ニコン「Z fc」は、レトロ調のデザインを採用したミラーレス一眼。古くからのニコンユーザーにとっては懐かしのFMやFEの再来とも呼べるモデルだけに、SNSでは話題が沸騰。計6色のエクステリア張り替えサービスに加え、ユーチューバーなどに人気のバリアングル式モニター装備など、カメラファン以外の層からの注目度も高い。

往年のフィルム一眼レフデザインを踏襲! ニコンファン垂涎の一台

ニコンがレトロ調のデザインを採用したミラーレス一眼を出すらしい、というウワサが流れていたのは知っていたが、まさかの本物が登場。しかも、パッと見は、往年のMFフィルム一眼レフと見まごうほどの激似ぶりに「うわあ」と声が出た。同社によると、外観デザインは1982年発売のフィルム一眼レフ、FM2にインスパイアされたものという。

ニコン
Z fc
実売価格例:15万9500円(Z 28mm f/2.8 レンズキット)

見た目はMF時代のフィルム一眼レフそのもの。キットとなる単焦点のZ 28ミリ(SE)も、MFレンズふうの外観で本機によく似合う。

画像: サイズ:幅134.5ミリ×高さ93.5ミリ×奥行き43.5ミリ 重さ:445グラム(バッテリー、SDカード含む)

サイズ:幅134.5ミリ×高さ93.5ミリ×奥行き43.5ミリ
重さ:445グラム(バッテリー、SDカード含む)

画像: 背面のバリアングル式モニターの裏面には貼り革調の仕上げが施され、フィルムカメラっぽさを演出。ファインダー接眼部が丸窓ふうなのもニコンらしい。

背面のバリアングル式モニターの裏面には貼り革調の仕上げが施され、フィルムカメラっぽさを演出。ファインダー接眼部が丸窓ふうなのもニコンらしい。

ベースはAPS-CサイズのZ 50で、シャッタースピードダイヤルやISO(イソ)感度ダイヤル、露出補正ダイヤルを備えた伝統的な操作系に加えて、二つの電子ダイヤルによる操作も可能なあたりが今ふうだ。

メカニカルなダイヤル操作が楽しめる!

画像: デザインはFM2の要素が取り込まれ、巻き上げレバーの軸だった部分が露出補正ダイヤルに、巻き戻しクランクがISO感度ダイヤルに置き換わっている。ダイヤル類はアルミ削り出しで質感もいい。

デザインはFM2の要素が取り込まれ、巻き上げレバーの軸だった部分が露出補正ダイヤルに、巻き戻しクランクがISO感度ダイヤルに置き換わっている。ダイヤル類はアルミ削り出しで質感もいい。

有効2088万画素の撮像センサーや画像処理エンジンのEXPEED(エクスピード)6、236万ドットEVFといった基本装備はZ50と共通だが、AF検出範囲の低輝度側がわずかながら広がって暗いシーンに強くなったほか、連写可能な枚数が増えたなどの改良点もいくつか見られる。

古くからのニコンユーザーにとっては懐かしのFMやFEの再来とも呼べるモデルだけに、SNSでは話題が沸騰。計6色のエクステリア張り替えサービスに加えて、ユーチューバーなどに人気のバリアングル式モニターの装備など、カメラファン以外の層からの注目度も高い。

一部ではフルサイズでないことへの不満の声もあるようだが、APS-Cだからこその手ごろな実売価格も手伝って、発売前から想定を超える予約注文があり、早々に品薄宣言も飛び出した。これが一時的なものではなくて、長く売れ続ける定番モデルに育ってくれるなら、カメラの新製品ニュースが減り、寂しく感じているニコンファンにとっても、うれしいことなのではないかと思う。

※価格は記事作成時のものです。

TEXT●北村智史(カメラライター)

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