルオーディオ 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン(ブラック)Noble Audio FALCON2 NOB-FALCON2-B
Bluetooth5.2、最新世代Qualcomm製SoC「QCC3040」を採用し、True Wireless Mirroringにも対応。 ・SBC、AAC、aptXに加え、最新コーデックaptX Adaptiveをサポート。
さらに改良された「High Precision Connect Technology 2」を採用、接続安定性はFALCONをも凌ぐ。 ・「Dual-layered Carbon Driver(D.L.C. Driver)」を引き続き採用。従来のグラフェン系ドライバーと比べてひずみを約1/2に低減。
高音質とイヤホンの耳からの脱落を防ぐePro audio製TW...
¥16,990
2020-11-23 20:28

完全ワイヤレスイヤホンは、人気の高いジャンルということもあり、多くのメーカーがたくさん製品を発売している。また、システムチップの進化のスピードも速く、新しい製品ほど機能や音質で有利になる傾向がある。そんな進化のスピードに合わせて、いちはやく最新世代へのアップデートを果たしたのがFALCON2と言える。人気モデルだからといって油断せず、最新のライバルに負けない進化を果たしたのは立派だ。機能性だけでなく音質もさらに質を高めたこともあり、人気モデルの地位は当分安泰だと思う。

This article is a sponsored article by
''.