多くのWi-Fiルーターと固定回線の接続は、モード切り替えボタンを「オート」にして、回線業者からレンタルしているONUの「LAN端子」と、ルーターの「INTERNET端子」を付属のケーブルで接続する。スマホやパソコンとのつなぎ方は、端末側で接続したいルーターのSSIDを選択して、暗号化キーを入力するのが基本だ。
[別記事:【最新版】Wi-Fiルーターの選び方とおすすめ機をクラス別に指南→]
Wi-Fiルーターをインターネットに接続しよう
Wi-Fiルーターを、既存のインターネット固定回線に追加するのは比較的簡単な作業だ。
多くのルーターは、モード切り替えボタンを「オート」にして、回線業者からレンタルしているONUやホームゲートウェイの空いている「LAN端子」と、Wi-Fiルーターの「INTERNET端子」(または「WAN端子」)を、ルーター付属のLANケーブルで接続する。
バッファローのWi-Fiルーターは、これでルーターの電源を入れれば、回線接続が完了する。他社の製品では、スマホ用専用アプリを使って、指示どおりに数工程の作業をする場合もある。
●ONUとルーターをLANケーブルで接続
接続は、ONUやホームゲートウェイのLAN端子とルーターのINTERNET端子をケーブルで接続するだけ。設置場所によっては、長めのLANケーブルを別途用意してもいい。
Wi-Fiルーターとスマホをつないでみよう
Wi-Fiを使う端末とルーターをつなぐ設定は、端末側で接続したいルーターのSSID(Wi-Fiのアクセスポイントを識別するための名前。Service Set Identifierの略)を選択して、暗号化キーを入力するのが基本。
ルーターのSSIDと暗号化キーはルーター本体の側面や底面のシールに記載されているほか、付属のセットアップシートなどに記載されている。
スマホの場合、「設定」の「Wi-Fi」項目で、検索表示されるルーターの中から、自分のルーターのSSIDをタップし、暗号化キーを入力すればいい。
●SSIDと暗号化キーを入力
ルーター本体に記載されている「SSID」と「暗号化キー」(パスワード)を撮影するか、メモしておく。
つなぎ方はiPhoneもAndroidも同じ。「設定」の「Wi-Fi」項目にリストアップされるSSIDの中から自分のルーターのSSIDをタップし、暗号化キーを入力したら「接続」をタップする。
Wi-Fiルーターとパソコンをつないでみよう
SSIDを選択し、暗号化キーを入力するのはスマホと同じ。まず、タスクバーの地球儀型のネットアイコンか、扇形のWi-Fiアイコンをクリックする。
周辺のルーターがリストアップされるので、自分のルーターのSSIDを選択し「接続」をクリック。暗号化キーを入力して「次へ」をクリックすれば接続完了だ。
●タスクバーの地球儀型のアイコンから設定
タスクバーのネットアイコンをクリックし、リストから自分のルーターのSSID選択。「接続」ボタンをクリックする。
「ネットワークセキュリティキーの入力」に暗号化キーを入力して「次へ」をクリックすれば無線通信が始まる。
SSIDを自分が認識しやすいものに変更しよう
SSIDは、自分が認識しやすいものに変更したほうが、ルーターのメーカーを推測されにくくなり安全性が高まる。
ただし、個人情報を含めたり、公共Wi-Fiと間違われるようなものはダメ。
操作は、ルーターの取扱説明書に従って設定画面にアクセスして、SSIDを書き替えるだけ。パソコンでもスマホでもできる。
●ルーターの設定画面でSSIDを変更
スマホかパソコンでルーターの設定画面にアクセスし、使いたい電波帯(ここでは5GHz)のSSIDを、独自のものに書き替える。
自分のルーターのSSIDをわかりやすいものに書き替えると、端末側のWi-Fi設定画面には、自分が付けたSSIDが表示される。
暗号化キーはセキュリティを考えて設定しよう
SSIDの暗号化キーも、自分で考えたものに変更可能。自分にとってわかりやすく、他人には推測されにくい独自のものに変更しよう。
ただし、セキュリティの強度は意識したい。桁数は14桁以上が望ましく、英字・数字・記号をすべて入れたい。パスワードの強度をチェックしてくれるサイトを利用するといいだろう。
「パスワード強度チェッカー」→https://www.benricho.org/password_meter/
●パスワードの強度もチェックしよう
暗号化キーもルーターの設定画面で変更可能。表示されている工場出荷時のものを、複雑で推測されにくいものに替える。
14桁以上で英字・数字・記号が混ざったパスワードがおすすめ。パスワードの強度がわかるサイト(上記)で安全性をチェックしよう。
※価格は記事作成時のものです。
■解説/福多利夫(フリーライター)