【冬のベビー服】着脱が簡単で手袋も靴下も帽子も不要 「バンティング(おくるみ)」が感動的に便利で暖かい

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冬の北海道で子育てをしていると、保温には非常に気を使います。短時間でも外に出るときは、上着はもちろん、帽子に手袋、靴下と完全防寒を心がけています。しかし、実際のところ、面倒なのです。そんな筆者が最近出会ったのが、コロンビアの「バンティング(おくるみ)」スタイルのベビー服。あまりの便利さに感動して2枚ほど即買いしました。この記事では、筆者の感動したバンティングスタイルのベビー服を紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラバッグなどのカメラアクセサリー、車中泊グッズなどの記事も執筆中。最近ではとうとう「究極のカメラバッグ」ともいえるキャンピングカーを購入した。作例の撮影という名目で北海道各地を旅行する生活を楽しんでいる。

北海道の子育てでは防寒は重要課題

子どもの手足はあっという間に冷えてしまう

北海道の空の玄関口・新千歳空港がある千歳市に、筆者は住んでいます。北海道のなかでは特別に寒い地域というイメージはないのですが、冷え込むと、冬はマイナス20度を下回ることがあるのです。

そんな極寒の地で、今年8月に生まれた初めての子ども育てているので、防寒には気を使います。乳児の小さく細い手足の指など、あっという間に冷えてしまう可能性があるからです。少しでも外に出るときは、靴下や手袋、そして帽子など完全防寒が基本。でも、本音をいうと少し面倒くさいのです。着せたり、脱がせたりはもちろん、洗濯に、その管理……。何かすばらしい解決策はないかと探していました。

こんな小さくて細い指は、冬のマイナス気温では、あっという間に冷え切ってしまいます。そのため過剰に防寒してしまうのです。

手袋や靴下、帽子を着せたり脱がせたりするのは面倒ですが、我が子の手足の指や頭が冷えるのは絶対に嫌。これを解決してくれるアイテムがきっとあるはずだと、久しぶりに出掛けたのが近所のアウトレットモール「レラ」です。

レラについては、過去の記事「【コロナストレス解消】キャンピングカーで「ご近所車中泊」焼きたてピザとスープカレーに舌鼓 ショッピングも堪能」でも紹介しているので、ぜひご覧ください。レラにはアウトドア関連のブランドも多く、筆者の撮影用防寒着はほとんどレラで購入しています。

手足の先端が袋状になったベビー服を発見

新型コロナウイルスの影響で、ネットショッピングですら服を買う気力がなくなっていたのですが、実店舗に行ってみると、ネットでは見つけられない出会いがあります。

アウトドアカジュアルショップ「コロンビア」で出会ったのが、これ。普通のフリースベビー服に見えますが、手足の部分が袋状になっています。

一見、フリースでできた普通のベビー服に見えますが、手足の先端が袋状になっています。

袖口と足の裾が袋状になっています。これを折り返すと、手足を露出することもできる構造です。わかりづらいですよね。写真で解説します。

オレンジのバイアステープの部分から先は、フリースが二重になっています。

オレンジの部分をつまんで、ひっくり返すと……。

奥から袖口が出現します。

くるんとひっくり返すと、筒状の袖に早変わり。

手は隠れていますが、袖口は筒状です。

あたりまえですが、袖口から手を露出することができます。

シンプルですが、よくできています。

写真では、袖(手)の部分で解説しましたが、裾(足)のほうも同様のしくみです。極簡単な構造。しかし、これこそ筆者が探していたもの。フードも付いているので、この服1枚で、頭も手も足も防寒してくれます。面倒な靴下や手袋から解放されるわけです。

思わず店員さんに「これってベビー服では普通ですか?」と聞くと「ベビー服の専門店さんなどではあるみたいです。でも、うちのショップでお客さまに紹介すると、だいたい感動してくれます」という回答でした。ちなみに筆者がとても感動したのはいうまでもありません。

そして、さらに聞いたのは「この構造のダウンスーツみたいなものはありますか?」です。

ありました。袖口と足のすそが同じ構造になっているダウンスーツ。これなら、かなりの寒さにも耐えられると思います。

購入を即決しました。

せっかく気に入って買ったのに名称がわからない

すごく気に入って、見せてもらった2枚とも購入したのですが、このタイプのベビー服の名称はわからないままでした。店員さんに聞いたのですが、「わかりません」とのこと。ベビー服の専門店でも同じような構造の服をなんて呼ぶのか、同じように質問したのですが、こちらも「わからない」とのことでした。

フリース素材のほうを着せてみました。冬の屋外は無理ですが、ちょっと寒い室内などでは十分に力を発揮してくれそうです。

「バンティング(おくるみ)」スタイルという名称を突き止める

母いわく「昔からあるけど名前は知らない」

手足を防寒してくれるこのベビー服を見つけて感動したので、母に動画で自慢しました。すると「そんなの、かなり昔からあるわよ」と言われ意気消沈。それなら「では、名前はなんていうのか」と聞くと、当然のように「知らない」との回答。さすがは母です。探せばあるけど、名称のない(わからない)ものは、ネットで探すのがとても難しくなります。なんて入力してググればいいのか、わかりません。

そこで思いついたのが、コロンビアの公式サイト。実際に売っているのだから、公式サイトにカテゴリーや商品名があると考えたのです。

すでに持っている商品の名前を知るためにサイトにアクセスしたのはほぼ初めてなので、おもしろく感じました。

www.columbiasports.co.jp

商品名は「スナッグリーバニーバンティング」

公式サイトから探した結果、ダウンスーツのほうは「スナッグリーバニーバンティング(Snuggly Bunny Bunting)」でした。直訳するなら「ぬくぬくと暖かいウサギ(かわいいの意味?)のおくるみ」といったところでしょうか。同じような商品としては「フォクシーベイビーシェルパバンティング(Foxy Baby Sherpa Bunting)」がありました。アニマルデザインでフリース素材のバンティング(おくるみ)という解説なので、共通する単語は「バンティング(おくるみ)」のみです。少なくともコロンビアは、手足を防寒できる構造のベビー服を「バンティング」と呼んでいることはわかりました。

「スナッグリーバニー バンティング(Snuggly Bunny Bunting)」を実際に着せてみました。これならかなりの寒さまでは耐えられそうです。

「バンティング」でGoogle検索してみた

袖や裾を折り返して手足を防寒するスタイルのベビー服が「バンティング」とわかったので、これでGoogle検索してみました。

検索結果は海外のアウトドアブランドをメインに目的の検索結果が得られました。また、フレデリック・バンティング氏が検索結果の1位です。

検索結果の1位は、インスリンを発見して何百万人もの糖尿病患者を救ったフレデリック・バンティング氏についてですが、ショッピングや広告では、海外のアウトドアブランドを中心に目的の防寒着が検索されました。コロンビア以外にも多くのブランドから、バンティングスタイルの防寒ベビー服が販売されていることもわかり、今後の選択肢も増えました。

まとめ

極寒の絶景に子どもを連れて行くのにぴったり

しっかりと首が据わったら、子どもを連れてキャンピングカーで流氷やジュエリーアイスを見にいきたいと、筆者は思っています。このとき外に出る度に、子どもの手袋や靴下、帽子まで管理することを考えると、かなり大変だと思っていたのですが、バンティングスタイルの防寒具なら用意は簡単で、かなりの寒さまで耐えられると考えています。これなら、子どもといっしょに極寒の絶景に行きたいという夢も叶えてくれそうです。

購入した時点から、本当に寒いところでは、フリースのバンティングの上にダウンのバンティングを着せようと思っていました。

実店舗でたまたま出会った、バンティングスタイルの防寒具。もし、今回購入したコロンビアの防寒具でも寒ければ、「バートン」や「パタゴニア」などでも、かなり暖かそうな商品が用意されています。必要なら「バンティング」で検索して、これらの商品を探せばよいでしょう。実際のところ、バンティングスタイルの防寒具は、非常に便利で暖かいので、興味のある方はぜひ検索してみてください。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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