果皮(ピール)入りサワーは好きですか? ほろ苦さも感じられておいしいですよね。ということで今回は、果皮で作ったサワー『THE PEEL〈レモン〉』に注目しました。香料や糖類を使わずにレモン果皮100%のレモンスピリッツを使ったサワーで、ビール好きも魅了するという味わいを確かめてみました!
フルーツの皮部分、果皮(ピール)の魅力とは?
果皮の成分がもたらす香りと味わい
「実は、果皮にこそ果実の香りとうまさが凝縮されている」と言うサントリーは、南イタリアの伝統酒「リモンチェッロ」に着想を得て、長年にわたりレモン果皮の原料酒開発を進めてきました。その結果、『THE PEEL〈レモン〉』では、果皮由来の香りやコク、ほろ苦さを最大限に引き出すことに成功したといいます。
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リモネン:果汁よりも数千倍多く含まれ、爽やかな香りを提供します。
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ポリフェノール:果汁よりも数十~数百倍多く含まれ、味の厚みを生み出します。
『THE PEEL〈レモン〉』の特徴
自然な味わい 〜一般的なレモンサワーと『THE PEEL〈レモン〉』の違い
サントリー『THE PEEL〈レモン〉』(350ml缶・希望小売価格 税抜167円・2025年4月1日発売)は「香料・糖類無添加」で、4種類のレモン果皮蒸溜酒と浸漬酒を使用したサワーです。

糖類0g
特徴は、レモンの果皮から生まれる爽やかな香り立ちと、ほろ苦さ、豊かな余韻とか。アルコール度数は5%。
『THE PEEL〈レモン〉』を実際に飲んでみた!
うっすら白くにごった透明色。鼻を近づけると、ほんのりと自然な爽やかな香りがします。
飲むと、しっかりめの酸味が感じられ、余計な甘さがありません。そしてあとからほろ苦さがやってきます。しかもこのほろ苦さ、けっこう後を引きます。これが果皮由来の多角的な深みのある味わいということか。なるほど、楽しくておいしい新体験!
一般的なレモンサワーは果汁中心なのに対し、『THE PEEL〈レモン〉』は果皮100%を使用(※レモンスピリッツに使用する浸漬素材における割合)しているというから、なんとも珍しい新発想。甘さに関しても、大概のレモンサワーは甘みが強く、香料や糖類を使用していることが多いのですが、『THE PEEL〈レモン〉』はほろ苦さが際立っていて、香料・糖類も無添加。
だから果皮の自然な味わいが感じられ、飲み終えた後も爽やかな余韻に浸れたのですね。食事にも合いそうです。
『THE PEEL〈レモン〉』にレモン果汁は入っているの?
ここで素朴な疑問が湧いてきました。果皮がたっぷり入っていることは分かったのですが、果汁も少しは入っているのでしょうか? そこで改めて缶の下方を見てみると、『THE PEEL〈レモン〉』にはレモン果汁がわずかに含まれていることがわかりました。具体的には「レモン果汁1%」と記載されているので、ごくわずか(!)でしたが。
おすすめの飲み方:ストレートで飲む
写真では氷を入れていますが、冷やしてストレートで飲むと、よりレモンの香りが楽しめるので、おすすめです。氷を入れる場合も少なめがおすすめです。
商品コンセプトは「ビール」ファン向け?
ちょっと変わってるなと思ったのは、『THE PEEL〈レモン〉』はビールユーザーに向けた新提案商品ということ。でもたしかに飲んでみたら、余計な甘さがない上にほろ苦さもしっかりと感じられたので、ビールとの共通点はあるなあと、妙に納得してしまいました(ピールやビールとややこしいですが…)。
まとめ 〜レモンスライスは皮ごと食べるという人におすすめ
『THE PEEL〈レモン〉』は、レモン果汁の含有量は非常に少ないため、果皮の自然な味わいが際立つ商品となっています。果皮ならではの自然な香りと味わい深さを楽しめる、素材由来のおいしさを求める人や、食事と一緒に飲みたい人におすすめのサワーです。
お酒は二十歳になってから