春といえば山菜!おすすめは天ぷら
エビやイカ、さつまいもなど天ぷらにして美味しい食材はたくさんありますが、山菜の天ぷらも独特の風味や食感が味わえて、非常に美味しいです。春にしか採れない山の幸なので、その時期ならではの味わいを楽しむいわば風物詩のような存在でもありますよね。この記事では、天ぷらにして美味しい春の山菜をご紹介。
山菜の種類
ここからは、実際に天ぷらで美味しい山菜を紹介します。王道のものから、少し入手が難しいレアな山菜まで幅広く載せているので、ぜひ参考にしてくださいね。

春ならではの味わいが楽しめる山菜(写真はイメージ/pixabay)
タラの芽
まずはタラの芽です。「山菜の天ぷらといえばこれ」という方も多いのではないでしょうか。

タラの芽はタラノキの新芽のことで、現在では栽培も進んでいます。そのため、割と一年中味わえる山菜といえます。山菜らしい香りとほろ苦さを感じられ「山菜を食べている」という感覚をダイレクトに味わえるでしょう。
サクッとした食感と柔らかい食感を同時に楽しめます。厚みもあるので、塩だけでなく醤油で食べるのもオススメです。山菜の天ぷらをあまり食べないも美味しくいただけるでしょう。
ツリガネニンジン(トトキ)
ツリガネニンジンという名前ですが、人参とはまったく関係がありません。根っこの部分が朝鮮人参に似ていることからこの名前が付けられたと言われています。

この植物の葉っぱが山菜として食べられているのです。トトキとも呼ばれているこちらの山菜は、天ぷらにするとサクサクでクセがない味わいになります。塩でさっぱりと食べるのがオススメで、ほのかな香りと食感が上品な山菜です。
ウド
「ウドの大木」ということわざでおなじみのウド。若いウドは芽、茎、若葉、つぼみが食用となり、天ぷらにしても美味しく食べられます。

しかし、大きく育ってしまうと食べられなくなってしまい、さらに木も柔らかすぎて木材としても使えないので「大きいけど役に立たないもの」という意味で「ウドの大木」と言われるようになりました。
ウドは非常にアクが強い植物のため、しっかりとアク抜きをしてから揚げましょう。香り、苦味がしっかりしているので、大人の味といえます。
ふき
山菜と聞いて、ふきを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。スーパーなどでも販売されており、比較的入手しやすい山菜です。

煮付けにしたり、おひたしにしたりすることが多いふきですが、天ぷらでもとても美味しく食べられれます。シャキッとした食感とやさしい風味が特徴で、だし醤油などとよく合います。
アク抜きは少し大変ですが、入手しやすいのでいち早く春を先取りしたい方にもオススメの山菜です。
コシアブラ
コシアブラはタラの芽やウドなどと同じく、ウコギ科の木の芽です。「山菜の女王」とも呼ばれており、バランスの取れた味わいとなっています。

タラの芽ほど厚くなくトトキほど薄くない食感が特徴で、山菜の味をしっかり感じながらも香りや食感がほどよいため人気があります。苦味もあまりないので誰でも美味しく食べられます。
人工栽培も盛んになってきており、タラの芽に並ぶほどの人気の山菜になってきているのです。
こごみ
「こごみ」は冬から春にかけて成長し、暖かくなったら美味しく食べられる山菜です。おひたしなどで食べられることが多いのですが、新鮮なこごみは天ぷらにしても美味です。

こごみの特徴はこれまで紹介してきた山菜とは異なり、苦味が少なく風味もおとなしめなことです。そのため、山菜が苦手な方や子どもでも食べられるでしょう。
「ほかの山菜を食べてみたけどあの風味がだめ」という方には、ぜひ試してほしい食材です。