【キャンドゥ・USBテンキーボード】税込330円で作業効率が格段にアップ 数値入力するすべての人におすすめ

レビュー

100円ショップキャンドゥで「USBテンキーボード」が販売されていることをご存知でしょうか。価格は税込み、わずか330円。テンキーの付いていないノートパソコンで仕事をする全ての人におすすめしたい秀逸なアイテムになっています。本記事では、このキャンドゥの「USBテンキーボード」を詳細に紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

キャンドゥの「USBテンキーボード」

商品パッケージ(表)

キャンドゥで見つけた「USBテンキーボード」。100円ショップにテンキーキーボードが売っていることよりも、税込で330円という価格に驚きます。

シンプルな白基調のパッケージに赤字の「¥330」が引き立ちます。

商品パッケージ (裏)

裏面には、対応機種などが記載されています。WindowsとMacの両対応で、基本的にはUSBで繋げばそのまま使用できるようです。

対応OSなどが詳細に表示されているので、しっかり確認してから購入しましょう。

テンキー本体(表)

「USBテンキーボード」本体。「Back Space」や「000」、「Num Lock」なども装備されており、テンキーだけでかなりの操作が行えるようです。

思った以上にしっかりとした作りになっています。

テンキー本体(裏)

「USBテンキーボード」の裏側。金属製のスタンドが付いており、キーボードの角度を調整することができます。

コストダウンのためか、非常にシンプルなテンキーボードの裏面。

税込330円とは思えない「ちゃんとした商品」

テンキーキーボードが税込330円とは驚くような価格ですが、製品としては非常にスタンダードで、言ってみれば「ちゃんとした商品」です。

ABS樹脂でできたテンキーキーボード本体は、ペラペラとした安っぽさはなく、一般的なキーボード同等の質感と強度といった印象。「0」〜「9」までの数字キーはもちろん「/」「*」「-」「+」「BackSpace」「Enter」「.」「000」といったキーも装備。「NumLock」を使えば「Home」「PgUp」「↑」「←」「→」「↓」「End」「PgDn」「Ins」「Del」といったキー操作も可能です。

「USBテンキーボード」自体の大きさは、 縦約128mm、横約88mm、厚さが約13mm、また質量は実測で約87g。軽量コンパクトで持ち歩きやすいサイズになっています。パソコン本体との接続は USB Type A。コードの長さは約1.2mです。

対応するOSは、Windowsは7(SP 1含む)、8、8.1、10、MacはOSX 10.5以降。パソコンのUSBポートに「USBテンキーボード」接続すると、自動認識して使用可能になるため、ドライバーなどは必要ありません。また、電源もUSBからバスパワーで供給される仕組みです。

低価格で軽量コンパクト、しかも多くのOSに対応し、接続も簡単な非常に魅力的なテンキーボードに仕上がっています。

実際に使ってみた

筆者のMacでは「Numlock」 が使えなかった

普段仕事などに使っている MacBook Air につないで「USBテンキーボード」を使ってみました。

最初にお伝えしなければいけないのは、残念なことに筆者のMac環境(OS 10.14.6と10.13.6)では「Numlock」が使用できませんでした。筆者の場合、「Numlock」を使って、使いたいキーが特別あるわけではないのですが、矢印キーによるカーソルの移動などは使えると便利だったと思います。詳細に検証したわけではありませんが、Macでの使用を考えている方は「Numlockは使えない可能性が高い」と考えてもらった方がよいでしょう。

キーを強く叩くとちょっと揺れる

また、使い勝手についてなのですが、良くも悪くも普通です。特段、反応が悪かったりキータッチの具合が悪かったりすることもありません。強いて言うなら、キーボード自体の重量が軽いため、強くキーを叩くとやや揺れるのが気になるでしょうか。価格を考えると当然なのですが、キータッチ時に発生する音も、やや安っぽいカタカタしたものになっています。

とはいえ、エクセル作業や見積書・請求書の作成といった数値入力がメインとなるパソコン作業において、これがあるとないでは作業効率が格段に違います。

税込330円という価格を考えると、きちんと動くことが驚きです。

まとめ

「確定申告のときしか使わない」人でも十分に元が取れる

ノートパソコンで仕事をしている人ならば、「うああ、テンキーがほしい!」と思ったことが一度はあるでしょう。喫茶店などで気持ちよく作業をしている時でも、大量の数値入力が必要になると、テンキーボードのためだけに自宅に帰ろうかと思うほどです。

たまにしか数値入力作業をしない人にとって、わざわざ外付けのテンキーボードを購入するのは意外とハードルが高いかもしれません。しかし、今回紹介したキャンドゥの「USBテンキーボード」なら税込330円。数値入力の機会の少ない人でも、1台買っておくと劇的に数値入力作業が楽になります。「確定申告の時しか使わない」といった人でさえ、十分に元が取れるはず。逆に普段からパソコンでの仕事は必ず数値入力をするという人なら、自宅用、会社用、モバイル用などと複数台購入してもいいでしょう。

どちらにしても、たったの税込330円。キャンドゥで見つけたら、1台購入しておくことをおすすめします。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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