身近になったロボットを3つ紹介する。「ユピ坊」は、多彩な機能を搭載した見守りロボット。ヤマハの「Charlie(チャーリー)」は、開発中のコミュニケーションロボットで歌詞を歌に乗せる独自のボカロ(ボーカロイド)技術を駆使し「おはよう」や「ありがとう」などの言葉を返してくれる。「踊るロボットスピーカー シンゴ」も覚えておくといい。
家族の見守りやメロディで会話など、ロボットがより身近に!
ソフトバンクのPepper(ペッパー)やソニーのAIBO(アイボ)、シャープのロボホンなど、これまでも家庭用ロボットは数多く販売され親しまれてきたが、新機種も続々登場している。
ユピテルの「ユピ坊」は、カメラやマイク、動体検知センサーなどを搭載する見守りロボットだ。一定時間、動きを検知できなかった場合にスマホに知らせる「見守りモード」や、留守中の部屋を監視する「防犯モード」のほか、スマホアプリを使ってテレビ電話する機能などを備えており、留守中のペットの見守りや離れて暮らす家族とのコミュニケーションに役立つ。
ユピテル
ユピ坊(YR-02)
実売価格例:6万9300円
大きな目をかわいく動かしたり、音のする方向を向いたりと、ユーザーに威圧感や監視されている印象を与えないようなデザインになっているのも特徴だ。
出先から子供に話しかけられる!
ヤマハの「Charlie(チャーリー)」は、2021年春の発売を目指して開発を進めているコミュニケーションロボットだ。歌詞を歌に乗せる独自のボカロ(ボーカロイド)技術や自動作曲技術などを生かし、ユーザーが話しかけると、ミュージカルのように「おはよう」や「ありがとう」などの言葉のほか、ふだんの相談ごとや雑談などもメロディに乗せて返答してくれる。
ヤマハ
Charlie
2021年春発売を目指し、開発中
ヤマハならではのボカロ技術内蔵!
より気軽に楽しみたいなら、ロア・インターナショナルの「踊るロボットスピーカー シンゴ」もある。
これは、再生する楽曲を分析し、130種類以上の動作コンビネーションで曲調に合わせたダンスをしてくれるブルートゥーススピーカーだ。
ロア・インターナショナル
踊るロボットスピーカー
シンゴ
実売価格例:1万3860円
スマホやパソコンと連係するほか、microSDカードを入れることで、単体のプレーヤーとして使うこともできる。
多彩なモデルが登場することで、さらにロボットが家庭に浸透していくことになりそうだ。
※価格は記事作成時のものです。
TEXT/安蔵靖志( IT・家電ジャーナリスト)