一口にスマホ決済といっても、その方法は実にさまざまで、Suicaなどの電子マネー、PayPayなどのコード決済、Apple Payなどのウォレットサービスもある。どれを利用すればいいのかと悩んでいる人に、決済サービスの現状や、主要サービスの特徴などをお教えしよう。

コード決済ならPayPayを軸に利用しているキャリアを含めて検討

MMD研究所が2021年7月に行った「キャッシュレス決済に関する調査」によると、最も利用されているコード決済サービスは「PayPay」で46.1%。次いで「d払い」が16.9%、「楽天ペイ」が14.8%、「au PAY」が13.4%と、大手キャリアのサービスが続くほか、フリマアプリの「メルペイ」なども登場している。

考え方としては、自分がよく買い物する店舗が採用している決済サービスを選ぶのが基本だが、328万ヵ所の加盟店数を誇る「PayPay」ならさまざまな店舗で利用できるので、これを軸に、自分が利用するキャリアのサービスも検討するのがいいだろう。

PayPayアプリは多彩なサービスに対応

下部のミニアプリでクーポン、ポイント運用、デリバリー、フリマなど、さまざまなサービスを提供。

画像: ▶ PayPayアプリは多彩なサービスに対応

各社が多くのクーポンを提供。マメにチェックして得しよう

コード決済の各社が提供するクーポンは、店舗で提示することで割引や優待価格になったり、無料でドリンクのサイズアップができたりする。利用できる店舗をマメに確認しておくと得できる。

「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」では、カフェやグルメを中心にクーポンを用意。中でも「PayPay」は事前に店舗をフォローしてクーポンを獲得しておくと、決済時に自動で適用されるので、スマートに支払いができる。

「FamiPay(ファミペイ)」や「セブン-イレブン」などのコンビニ系は自社店舗で販売する商品に限られるものの、半額になるなど割引額が大きいので、うまく活用したい。

最大手のPayPayは各種クーポンも充実

おすすめクーポンは毎週更新。事前にクーポンを獲得しておくと、利用期間中の決済で自動適用される。

画像: ▶ 最大手のPayPayは各種クーポンも充実

基本還元率をアップすれば、日々の買い物がよりお得に

よりお得にコード決済サービスを利用するためには、基本還元率のアップも重要。各社、関連するクレジットカードでチャージや決済を行うことで、還元率がアップする場合が多い。しかも「PayPay」と「d払い」は、還元率アップのプログラムを実施中だ。

例えば「PayPay STEP」では、300円以上の支払いが月に30回かつ計5万円以上なら還元率はプラス0.5%。この条件を達成しつつ、対象3サービスの利用、Yahoo!プレミアム会員登録などを達成することで、翌月は1・5%還元になる。

また、2021年9月1日に始まったドコモユーザー向けの「d払いステップボーナス」は、支払い回数に応じて翌月にプラス0.2~1%、ギガホプラン契約でプラス0.5%などがあり、「dカード」決済を含め、翌月の還元率が3%にアップする。

PayPay、d払いは還元率向上プログラムを実施中

PayPayとヤフーアカウントの連係など、四つの条件をすべてクリアすることで翌月1.5%還元になる。

画像1: ▶ PayPay、d払いは還元率向上プログラムを実施中

還元率アップの対象となるのは、「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」「5Gギガホなど6プラン。

画像2: ▶ PayPay、d払いは還元率向上プログラムを実施中

SuicaやiDなどの電子マネーはスマホでも便利に利用できる

コード決済は、アプリを開いてQRコードの表示などを行わなくてはならないのに対して、電子マネーはスマホを決済端末にかざすだけでスピーディに支払いができる。しかも、電子マネーでの決済は「おサイフケータイ」として以前から親しまれており、利用できる店舗数も多く、使い勝手がいい。

モバイルSuica(スイカ)、楽天Edy(エディ)、nanaco(ナナコ)モバイル、モバイルWAON(ワオン)、iD、QUICPay(クイックペイ)などは、おサイフケータイ対応のAndroidスマホで利用可能。iPhoneやApple Watch(アップルウォッチ)で利用できる「Apple Pay(アップル ペイ)」ではSuica、PASMOのほか、登録するクレジットカードなどによって、iDとQUICPayが利用できる。

Android/iPhoneで電子マネーを利用

Android

Androidスマホのウォレットサービス「Google Pay」では、利用する電子マネーの残高などをまとめて管理できる。各種カードやポイントカードも登録可能。

画像1: ▶ Android/iPhoneで電子マネーを利用

iPhone

iPhone、Apple Watchの「Apple Pay」ではSuicaやPASMOなどが利用できる。搭乗券やポイントカード、ギフトカードも登録できる。

画像2: ▶ Android/iPhoneで電子マネーを利用

スマホよりスピーディに支払いができるスマートウオッチ派が増加中

対応端末が増えてきたことなどから、利用者が拡大しているスマートウオッチ。スマホを出さなくても、腕時計を決済端末にかざすだけで支払えるのが便利だ。

iPhoneユーザーは「Apple Watch」、Androidユーザーは主に「GARMIN」「wena wrist」「Fitbit」などの対応端末で利用でき、それぞれスマホとペアリングして使える。

スマートウオッチでスマホ決済を実行

Apple Watch

「PayPay」はQRやコードを表示して支払う。

画像1: ▶ スマートウオッチでスマホ決済を実行

GARMIN

文字盤に「Suica」を表示させて決済。

画像2: ▶ スマートウオッチでスマホ決済を実行

端末によって利用できるサービスは異なるが、中でもより多くのサービスが利用できるのがApple Watchだ。日本のクレジットカード会社や銀行が発行したほとんどのカードに対応し、Mastercard、JCB、AMEXのタッチ決済に対応。今春からVisaのタッチ決済でも支払いができるようになった。

主要端末&利用できる決済サービス

画像: ▶ 主要端末&利用できる決済サービス

デビットカードもタッチ決済に対応。そのままでも、スマホに登録してもOK

クレジットカードが後払いなのに対して、銀行が発行するデビットカードは、支払いと同時に銀行口座から代金が引き落とされる即時払いなので、使い過ぎを防げるところがメリット。しかも、Visaタッチなど、端末にカードをかざすだけで支払えるタッチ決済対応のデビットカードが増えたことで、スピーディに支払いができるようになった。

対応するデビットカードなら、ウォレットサービスの「Apple Pay」や「Google Pay」に登録して、スマホで手軽に決済することも可能だ。

Google Payで利用できる「Sony Bank WALLET」

ソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET」は「Google Pay」にも対応。スマホでもOK。

画像: ▶ Google Payで利用できる「Sony Bank WALLET」

最近では、各銀行やカード会社などが独自のアプリを提供し、スマホで利用状況を確認できるようにもなっている。2021年5月には三井住友カードが「Vpass LINE(ブイパス ライン)ミニアプリ」の提供を開始し、「LINE」から各種手続きができるようになった。

「Vpass LINEミニアプリ」が便利

三井住友カードが提供する「Vpass LINEミニアプリ」では、「LINE」のトーク画面から利用明細や支払い金額などが確認できる。そのつどのログインが不要なので手軽だ。

画像: ▶ 「Vpass LINEミニアプリ」が便利

◆解説/綿谷禎子(ライター)
◆イラスト/中山昭(絵仕事 界屋)

This article is a sponsored article by
''.