年末大掃除で出た不用品処分に困っていませんか?あなたがいらなくなったその不用品、他の誰かにとってはまだ価値があるかもしれません。今回はフリマアプリとして最も認知度の高い「メルカリ」をご紹介します。ぜひ、年末の不用品処分の参考にしてください!
年末大掃除にフリマアプリを利用しよう
2021年も後わずか。そろそろ大掃除を考えている方も多いのではないでしょうか。大掃除で厄介なのが不用品の処分。粗大ゴミを出すためには、回収費用がかかります。また、自治体の粗大ごみ回収の場合、事前に電話やインターネットで申し込み、有料粗大ごみ処理券を購入する必要があります。その後は自宅の前に粗大ごみを運び出さなければなりません。粗大ごみを処分するのは、時間と労力を必要とする作業なのです。
一方で、フリマアプリを活用して不用品を現金化するのが今のトレンド。今回はフリマアプリとして最も認知度の高い「メルカリ」をご紹介します。ぜひ、年末の不用品処分の参考にしてください!
本稿は『60歳からはじめるメルカリ』(マキノ出版ムック)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。
自宅に眠る不用品には必ず価値がある
自分で気づかない"かくれ資産"に注目
断捨離や生前整理で出てきた不用品を処分するのはめんどうなものです。しかし、ただのごみだと思っていたものが”資産"になる可能性があります。ある調査によると、日本には37兆円以上の”かくれ資産"が眠っており、不用品こそ資産になりうるのです。
日本には37兆円以上のかくれ資産が眠っている
日本全国の家庭内の不用品は、推計総額37兆177万円に上ります。これは2018年度の日本の国家予算レベルです。品目の内訳は、「服飾雑貨」の金額が最も多く、数量ベースでは「書籍・雑誌・コミック」が最多の平均48.7冊(1人当たり)もあるそうです。自分の家にある"かくれ資産"を見直してみましょう。
かくれ資産は年齢を重ねるほど増える傾向にあり、服飾雑貨や書籍、家具、家電、趣味にまつわるアイテムなど、さまざまなものが含まれます。不用品は捨てるのにも手間と費用がかかるので、処分の仕方には注意が必要です。
そこで、かくれ資産を手放すのにピッタリなのが、「フリマアプリ」。スマホアプリを使って不用品を出品して買い手を探すので、売買のハードルが低いのが特徴です。不用品を効率よく処分しましょう。
粗大ごみを出すのは手間とお金がかかる
これまで使ってきたソファーやプリンターなど、買い替えや引っ越しといった事情でいらなくなるものはたくさんあります。こうしたアイテムを粗大ごみに出すには回収料金を支払わなければなりません。また、自治体の粗大ごみ回収の場合、事前に電話やインターネットで申し込み、有料粗大ごみ処理券を購入する必要があります。その後は自宅の前に粗大ごみを運び出さなければなりません。粗大ごみを処分するのは、時間と労力を必要とする作業なのです。
フリマアプリで不用品を手放すのがお得
フリマアプリの種類は豊富
不用品を処分するのに最適なのが、「フリマ」の活用です。フリマとは「フリーマーケット」の略称で、不用品を交換したり売買したりする蚤の市のこと。最近ではアプリ上で不用品を売買する「フリマアプリ」が人気です。スマホで商品の写真を撮影して、商品情報を入力するだけで出品でき、意外なものも売れます。最近はフリマアプリを利用する中高年層が増えており、生前整理に活用する人がいるほど。中でも「メルカリ」は、フリマアプリで最も人気があります。
メルカリ
累計20億点以上が出品されているフリマアプリ。2013年の開始以来、利用者が増えている。
https://jp.mercari.com/
ラクマ
楽天が運営するフリマアプリは、楽天ポイントで買い物が可能。販売手数料は6%でほかよりも安い。
https://fril.jp/
PayPayフリマ
スマホ決済サービス「PayPay」が使える。2019年に開始し、「ヤフオク!」とも連携している。
https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/
メルカリをインストールしよう
iOSの場合
(1)「App Store」を開く
(2)「検索」をタップ
(3)検索ボックスに入力
(4)アプリを入手
(5)アプリをインストールする
Androidの場合
(1)「Google Play ストア」を開く
(2)検索ボックスをタップ
(3)検索ボックスに入力
(4)アプリをインストールする
(5)アプリを開く
メルカリで出品してみよう
出品の流れを把握しよう
商品を出品する際は、商品の写真や説明文、価格などを自分で入力する必要があります。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると売れやすくするコツもわかります。
出品中は、購入希望者からコメントや質問が届きます。丁寧で誠実な対応を心がけ、トラブルなく快適に取引を進められるようにしましょう。
商品が購入されたら、発送作業に移ります。メルカリでは、お互いの個人情報を明かさずに商品をやり取りできる仕組みもあるので安全です。
【手順(1)】商品を撮影して情報を入力
(1)商品を撮影する
メルカリで不用品を売りたいときは、まず、商品の写真を撮影します。商品全体のほかに、タグや傷など細部が伝わるカットなど複数枚撮ることが大切です。
(2)撮った写真を加工
見やすくてきれいな商品写真は、購入希望者に注目されやすくなります。商品を撮影したら、不要な部分を切り取ったり、明るさや色みを調節したりして加工しましょう。
(3)商品情報を入力
写真の編集が済んだら、商品名や説明文、商品の状態などを入力しましょう。書くべきポイントを押さえれば、商品の魅力を伝える文章が時間をかけずに作れます。
(4)配送方法と価格を設定
商品の大きさや状態、送料、手数料などを参考にして、自分が納得できる値段を付けましょう。商品の配送方法と価格を決めたら、出品作業は完了です。
【手順(2)】購入者とのやり取りを進める
(1)購入希望者とやり取り
商品出品後は、購入を考えている人から質問や値下げのお願いなどのコメントが届く場合があります。丁寧で誠実な対応をして、気持ちのいい取引を目指しましょう。
(2)商品を発送
購入者が代金を支払ったのを確認したら、商品を梱包して発送しましょう。段ボールや緩衝材などの、梱包に必要なアイテムをあらかじめ用意しておくとスムーズです。
【手順(3)】購入者を評価して取引終了
(1)購入者を2択から評価
発送した商品が相手の手元に届くと、受取通知が送られてきます。それを確認したら、快適にやり取りできたかどうか、購入者を評価して取引を終了しましょう。
(2)売上金を受け取る
取引で得た販売利益は、「マイページ」の「売上金」から確認できます。残高が200円以上の場合、振込申請をすると、指定の銀行口座に売上金が振り込まれます。
次回の記事では手順(1)〜(3)を詳しく説明していきます。