【最新のWi-Fiルーター】特定のスマホやパソコンの速度が出ない原因とその対策

WiFi

Wi-Fiの規格にはいくつかの種類があり、通信速度に差が出てくる。そのため、たとえWi-Fiルーターが最新の規格に対応していても、使っているスマホやパソコンが古い規格なら古い規格に合わせた通信速度になってしまう。

ケーブルもWi-Fiルーターも回線もOKのはずだが、速度が出ない

最新のルーターを使っているが、特定のスマホやパソコンだけ速度が出ないということがある。

このような場合は、そのスマホやパソコンが古い世代のWi-Fi規格にしか対応していないことが原因の可能性が高い。

Wi-Fiの規格にはいくつかの種類があり、最新のWi-Fi6は理論値で最大9608Mbpsの通信速度だが、1世代前のWi-Fi5は最大6933Mbps、2世代前のWi-Fi4は最大600Mbpsと速度に差が出てくる。

そのため、たとえWi-Fiルーターが最新の規格に対応していても、使っているスマホやパソコンが古い規格なら古い規格に合わせた通信速度になってしまう

なお、子機側を最新の規格に対応させるには、スマホは買い替えるしか方法がない。パソコンの場合は、Wi-Fi6対応のアダプター(PCI接続タイプとUSB接続タイプがある)を装着することで対応させられる。

使っているスマホが対応している規格については、メーカーのサイトなどを参考にしてほしい。パソコンの場合は、設定アプリから調べられる。

利用しているパソコンのWi-Fi規格を確認する

Windows 11は、設定で「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→「プロパティ」の順に開き、「プロトコル」を確認する。

Wi-Fi 6対応のUSBアダプターで高速化も可能!

パソコンのUSB端子につなぐだけで、Wi-Fi 6の高速通信が可能になるアダプター。付属のクレードルを使えばアンテナ位置を調整できる。

バッファロー
WI-U3-1200AX2
実売価格例:5980円

iPhoneとAndroidでWi-Fi 6対応に差がある

iPhoneは2019年発売モデルからWi-Fi 6に対応するが、Androidの場合、ハイエンドクラスでは対応機が多いが、ミドルクラスはバラツキがある。

アップル
iPhone 11
2019年発売

シャープ
AQUOS sense6
2021年発売

Androidは最新モデルでもWi-Fi 6非対応の場合がある

■解説/岩渕 茂(ITライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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