コロナ禍でも、家電メーカーはパワフルに新しい家電を出し続けています。しかし、それを全部揃えるとなるととてもではないですが、若者の新生活は成り立ちません。コロナ禍において、やはり行動のあり方も変わっていますので、僭越ながら、コレから新生活に向けて家電を選ぶ皆様に向けて、若者でも手を出しやすい、かつ世の時流に合うようなおすすめ家電を集めてみました。
調理家電のおすすめ
無駄手間を省き、エンターティメント性をあげることが主眼です。
冷蔵庫
まず、冷蔵庫。
冷蔵庫は、数年前各メーカーとも新断熱材を提案してきており、外寸が同じでも内容量を上げてきています。コロナ禍で買い物回数を減らすときに、このポイントは重要。また省エネ性、静音性も上げてきています。
そんな冷蔵庫の中で、お勧めは日立のR-V32NV。(内容量320L) ポイントは、冷蔵室全体を「うるおいチルド」にしています。これラップをかけなくても、野菜、お魚の鮮度を保ちます。ラップをかける手間と、ラップ代が助かります。色も、高級機に用いられるシャンパン系の色があり、生活色が前にでません。良妻賢母的な冷蔵庫です。
炊飯器
次は炊飯器。高級機でもいいのですが、ここは敢えてヒータータイプを。と言うのは、お米はちゃんと扱ってやりさえすれば、ヒーターでもかなり美味しく炊けるからです。
ここは、タイガー魔法瓶のマイコンジャー炊飯器「炊き立て」 JAJ-G550を推したいと思います。このモデル通称は「tacook」。ご飯を炊きながら、おかずも一品調理できる様設計されています。ご飯と料理の炊きあがり時間も当然一緒。あったかいご飯は、気持ちを和ませます。
電気圧力鍋
そしてあるととても便利な電気圧力鍋。これは各社出していますが、お勧めはティファールの「クックフォーミー3L」。内臓レシピが210種類あり、とても便利です。ガスの様に煮ている間、ずっと側にいる必要がありません。しかも使い方もシンプルこの上なく、フランスなど世界で売れているモデルです。
ホットプレート
しかし、夕飯のエンタメは、やはり焼き物。ホットプレートがあると、一人焼肉でも盛り上がれますし、焼肉屋より安く上等の肉が手に入ります。ホットプレートの最大の問題は、保管スペース。しかし、それを打破するホットプレートがあります。
アイリスオーヤマの折りたたみ両面ホットプレートです。今、モデルが切り替わる時期で、3月17日に新モデルが発売されます。新型には平面、ディンプル、たこ焼きプレートの3つのプレートに加えて、シリコンフタが新しく付いています。蒸し焼きも自在にできる様になったわけです。使い終わったら、プレートを挟んでしまえるので、散らかることはありません。楽にきれいに片付けることができます。
朝食に最適なシリーズ家電
さて、最後は朝のエンターティメント。これは海外メーカーが得意な演出で、同じデザインの、電気ケトル、コーヒーメーカー、ポップアップトースターで揃えるのです。色もアクセントカラーにすると、朝から気分良く頑張れると言うもの。ティファール のメゾンシリーズ、デロンギのケーミックスコレクションなどがお勧めです。
衣類ケア家電のおすすめ
洗濯機
都会は今、コインランドリーが充実しつつあります。昔の風呂屋の横にあった感じの喪ではなく、衛生的で超モダンな感じです。特に業務用乾燥機は、湿度少なく温度が高い熱風ですから、カラカラに乾きます。そしてクリーニング屋も多くあります。これらをどう活用するのかで、洗濯方法は大きく違ってきます。
コロナ禍の新生活で、洗濯機を進めるなら、ドラム式です。理由は、使用する水量が少ないので、お湯洗いが可能だからです。お勧めはAQUA AQW-FV800E。
ドラム式ですが乾燥機がない分安いのと、お湯の温度が60℃まで上げられることが特徴です。冒頭乾燥機のことを書きましたが、部屋干しをしている人も多いと思います。かなりの割合で臭います。これは、外で干すより乾きが遅いため、モラクセラ菌などが繁殖するためです。菌が出す老廃物が臭いのです。で、何度やっても臭うのは、この菌、水洗いでは死なないからです。殺すなら、お湯洗いです。60℃お湯洗いは、臭いもなくスッキリです。菌自体が死にますので、多少乾きが遅くても臭いません。無味無臭って感じです。
コロナウイルスも、56℃30分で検出できなくなったとの報告もあります。まだ医療学会などで認められてはいませが、熱湯消毒は消毒の基本です。コロナと戦うためにはお湯洗いは必須です。
衣類スチーマー
もう一つ、買っておきたいのが、衣類スチーマーです。お勧めはシロカが代理店として扱っているスイス LAURASTAR社のIGGIです。
使い捨ての不織布マスク、手洗いがマストの布マスク。衣類スチーマー を30秒かけると、ウイルスはいない、臭いもしない、すぐにでも使えるといいことづくめ。もちろん本業の衣類の皺伸ばしもラクラク。特に、アイロンで折り目をつけたくない女物にはぴったりです。
空調家電のおすすめ
空気清浄機
さて、一人暮らしの場合、体調管理はすこぶる重要です。家に帰れば、お母さんがなんとかしてくれるなんてないのですから。コロナにも注意が必要ですが、やはり一番気をつけるべきは「アレルゲン(アレルギー物質)」です。
「花粉」と「ハウスダスト」対策のポイントは、掃除と空気清浄機です。
空気清浄機は多くの場合、0.3μm(300nm)が一つの壁となります。それなりの価格で入手することができるフィルターサイズです。HEPA(ヘパ)フィルターと言われるものですが、これをストレートに使うと、短期でフィルターは目詰まり、また高いお金を出して、フィルターを買うことになります。
これに真っ向勝負を挑んだモデルが、象印マホービンのPU-AA50です。
象印は空気清浄機メーカーとしては、名が売れていませんが、これは傑作。フィルターは「東レ」、モーターは「日本電産」との共同開発。24時間使っても問題ないよう、フィルターはリーズナブルプライスを、モーターは省エネかつ静音を追求しています。
身体だけでなく、財布にも優しい、空気清浄機です。
ホームケア家電
掃除機
今、掃除機は、スティック型掃除機が主流です。いいものも幾つかありますが、お勧めはパナソニックのMC-SB51Jです。1.6kgと軽くて扱いやすいことも推しの一因ですが、一番強い要因は「クリーンセンサー」です。ハウスダストをきちんと掃除するためには、20秒/m2が基本ですが、それを目でチェックできるのです。約20μmのダストがあるとセンサーが検知します。(粉砕される前のハウスダストの原因となるホコリダニのサイズが大体300μm、フン、死骸は20μm位、スギ花粉は35μmと言われています。)確実な掃除ができるわけです。
加えて布団用のノズルがあるのもプラスです。特に寝具頭部にハウスダスト、花粉があると大変です。クリーンセンサーを見ながら掃除すると確実にきれいにできます。
エンターテイメント家電
テレビ
NHKのために、最近は言い切ることができませんが、テレビは、最も安価なエンターティメントです。コロナ禍など、長時間部屋にいることになれば、尚更です。
今のテレビは、日本メーカーの場合、液晶55型で、市場導入時:15〜20万円前後ですが、中国製だとそれより安く手に入ります。デジタル系の家電ですので、白物家電ほど差はありません。狙い目は日本メーカーのDNAが入っているところです。
お勧めのハイセンスは、東芝の技術が入っています。さてサイズですが、世界標準と言える55型でもいいのですが、日本ではちょっと大きい様な気がします。4K 43型 43E6800はどうでしょうか?画像エンジンは「東芝」の血筋です。
最後に
新生活の家電選びは慎重に
生活家電を買うと言うことは、生活スタイルを決めると言うことと同じです。よく考えないで買うと、「××したかったのにできなかった」となります。
今回はコロナ禍ということでまとめてみましたが、調理家電、テレビなどは、別のコンセプトでも通用しますし、コロナウイルスという尖った形は置いといて、新生活におすすめできる家電をセレクトしてみました。