100均のタイルを使ってコースター作りにチャレンジしたため、工程を詳しくご紹介します。タイル施工ができるとDIYの幅が広がります。しかし、タイル施工は繊細そうだし扱いも難しそう。何か小さなものから、練習をしてみたい……そう思って作った100均のガラスタイルを使ったコースターが、とてもかわいくできました。ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでみてください。
タイルを使ったインテリアがかわいい
タイルを使うと、これまでのインテリアに違った風合いが生まれます。
タイルの種類にもよりますが、色付きの小さなタイルだと女性らしくかわいい雰囲気に、白や黒の大きくシンプルなタイルだと洗練された雰囲気が出ます。
いずれにせよ、タイルを使ったインテリアはどれもおしゃれ。
自宅もタイルを使っておしゃれに飾れたら良いですが、未経験なため、大物家具にタイル施工は少し勇気がいります。
100均のタイルでコースターを作ってみた
まずは小さなものからタイル施工にチャレンジしてみようとインターネット検索をしていると、100均にもタイルが売っていることが発覚。
さらに、100均タイルを使ってコースターが作れるとのこと。
失敗例も確認し、自分でも作れそうかを検討してから材料を買いに100均へ向かいました。
材料
100均タイルで作るコースターの材料はとてもシンプルです。
・お好みのタイル
・木のコースター
・タイル目地材
・スポンジ
・ピンセット
・へら(なかったのでプラスチックのデザートスプーン)
タイル目地材のみ、ホームセンターで400円ほどで購入しました。それ以外は、すべてダイソー製品です。
店頭に置いてあったタイルは画像の小さいタイプのみでしたが、店舗によっては大きめサイズも取り扱っています。
・必要なタイルの量
コースター1枚に必要なタイルの量は、作るデザインにもよりますが、普通サイズのコースターであれば1ケースで充分です。タイル同士の隙間が多いデザインなら、1ケースで2枚のコースターが作れます。
(1)ざっくり配置位置を決める
まずはタイルの配置位置を決めます。目地を入れることを想定して、タイル同士は隙間を作りましょう。
ちなみにこのダイソータイル、微妙に縦横のサイズに差があるようです。タイルのおさまりが悪いなと感じたら、向きを変えてみると良いですよ。
仕上がりのイメージができたら、写真を撮っておきましょう。でないと、うっかり何かの拍子にタイルがずれてしまった時、絶望します。
オレンジタイルはお花をイメージしてみました。隙間がだいぶありますが、大丈夫でしょうか……やや不安です。
(2)ボンドでタイルを固定
タイルの配置位置が決まったら、タイルをボンドで固定します。ここからはちょっぴりていねいに。ひとつひとつのタイルにボンドをつけて……
と思っていたのですが、途中から面倒くさくなり板に直接ボンドを垂らすことにしました。
上から目地材を詰めていくので、多少ボンドがはみ出ても問題なし! タイルの位置だけ気をつけて、真っ直ぐなラインを目指します。
ボンドで固定が完成しました。
これだけでも、かわいいです。
目地材は入れなくても良いのでは?とも思いましたが、目地材がないとコースターとして欠陥品になります。ボンドをしっかり乾かして、目地材を入れていきましょう。
(3)目地材を隙間に埋める
ボンドが乾いたら、目地材を作ります。
目地材「マヨネーズくらいの硬さが良い」というのが定説のようなので、マヨネーズを思い出しながら水を加えて混ぜます。
ずいぶんゆるい……。目地材の粉を足して硬さをプラスします。
今度は硬すぎる……。
目地材は少しづつ水を足して作りましょう。
ぽってりマヨネーズくらいの硬さになったら、タイルの隙間をどんどん埋めていきます。
隙間を埋めて伸ばしていたら、タイルが埋もれて見えなくなりました。余分な目地材はハケでよけて、埋もれたタイルを出してあげましょう。
ある程度タイルが見えてきたら、タイル部分をスポンジで一直線に撫でて、上についた目地材を取り除きます。
タイルをひと撫でするごとに、スポンジを水洗いした方が良いです。しかし、スポンジに含まれた水が目地材に流れてしまうのも気になります。
目地材の知識はまったくありませんが、あんなに水分調節をがんばったのに、スポンジの水分で薄まってしまわないか不安です。
もう少し硬めに作っておいた方が良かったかも……?
オレンジから学び、青い方のタイルは少し硬めの目地材でチャレンジしてみました。
目地作業を終えたら、乾燥をさせます。塗ってから2時間ほど経過した状態を見てみると、タイルに残った目地粉が乾燥して目立つように。
再びきつく水分を切ったスポンジで、きれいに拭き取ります。完全に乾くまでこの作業を2回繰り返しました。
(4)乾燥させて完成!
1日ほど乾燥をさせれば完成です!想像よりもきれいに仕上がりました。
タイルと木は相性が良く、優しくてレトロな雰囲気です。
また、ガラスタイルなため涼しさも感じられます。冷たい飲み物との相性も良いです。
タイル+木ならボンドでもくっつけられるため、子どもの工作にも適しています。
ためしに余ったタイルを息子に渡してみたら、テーブルに置いてあるウェットティッシュボックスをデコレーションしてくれました。しかし地道な作業なため、途中で飽きたようです。
子どもと一緒に工作するのであれば、小さなサイズで達成感を得られるものを作った方が良さそうです。
まとめ
今回のタイルコースター作りで大切なのは、ボンドはしっかり乾かすことと目地材の濃さと量です。その2つさえ守れば、難しいDIYではありません。
タイルは色の使い方で様々な表情を見せてくれます。いろいろなタイルを集めて、コースター以外の小物作りにチャレンジしてみるのも楽しそうです。
ぜひ、夏に向けて涼しげなガラスタイルを使ったDIYを楽しんでくださいね。