【75歳以上の免許更新】認知機能検査の内容は?更新手続きの流れを知っておこう

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75歳以上になると、運転免許の更新手続きはそれ以前と異なり、全員が認知機能検査も受験する必要があります。加えて一定の違反歴の有無によっては、運転技能検査も受験する必要があります。更新手続きの流れをしっかりと理解しておきましょう。

[別記事:【高齢ドライバーの免許】2022年5月に変更!これまでの認知機能検査との違いは?→]

本稿は[『75歳からの免許更新はこれでバッチリ!運転免許認知機能検査完全ガイド』(マキノ出版)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

75歳以上のドライバー免許更新までの流れ

75歳以上になると、運転免許の更新手続きはそれ以前と手順が異なります。

講習と適性検査を受ければ更新ができたのに対し、75歳以上では、認知機能検査、加えて一定の違反歴の有無によっては運転技能検査も受験する必要があります。

更新手続きの流れをしっかりと理解しておきましょう。

※免許更新期間満了日の6カ月前(180日前)から受験、受講できます。
※検査・講習の順序は都道府県によって異なる場合があります。都道府県の指示に従ってください。

認知機能検査の概要

75歳以上で運転免許を更新する場合、全員が認知機能検査を受ける必要があります(ただし、認知症のおそれがないという内容の医師の診断書を提出すれば受験免除)。

検査は更新を迎える誕生日の6カ月前から受験可能です。検査後、「認知症のおそれあり」「認知症のおそれなし」のいずれかの判定が通知されます。

事前の指示

携帯電話は、マナーモードにするか、電源を切ってカバンの中やポケットにしまっておくように指示されます。また、時計もカバンの中やポケットにしまっておくように指示されます。

検査結果に対する説明

検査の趣旨(安全な運転に必要な記憶力、判断力を確認するために行う)や検査結果の通知(検査終了後に受験者に通知するほか、警察に検査結果を通知する)に関して説明されます。

検査用紙表紙の記入

配布された検査用紙に名前や生年月日を記入するように指示されます。また、間違えたときは二重線で訂正するように指示されます。そのほか、受験時の注意事項が説明されます。

手がかり再生(イラストの記憶)

記憶力を検査する問題です。4種類のイラストが描かれたボードをそれぞれ1分間見て覚えます。これを4回くり返し、計16枚のイラストを記憶します。また、イラストを覚えるためのヒントも読み上げられます。

介入問題

イラストの記憶から一定の時間を空けるための問題で、配点はありません。たくさんの数字が書かれた用紙が配布され、指示された数字に斜線を引いていきます。

※タブレット端末で受験する場合は、画面の指示に従ってください

手がかり再生(自由回答)

前に記憶したイラストをすべて自由に書き出します。順番は思い出した順でかまいません。また、漢字、ひらがな、カタカナのいずれを使ってもかまいません。

手がかり再生(手がかり回答)

今回は回答用紙にヒントが書いてあります。前の設問と同様に、何のイラストかを思い出して書き出します。手がかり再生全体で100点満点中80点の配点です。

時間の見当識

自分が置かれている時間を認識しているか判断する問題です。2分間で(1)年(2)月(3)日(4)曜日(5)時分を回答します。100点満点中20点の配点です。

検査用紙の回収から検査結果の通知

検査用紙が回収され、採点結果がその場で個別に通知されます。総合点により「認知症のおそれがない」「認知症のおそれがある」のいずれかの判定がされています。

認知症のおそれがない場合は、受け取った「結果通知書」を持参すれば、更新手続きに進めます。認知症のおそれがあると判定された場合は、医師の診断が必要になります。

※情報は記事作成時のものです。
※この記事は『75歳からの免許更新はこれでバッチリ!運転免許認知機能検査完全ガイド』(マキノ出版)に掲載されています。

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