エクセルを使って勤怠管理などをする場合、現在の日時を入力する機会も多いだろう。今日の日付と時刻に関しては、ショートカットーキーを使えば、自動的に入力できるようになっている。手入力する手間が省けていい。エクセルの内部では、日付や時刻は「シリアル値」として扱われる。
一瞬で現在の日時を入力!
今日の日付と今の時刻を簡単に入力する
勤怠管理などでは、現在の日時を入力する機会も多いでしょう。今日の日付と時刻に関しては、ショートカットーキーを使えば、自動的に入力できるようになっています。手入力する手間が省け、作業の時短にもつながるので、ぜひ活用しましょう。
入力箇所のセルを選択し、[Ctrl]+[;]キーを押すと、今日の日付が一瞬で入力される。
入力箇所のセルを選択し、[Ctrl]+[:]キーを押すと、入力時点の時刻が入力される。
数式や関数でも使える形式で入力!
日付や時刻を入力する
日付は、「4/1」や「2022/4/1」のような形式で入力するのが基本です。セルに直接「4月1日」などと入力すると、計算などで正しく扱えません。入力した文字が日付として認識されると、自動的に適切な書式が適用されます。別の書式に変更したい場合は「セルの書式設定」で形式を変更しましょうう。
該当するセルに「4/1」と入力する。((1))
[Enter]キーを押すと、「4月1日」と表示される((2))。数式バーを見ると、実際には年の情報も記録されていることが確認できる((3))。年を省略した場合、今年の日付として扱われる。
「2022/4/1」と入力すると、年も含めたそのままの形式で表示される。なお、今年以外の日付を入力するときは、必ずこの形式で入力しよう。
時刻を入力する場合
時刻の場合は、「9:40」のように時と分を「:」で区切って入力すると、そのままの形式で表示される。
日付や時刻の「シリアル値」とは
エクセルの内部では、日付や時刻が「シリアル値」として扱われます。日付のシリアル値は、1900年1月1日を「1」として数える値で、例えば2022年4月1日のシリアル値は「44652」となります。また、時刻のシリアル値は24時間を「1」とする値で、午前9時なら「0.375」というように小数で表されます。これらの値を利用することで、計算などの処理が可能になるのです。
※この記事は『エクセルが2週間で身につく(楽)上達講座』(マキノ出版)に掲載されています。