【ビクターEX-D6レビュー】Bluetooth接続も高品位!ウッドコーン搭載の一体型オーディオシステム

レビュー

ビクター 「EX-D6」は、ウッドコーン初となる一体型システム。スピーカー、アンプ、CDプレーヤー、ラジオ受信、ブルートゥース、USBなど、一とおりの機能を搭載する。実際に使ってみて、ブルートゥース接続は、ワイヤレスとは思えない高音質だと感じた。最近は、高音質で利用しやすい配信サービスも登場しているので、活用の幅も広がる。

今回のテストアイテムはこちらビクター 「EX-D6」

実売価格例:6万5890円

●プロフィール

振動板に木製素材を用いたビクターの人気シリーズ、「ウッドコーン」初となる一体型システム。CDプレーヤーを搭載し、ラジオ受信、ブルートゥース接続、USBメモリーからのハイレゾ再生もできるなど機能も豊富。

ウッドコーン初となる一体型システム。スピーカー、アンプ、CDプレーヤー、ラジオ受信、ブルートゥース、USBなど、一とおりの機能を搭載する。

SPEC
●実用最大出力/20W+20W●スピーカー/1ウエイバスレフ型、8.5cmフルレンジ●端子/アナログRCA入力×1、光デジタル入力×1、ヘッドホン出力(3.5mm)、USB×1●対応CD/音楽CD、CD‐R/RW(MP3、WMA)●チューナー/AF、FM●Bluetooth対応コーデック/受信:SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LowLatency、送信:SBC●USB部/再生:WAV/FLAC(最大192kHz/24bit)、MP3、WMA、録音:MP3(128kbps/192kbps)●サイズ/幅450mm×高さ136mm×奥行き290mm●重量/7.05kg

ブルートゥース接続はaptX HDに対応

ウッドコーンは、ビクター独自の技術によるもので、唯一無二の存在。珍しさもあるが、温もりを感じる風合いは、多くのオーディオファンに受け入れられている。

従来、「ウッドコーン=高級コンポーネント」という感があったのだが、本機は一体型システムに仕立てられ、設置面でも価格面でも身近になった。ウッドコーンに憧れつつもこれまで手を出せなかった人や、木の風合いや高音質を手軽に楽しみたい人にピッタリといえる。

奥行きのある木製キャビネットは、スピーカーそのものといった印象。ウッドは振動板やキャビネットだけでなく、スピーカードライバーの振動を吸収するブロックや反射板として隅々まで用いられ、ウッドへのこだわりがマニア心をくすぐる。

機能面では、CDプレーヤーを搭載しているので、シンプルに楽しみたいユーザーも安心。誰でも迷うことなく操作することができる。

CDプレーヤーとUSB端子を搭載

CDプレーヤーを搭載しているので、膨大なCDライブラリーを抱えている人も安心。USBメモリーのハイレゾ音源の再生も可能だ。

また、ブルートゥース接続は、ハイレゾ級品質のapt(アプト)X HDにも対応。使用するスマホなどがaptX HDに対応していれば、音楽配信サービスも高音質で楽しむことができる。しかも、ブルートゥースで接続すると、本機の電源がオンになる機能も、今ふうで好ましい。

背面にはバスレフポートも装備

アナログAUX入力と光デジタル入力端子を搭載。銅材ではないが、銅色のネジがHi-Fiオーディオの雰囲気を演出する。バスレフポートも装備している。

広がった空間に一音一音が丁寧に描かれる

コンパクトな一体型システムだが、音離れのよさ、音場の広さは特筆に値する。広がった空間に一音一音が丁寧に描かれ、輪郭がにじみなく遠くまで広がるさまは、Hi-Fiサウンドといえる。

スピーカーユニットの後方に新開発の反射板が搭載され、これが音場の再現に貢献しているのがわかる。CDの安定した高音質も魅力だが、aptX HDによるブルートゥース接続も高品位だ。

おすすめ度…A

ウッドコーン搭載の一体型。CD再生もいいが、ブルートゥースの音も高品位

ココが〇
ブルートゥース接続は、ワイヤレスとは思えない高音質。最近は、高音質で利用しやすい配信サービスも登場しているので、活用の幅も広がる。

ココが✖️
筐体は木製だが、表面がビニールのような雰囲気で、樹脂パーツ部の質感もいま一つと、高級感が薄い。もう一段のこだわりが欲しい。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成時のものです。
●解説/鴻池賢三 (AV評論家)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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