【sutto 四角いお鍋】実はアウトドアに超便利 「立てて収納」だけじゃない多彩なメリットを紹介

レビュー

北海道をキャンピングカーで旅するなら、筆者は夏よりも冬と思っています。そんな冬のキャンピングカー生活で頻繁に登場するメニューが「鍋」。しかし、なかなか気に入った鍋が見つけられず、さらに利便性などを考えると、使い捨てのアルミ鍋を使うことが多かったのです。そんな折、ドウシシャから「sutto(スット)四角いお鍋」が登場。サイズや仕様など、ひと目見た時からキャンピングカーで便利と直感しました。そんな「sutto 四角いお鍋」を使った実際をお伝えします。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

「sutto(スット)四角いお鍋」

商品パッケージ

パッケージのイメージ写真にあるように、四角いので立てて収納できるのが、この鍋の大きな特徴です。

戸棚の隙間などにも入れやすく、とても便利です。

商品内容

四角い鍋本体に、四角いガラスのフタが付属。このフタ自体も立てておくことができます。加えて、シリコン製の鍋つかみが2つ同梱されています。

鍋自体に取っ手はなく、付属の鍋つかみを使用します。

「sutto 四角いお鍋」本体

鍋本体。外寸の実測で約20cm×21cm、深さ約8cm、重さ約670gとなっています。カタログによると、鍋の内側だけがフッ素加工です。

我が家にちょうどいいサイズ。

湯切り機能

鍋本体の4つの角のうち、2つが注ぎ口になっています。ここにガラスのフタに用意された湯切り口をセットすると、野菜や麺類の湯切りを簡単に行うことができる構造です。

湯切りができるのも、すごく便利です。

キャンピングカーはもちろん、手狭な台所でも活躍

実のところ筆者は、「sutto 四角いお鍋」と同シリーズで先に発売されていた四角いフライパン「スマートフライパン sutto」の時から、suttoシリーズに注目していました。しかし、キャンピングカーでフライパンを使う機会はほぼなく、自宅の台所はスペース的に余裕があるので、これまでsuttoシリーズを使ってみる機会がありませんでした。

しかし、今回 「sutto 四角いお鍋」が発売され、キャンピングカーで使ったら絶対に便利だと考えて購入、テストを行いました。

筆者の中での重要ポイントは、まずは四角という形と、約20cm×20cm、深さ8cmというサイズです。この形状なら、普段は使っていないキャンピングカーのギャレーのシンクに収納できると考えました。またフッ素加工である点も重要なポイント。キャンピングカーの中では、いつも思うようにふんだんに水が使えるわけではないので、汚れの落としやすいフッ素加工の鍋であることは、非常に重要なのです。

また、この鍋を「深さのあるフライパン」と考えると、 焼く、煮る、茹でるといった調理が1つでできるのもありがたいと言えます。さらに湯切り口がついているので、RVパークやキャンプ場といった水場のある環境なら、パスタなど麺類の調理ができるのも嬉しいところです。 実勢価格は税込3,500円前後となっています。

四角いお鍋 sutto(スット) 18×8cm 両手鍋 ブラック ドウシシャ
スッとたつスッととる 四角いお鍋 sutto(スット)
焼く・煮る・ゆでるなどマルチに調理できるお鍋
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立つガラスふたつき。
¥3,278
2021-10-25 10:22

「sutto 四角いお鍋」を使ってみた

シリコン鍋つかみはストッパーの役目も果たす

収納時は、フタの取っ手を鍋の内側にして伏せ、2ヵ所の湯切り口に鍋つかみをはめます。すると、フタと本体が一体化するので、棚の隙間などに立てておくことができるというわけです。我が家の場合は、普段あまり使わないキャンピングカーのシンク部分に収納。 予想通りしっくりと収まりました。ガラスのフタの縁もシリコン加工がされているため、鍋つかみで固定すれば、キャンピングカー走行中もカタカタと音がすることはありません。

あつらえたようにピッタリ。

2〜4人程度までの鍋が調理可能

鍋の内寸は約18cm×18cmで深さが約8cmなので、土鍋に換算すると7〜8号程度の容量があります。大人2人なら余裕、頑張れば大人4人で鍋を楽しむことが可能です。座れる人数などを考えると、キャンピングカーでは十分以上と言えるでしょう。

冬の北海道の大自然の中、暖かいキャンピングカーの中で楽しむ鍋料理は格別です。

コンロからのはみ出しが少ない

カムロードベースのキャンピングカーのダイニング部分に配置したところ。四角いのでコンロからのはみ出しが少なく、狭いスペースを有効に使えます。

キャンピングカーではスペースの有効利用も大事です。

鍋が残ったときも便利

鍋を完食できず残ってしまった時は、フタを閉めてシリコン鍋つかみで固定し、翌日の朝食に。筆者のキャンピングカーの場合はシンクスペースに収納できたので、ダイニングテーブルはキレイに片付きました。完全に密閉されるわけではありませんが、走行中にフタがずれることもなく、安心感が増します。

食べ終わった後も楽

鍋の内側はフッ素加工されているため、拭けば簡単に汚れが落ちます。鍋の外側はフッ素加工はされていないようですが、汚れが落ちやすい仕様です。ウエットティッシュで拭くだけで、かなりの汚れが落ちます。思うように洗い場が使えないこともあるキャンピングカーにおいては、とてもありがたい特徴です。

まとめ

コンパクトで多機能な「sutto 四角いお鍋」はキャンピングカーでもおすすめ

今年の冬はキャンピングカーで鍋料理を楽しみたいと思っています。

「sutto 四角いお鍋」は、アウトドアやキャンピングカーでの使用を想定した商品ではありません。手狭な台所を効率よく使えるように作られた多機能鍋のはずです。決してアウトドア用に作られた製品ではないので、もしかするとガラス製のフタなどは、キャンピングカーに積んで移動を繰り返すと、強度的な問題が発生するかもしれません。

しかし、筆者はひと目見たときから「これはきっとキャンピングカーで便利」と考えていました。サイズ感や形、汚れの落ちやすいフッ素加工など予想通りな部分もありましたが、それ以上にシリコン製の鍋つかみとガラスのフタの組み合わせが、便利さを倍増してくれます。完全に予想以上の結果です。

自宅で使っても、便利なことは間違いないでしょう。ふだんは自宅キッチンで活用し、出かける際にキャンピングカーに積むという使い方もできそうです。四角いという形だけに注目しがちですが、細かな部分もよくできた「sutto 四角いお鍋」は、ぜひ一度使ってほしい鍋になっています。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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