証券取引に関心のある人におすすめなのが、住信SBIネット銀行です。SBI証券と連携した預金口座を開設できるほか、資産運用に役立つ商品・サービスが豊富にそろっています。
別記事はコチラ→【ネット銀行はどこがいい?】選ぶときにチェックしたい7つのポイント
住信SBIネット銀行
預金総残高は7兆円超人気の高いネット銀行
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資によって設立された銀行で、2007年に開業しました。2022年1月時点で預金総残高が7兆円を突破し、国内のネット銀行では最高額となっています。
口座を開設したら最初にやっておきたいのが、生体認証によるログイン機能「スマート認証NEO」の設定です。登録すると利用者ランク(スマプロランク)がランク2になり、振込やATM手数料の無料回数が増えるというメリットがあります。
預金金利および主な手数料
普通預金 金利 (税引き前、年率換算) |
0.001% | |
定期預金 金利 (税引き前、年率換算) |
1年 | 0.020% |
2年 | 0.020% | |
3年 | 0.020% | |
4年 | 0.020% |
ネット振込 手数料(税込) |
同行宛 | 無料 |
他行宛 | 月1回まで無料(以降は77円/回)※1※2 | |
ATM 入出金手数料 (税込) |
メガバンク・ 準メガバンク |
ゆうちょ銀行:入出金合計で月2回 まで無料(以降は110円/回)※2 |
セブン銀行 | 入出金合計で月2回まで 無料(以降は110円/回) |
|
ローソン銀行 | ||
E-net (ファミリーマート) |
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その他提携先 | イオン銀行、ビューア ルッテ:月2回まで無料(以降 は110円/回)※2※3 |
利用者ランクの条件と特典
ランク名称 | 条件※1 | 特典 |
---|---|---|
ランク1 | 月末時点でスマート認証NEOの登録がない | 他行宛振込手数料:月1回まで無料 ATM入出金手数料:月2回まで無料 |
ランク2 | 月末時点でスマート認証NEOの登録がある | 他行宛振込手数料:月5回まで無料 ATM入出金手数料:月5回まで無料 |
ランク3 | 月末時点でスマート認証NEOの登録があり、次のいずれかの条件を満たす ・ 総預金の月末残高が300万円以上 ・ ロボアドバイザー資産運用残高の合計が月末時点で100万円以上 ・ 住宅ローンを利用 ・「外貨預金の月末残高あり」「SBIハイブリッド預金の月末残高あり」「給与、 賞与または年金の月内ご入金あり」「ミライノデビットの月末時点の確定金額が 合計1万円以上」など11の条件のうち、3つ以上に該当 |
他行宛振込手数料:月10回まで無料 ATM入出金手数料:月10回まで無料 |
ランク4 | 月末時点でスマート認証NEOの登録があり、次のいずれかの条件を満たす ・ 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が500万円以上 ・外貨預金と仕組預金の月末残高合計が300万円以上かつ住宅ローンを利用 ・ ミライノデビットPLATINUM(Mastercard)の契約など |
他行宛振込手数料:月20回まで無料 ATM入出金手数料:月20回まで無料 |
SBI証券との連携で効率よく資産運用
住信SBIネット銀行の大きな特徴は、SBI証券と連携した資産運用が可能なことです。アグリゲーションサービスを利用すれば、銀行のサイトやアプリで証券口座の残高や評価損益も確認でき、資産の状況を一括で管理できます。証券口座との連携がスムーズな「SBIハイブリッド預金」は、金利の面でも魅力的です。
また、特徴的な商品として「目的別口座」にも注目です。代表口座とは別に、目的に合わせた口座を10個まで作成できます。自動振替による積立も可能で、目標金額や期日を設定して達成状況を確認することもできるので、車の購入や旅行などの資金を貯めたいときに最適です。
このほか、外貨預金やFX、純金積立といった商品も取り扱っており、ウェルスナビと提携したロボアドバイザーのサービスも提供しています。セブン銀行やローソン銀行のATMをキャッシュカードなしで利用できる「アプリでATM」も便利です。
ココがおすすめ!
▶振込手数料が格安!ATM手数料もお得
▶SBI証券との連携口座で高金利な預金が可能
▶目的別口座などユニークな商品が充実
ココに注意!
▶メガバンクのATMでは入出金できない
▶資金が少ない場合はランク3以上へアップするのにミライノデビット※の契約が必要
※「ミライノデビットPLATINUM(Mastercard)」には年会費1万1000円がかかる。
POINT
金利もお得!「SBIハイブリッド預金」の魅力
SBIハイブリッド預金は、SBI証券と連携する円預金です。預入残高はSBI証券口座の買付余力に反映され、株や投資信託などの取引に利用できます。証券の売買にともなう代金の受け渡しは、SBIハイブリッド預金と証券口座の間で自動的に振り替えられるので、手間がかかりません。また、証券口座を経由すれば、メガバンクから振込手数料なしでSBIハイブリッド預金への資金移動が可能です。
SBIハイブリッド預金の金利は0.010%で、普通預金に比べて大幅に高くなっています。しかも毎月利払い(毎月第3土曜日に利息を計算し、翌日に入金)という点も魅力的です。使途の決まっていない資金は、とりあえずハイブリッド預金に預けておくのがおすすめです。
なお、住信SBIネット銀行の口座開設は、SBI証券の口座と同時に申し込むことができます。この方法だと、本人確認書類の提出などが1回で済むので便利です。申し込みは、SBI証券のサイトから行います。
▶SBI証券と同時に口座開設を申し込む
SBI証券のサイト(https://www.sbisec.co.jp/)で「ログイン」→「口座開設」をクリック。このあとメールアドレスを入力して認証を行い、申し込み画面へ進む。
口座開設の申し込み画面で、必要事項を入力する。「住信SBIネット銀行 口座開設同時申し込みの選択」で「申し込む」を選択しよう。
◆この記事は2022年3月12日発行の「絶対得する!ネット銀行の賢い選び方&使い方」(マキノ出版)から掲載しています。記事内の情報は発行日のものです。最新の情報は各銀行の公式サイト等をご確認ください。