「車をキレイにする」というと、外装をキレイにする「洗車」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、実は車の中は意外と汚れているのです。一日に数回扉を開け閉めし、そのたびに風にのってホコリや汚れが入ってくるので当然ですね。また、飲み食いをした汚れが付着していることも多く、こまめな掃除が必要です。今回は、そんな「車内清掃」のために必要な情報をご紹介します。
車内の掃除、ちゃんとやってる?
休日のたびにこだわりの愛車を洗車している、という人は多いですよね。しかし、外装のお手入れには力を入れている一方で、車内の掃除はガソリンスタンドの待ち時間にクリーナーを渡された時にやる程度で、ほとんど手をつけていない…という人は多いのではないでしょうか?実は、車の車内こそ汚れが溜まりやすく、こまめな掃除が必要なんです。
そこでまずは、車内の汚れについて簡単に説明します。
意外と汚れている「車内」
車内の汚れは目立たないことが多いのですが、実際は意外と汚れが付着しています。ガソリンスタンドでタオルなどを借りて拭いても、表向きの汚れがとれるだけであまりキレイにはなりません。
たとえば、フロアマットやシートにやさまざまなホコリや汚れ、食べかすが付着していますし、頻繁に開け閉めするため、天井にも色々なチリなどがついてしまっていることも多いのです。
そのほか、ハンドルや各種ボタンについた手垢などもあるでしょう。このように、自動車の車内には意外な汚れが数多く付着しています。
車内掃除はプロに頼まなくてもできる
車内掃除は、ガソリンスタンドなどでプロに頼むという方も多いでしょう。しかし、毎回のようにプロに頼むのはかえって面倒ですし、コストもかかります。車内清掃は自分でもできるという前提でいることで、ぐっと取り掛かるハードルが低くなると思います。
また、自分で掃除することで、マイカーに対する愛着が深まり、今まで以上に車を大切にするようになりますよ。マイカーを持っているのであれば、一度は車内清掃をしてみてはいかがでしょうか。
車内掃除の方法
ここからは、自分でできる車内清掃の方法を解説します。プロに頼まなくても対応できるので、ぜひやってみてくださいね。
事前にやっておくこと
車内掃除の前にやっておくことは、片付けです。大きなゴミや荷物、ダッシュボードの中身などは予め出しておきましょう。ものが散乱している状態で掃除するのは邪魔になりますし、所持品にホコリなどが付着する可能性も高くなります。そのため、車内掃除の前には車内を空にしておくようにしましょう。
天井の掃除
「掃除の基本は上から」ということで、まずは天井からいきましょう。天井を掃除する際には、洗剤や水滴が下に落ちることが多いので、心配ならシートなどをかけておくと良いでしょう。
まず、シミを落とすために食器用洗剤を水で薄め、霧吹きで吹きかけるか、雑巾などで拭いていきます。そのあと雑巾をお湯で絞り拭き、最後に乾拭きをしましょう。また、市販の車内クリーナーを使って拭くのも有効です。
<b>商品サイズ (幅X奥行X高さ) :</b> 220mm×130mm×12mm
フロアマットの掃除
次にフロアマットの掃除方法をご紹介します。
最初にフロアマットを取り外し、叩いてホコリを落としましょう。次に掃除機を使って細かい塵などを取り除きます。そして、水で軽く洗い中性洗剤をつかってブラッシングしましょう。汚れを取り除いたら、柔軟剤をなじませてすすぎます。そのあと地面につかないように天日干しをして、乾かしましょう。
内窓の拭き掃除
内窓は固く絞った雑巾で拭きます。水気が残っているとムラができてかえって汚れてしまうこともあるので、きちんと絞りましょう。
また、どうしてもムラができてしまったり、落ちない汚れがあったりする場合は、車用のガラスクリーナーを使うのがオススメです。内窓は外窓に比べると底まで汚れていないことも多いですが、しっかりと掃除しましょう。
【特長】●水拭き感覚で使える超極細繊維(マイクロファイバー)の特殊ウェットシートです●超極細繊維が手アカやヤニ汚れなどしっかり落とします●拭きすじが残りにくい速乾タイプですっきり透明な仕上がりです●洗剤を使用していないので二度拭きいらずベタつかず、サラッとした仕上がりです
【用途】自動車の窓ガラス、ルームミラー、ドアミラーの清掃
【使えないもの】カーナビなどの液晶画面、コーティングなど表面加工されたガラス面(簡易撥水剤も含む)
【使用上の注意】●本商品は自動車の窓の清掃用シートです。本来の用途以外には使用しないでください。●濡れたシートを長時…
シートの掃除
シートにはホコリや食べかすなどが付着していることが多いので、最初に掃除機を使って取り除いていきます。そのあとローラー式のクリーナーを使ってこびりついたゴミを除去しましょう。
そして洗濯用洗剤を濃い目にうすめて雑巾をつけ、固く絞ってからふいて汚れをとっていきます。また、気になるシミがある場合は専用のクリーナーを使いましょう。
ダッシュボード・運転席周りの掃除
ダッシュボードにはシワが入っているため、雑巾で拭いただけでは落ちません。そこで石けん水をたわしにつけ、優しくこするようにして汚れをとっていきます。
さらに、ボタンやエアコンの吹き出し口の汚れは使い終わった歯ブラシをつかって掃除すると良いでしょう。メーター部分は通常の雑巾ではなく、メガネ拭きやクリーナーを使って傷をつけないように拭いていきます。
ハンドル部分には手アカがついてしまっていることも多いので、食器用洗剤を薄めた水をつかい、雑巾でしっかりと拭きましょう。そのあとで洗剤を拭き取り、乾拭きをします。
フロア掃除
最後にフロア掃除をします。フロアマットの下には思いもよらないゴミなどがある場合が多いので、しっかりと掃除しましょう。
まずフロアの大きなゴミをブラシなどで集め、取り除いてから掃除機をかけます。掃除機はノズルを取り、狭いところのホコリも取るようにしましょう。このとき、できる限りで構わないのでシートを動かして隅々まで掃除するのがポイント。終わったら乾かしておいたマットを敷いて完了です。
まとめ
普段使っている自動車の内部は、乗れば乗るほど汚れていきます。見た目では気が付きにくいのですが、掃除してみると「こんなに汚れていたんだ」と驚くこともあるでしょう。
大切な人を乗せたり家族で出かけたりする前に、洗車とあわせて車内も掃除をすることで、同乗者が快適に過ごせるようになりますし、好感度もアップしますよ。もちろん、どうしようもない汚れがある場合や、時間がないときはプロに頼むこともできますが、自分の手で念入りに掃除することで車に対する思いも強くなり、愛車をより大切にするようになるでしょう。ぜひ一度、自分のできる範囲で車内の掃除をしてみてくださいね。