コロナ禍で定着した「宅配」。しかし、オンライン会議などに参加している時、トイレに行っている時などほんのちょっと出られないことに困ったことがありませんか?そんな時便利なのが、宅配ボックス。今回はLIXILがMakuakeでテスト販売を開始した「ATMO」についてご紹介します。

Web会議中に「宅配」のチャイムがなったら…

コロナ禍で定着したことの一つに、「宅配が当たり前になったこと」があげられるでしょう。近くのスーパーでも「多い場合は入場制限します。一人30分を目安に。なるべく一人で。」というアナウンスが、エンドレス再生されていて、特売品を見ながら、今日の料理、明日の料理と考えるのが厳しい。忙しくても、まだそれなりに自由度があったのが、ますますなくなりました。買い忘れも、多くなります。

そんな時便利なのが「宅配」。梱包材の始末が面倒くさい、送料分だけ高いということもありますが、何かと重宝しています。

しかし、新たな問題も発生。いない時にきたモノをどうするのか? お手軽なものは郵便受けに入れてもらえますが、厚みがあると受け取るしかありません。困るのは、オンラインで発表会、会議などに参加している時、トイレに行っている時ですかね。仕方なしに、居留守を使います。「2〜3分で出られるので、待っててくれい!」とも言えず、実に罰が悪い。

そうなると、集合アパートに住んでいるとは言え、マジに宅配ボックスの設置を考えたいですね。

そんな中、2月に業界最大手のLIXILから、宅配ボックス ATMOが発表されました。テストマーケティングということもあり、Makuakeでの販売からスタートしますが、非常に面白いと思ったのは、使ってもらうために、どうすればいいのかという知恵を入れたことでした。

宅配ボックスを設置したくても「置き場」がない!

置き配が、結構スタンダードになりつつあります。中身が生モノではない場合に限り、また、高価なものでない場合に、不在でも玄関先に置くシステムです。フードデリバリーの「離れて渡し」と違い、時間制限はありません。都合で地方に2日出かけると、2日間玄関に置きっぱなしになります。ま、私の場合は、部屋が最奥にありますので、蹴飛ばされる心配はないのですが、守りなしで出しっ放しにしているのは気持ちが良いものではありません。

このため、今、宅配ボックスが流行しています。マンションの様に1階スペースに、全室ある場合は良いのですが、これが設けられない家も多数存在します。例えば、一戸建て。都内の一戸建ては、ほとんどの場合、玄関が小さい。要するに宅配ボックスを常設するスペースがないわけです。何でも一戸建ての普及率は2%とか。普及とは言えないレベルです。

LIXILがとった手は「OKIPPA」とのコラボ

Yper (イーパー)社のOKIPPA(オキッパ)とは

そんなところに対し、アイディアをビジネス化しているのが、Yper (イーパー)社。商品名は置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」。

画像1: www.okippa.life
www.okippa.life

玄関の横にワイヤ固定された折り畳みバッグと南京錠が入っており、置き配する場合、バッグの中に品物を入れ、南京錠をかける。オーナーは南京錠の鍵を持っており、開けて取り出し、バッグを折りたたむ。バッグはだんだん汚れていきますが、玄関先を散らかさずに済み、荷物も安全というメリットがあります。また、雨も防ぐことができます。

画像2: www.okippa.life
www.okippa.life

仕様のポイントの一つに、袋が「派手め」ということが挙げられます。慌てている場合は、見逃すということもあります。使ってもらうためには、「目立つ」ということは重要なポイントなのです。

OKIPPAは、過去数回に渡り、宅配業者と組んで、実証実験もしており、2018年12月 日本郵便と組み1000世帯を対象に実験した結果、61%の削減が認められたそうです。2019年6月 Premium Water、佐川急便と、1000世帯を対象にした場合は62%。2000年6月 楽天と1万世帯の場合は71%と、抜群の結果を示しています。

LIXILは、玄関ドアでトップシェアのメーカーであり、この玄関周りに強いメーカーで、固定型の宅配ボックスも幾つかリリースしています。

LIXILはいかに参入したか

しかし、今回のATMOは、Yper社のOKIPPAをほぼそのまま使いました。これは、真にみんなが便利さを享受するためには、同じ方式で普及させることこそが肝要だからです。これはユーザーではなく、宅配屋さんへの配慮です。メーカー毎、扱いが変わったらゲンナリしますからね。

では何を作ったかというと、ATMOはOKIPPAの「カバー」を作ったのです。この目立ち、経年変化でやつれ、汚れてくるバッグを、元の玄関デザインに違和感なく嵌め込むためのカバーです。

画像1: www.makuake.com
www.makuake.com

LIXILにとって玄関はゆずれない領域。しかしYper社の様に実績があるメーカーを、抜かすのは難しいと考えたわけです。Yper社より強い部分、玄関周りのデザインをケースとして提供したわけです。

画像2: www.makuake.com
www.makuake.com

発表会の時、ケースだけとわかると、オンラインながら、ちょっとザワッと感じが気がして、その後、質問も相継ぎました。しかし、コロナ禍、生活スタイルが変わる瞬間を逃すことはできませんからね。Yper社と共に、OKIPPAをスタンダードにする道を選んだわけです。

テスト販売はMakuakeで1000セット

画像: 【Web会議中に宅配がきたら…】LIXILの宅配ボックス「ATMO アトモ」が登場 置き配と業界最大手メーカーの果たすべき役割とは
Makuake|住宅ドアシェアNo.1のリクシルが作るコンパクトな宅配ボックス・ATMO|アトモ|Makuake(マクアケ)

ATMOは家にいない時はもちろん、ステイホーム中のリモート会議で荷物が受け取れない時や、イヤホン・ヘッドホンをしていてインターホンに気がつかない時、お風呂に入っている時でも荷物を非接触で受け取れる製品です。
一軒家に住われている方も、マンションに住われている方も、どなたでも今のご自宅のドアに宅配ボックスを後付けできます。ATMOは荷物の到着を気にせず自分のペースで暮らせる快適な住空間を実現し

販売については、Makuakeでテストマーケティングからスタートします。目標金額を100万円に設定しており、OKIPPAとのセットが1万3800円、ATMO単体が8900円で販売。ケースの方が、高いのですが、しっかりとしたケースはそれ位かかります。

しかし、これOKIPPAの有用性を試してから継ぎ足すということもで切るので、面白いと思います。

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京散歩とラーメンの食べ歩き。

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