2.4GHz(ギガヘルツ)帯は、壁などの障害物に強く、電子レンジやブルートゥースなど同じ周波数帯を使用する製品が多く、電波が干渉しやすい。一方で、5GHz帯は、壁などの障害物に弱いが、対応する製品が少ないため、電波干渉も少なく、通信速度が速いという利点もある。
2.4Gヘルツと5Gヘルツって、どう違う?
▶つながりやすさなどに違いがある
Wi-Fiは「電波」の一種であり、テレビ放送などと同様に、一定の「周波数帯」を利用して無線通信を実現している。それが「2.4G(ギガ)ヘルツ」と「5G(ギガ)ヘルツ」の二つだが、電波の特性もそれぞれ異なる。
まず、2.4Gヘルツは障害物に強いが、多くの製品で使われている周波数帯のため、電波干渉が発生しやすい。一方、5Gヘルツは障害物には弱いが、同じ周波数帯を使用している製品が少なく、通信速度も速いとされる。互いに相反する特性を備えているので、住宅環境などに応じてうまく使い分けるのが最善だ。
●2.4Gヘルツ帯と5Gヘルツ帯はここが違う!
Wi-Fiのつながりやすさは、部屋の壁や間取りなどでも変わる。二つの周波数帯で快適なほうを選択しよう。
2.4GHz帯
▶壁などの障害物に強い
▶電子レンジやブルートゥースなど同じ周波数帯を使用する製品が多く、電波が干渉しやすい
5GHz帯
▶壁などの障害物に弱い
▶対応する製品が少ないため、電波干渉も少なく、通信速度が速い
●解説/篠原義夫(ガジェットライター)