【万年筆】祝儀袋や宛名書きには不向き。色のタブーにも注意

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冠婚葬祭で使うご祝儀袋や香典袋などは、毛筆または筆ペンで書くことが一般的なので、万年筆を使うとマナー違反とみなされることがあります。また、インクジェットプリンター用に表面が加工された紙は、コーティングが剥がれて屑が万年筆のペン先に入り込むことがある。袋から出したハガキは区別がしにくいので要注意だ。

万年筆はどんな場面でも使える?

祝儀袋や宛名書きには向かない。色のタブーなどにも注意

冠婚葬祭で使うご祝儀袋や香典袋などは、毛筆または筆ペンで書くことが一般的なので、万年筆を使うとマナー違反とみなされることがあります。また、郵便物などの宛名書きに使うと、雨などでインクがにじんで読み取れなくなる可能性があります。特に染料インクは耐水性が低いので、宛名書きに使いたい場合には、耐水性のある顔料インクを使いましょう。

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顔料インクか古典インク(没食子インク/IGインク)なら、耐水性があるので宛名書きにも使える。

インクジェットプリンター用に表面処理が加えられた用紙では、万年筆での筆記時にコーティングが剥がれてペン先が詰まってしまう可能性があります。そのほか、インクの色そのものが意味を持つこともあります。緑のインクは絶縁状を意味すると考える人もいるので、手紙に使うのは避けたほうが無難でしょう。

インクジェットプリンター用に表面が加工された紙は、コーティングが剥がれて屑がペン先に入り込むことがある。特に、袋から出したハガキは区別がしにくいので要注意。

◆監修者:高畑正幸

※価格は記事作成当時のものです。

※この記事は『「手書き」をとことん楽しむ万年筆・ガラスペン入門 』(マキノ出版)に掲載されています。

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